2005年イタリアグランプリとは? わかりやすく解説

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2005年イタリアグランプリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/21 08:29 UTC 版)

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 2005年イタリアグランプリ
レース詳細
2005年F1世界選手権全19戦の第15戦
日程 2005年シーズン
決勝開催日 9月4日
正式名称 LXXVI Gran Premio d'Italia
開催地 モンツァ・サーキット
イタリアモンツァ
コース Permanent racing facility
コース長 5.793
レース距離 306.720
決勝日天候 Sunny
ポールポジション
ドライバー マクラーレン-メルセデス
タイム 1:21.054
ファステストラップ
ドライバー キミ・ライコネン マクラーレン-メルセデス
タイム 1:21.504 (51周目)
決勝順位
優勝 マクラーレン-メルセデス
2位 ルノー
3位 ルノー

2005年イタリアグランプリ (LXXVI Gran Premio d'Italia) は、2005年F1世界選手権の第15戦として、2005年9月4日にモンツァ・サーキットで開催された。ファン・パブロ・モントーヤがF1史上最速の372.6 km/h (231.5 mph) を記録したレースであった[1]

レース概要

キミ・ライコネンは予選で最速タイムを記録したが、エンジンを交換したことのペナルティで10グリッド降格処分を受け11番手スタート、代わってモントーヤがポールポジションを得た。

レースはモントーヤが制し、2位にフェルナンド・アロンソ、3位にジャンカルロ・フィジケラが入った。ライコネンは11番手からスタートしヤルノ・トゥルーリラルフ・シューマッハアントニオ・ピッツォニアジェンソン・バトンを抑えて4位に入った。ライコネンはワンストップ作戦で優勝を狙えたが、タイヤの空気圧低下でやむなく2度目のピットストップを行った。

アロンソはこのレースで総ポイント103となり、2位のライコネンとの差を27と3ポイント広げた。これにミハエル・シューマッハが55ポイントで続くが、タイトルは以降アロンソとライコネンの間で争われることとなる。モントーヤはシューマッハより上位でフィニッシュし、10ポイントを得たものの50ポイントとランキングでは依然シューマッハの下であった。コンストラクターではルノーが146ポイントで、マクラーレン-メルセデスに10ポイントの差をつけて首位を維持した。フェラーリが86ポイントで3位、トヨタは7ポイントを得、78ポイントで4位となる。

このレースではリタイヤした車両が無かった。これは1961年オランダグランプリ以来の珍事であり、このグランプリ以降で全車完走となったレースは2011年ヨーロッパグランプリ2016年中国グランプリ2016年日本グランプリとなる。2005年アメリカグランプリもリタイアした車両が無かったレースであるが、ミシュランタイヤ装着車が出走を取りやめ6台で争われたレースであった。2015年日本グランプリフェリペ・ナッセのみリタイアしたが90%以上走行していたため完走扱いとなり、全車完走となっている。

アントニオ・ピッツォニアニック・ハイドフェルドに代わってシーズンの残りを走ることとなった。

予選

順位 No ドライバー コンストラクター 周回
1 9 キミ・ライコネン マクラーレン-メルセデス 1:20.878
2 10 ファン・パブロ・モントーヤ マクラーレン-メルセデス 1:21.054 +0.176
3 5 フェルナンド・アロンソ ルノー 1:21.319 +0.441
4 3 ジェンソン・バトン B・A・R-ホンダ 1:21.369 +0.491
5 4 佐藤琢磨 B・A・R-ホンダ 1:21.477 +0.599
6 16 ヤルノ・トゥルーリ トヨタ 1:21.640 +0.762
7 1 ミハエル・シューマッハ フェラーリ 1:21.721 +0.843
8 2 ルーベンス・バリチェロ フェラーリ 1:21.962 +1.084
9 6 ジャンカルロ・フィジケラ ルノー 1:22.068 +1.190
10 17 ラルフ・シューマッハ トヨタ 1:22.266 +1.388
11 14 デビッド・クルサード レッドブル-コスワース 1:22.304 +1.426
12 11 ジャック・ヴィルヌーヴ ザウバー-ペトロナス 1:22.356 +1.478
13 15 クリスチャン・クリエン レッドブル-コスワース 1:22.532 +1.654
14 7 マーク・ウェバー ウィリアムズ-BMW 1:22.560 +1.682
15 12 フェリペ・マッサ ザウバー-ペトロナス 1:23.060 +2.182
16 8 アントニオ・ピッツォニア ウィリアムズ-BMW 1:23.291 +2.413
17 18 ティアゴ・モンテイロ ジョーダン-トヨタ 1:24.666 +3.788
18 20 ロバート・ドーンボス ミナルディ-コスワース 1:24.904 +4.026
19 19 ナレイン・カーティケヤン ジョーダン-トヨタ 1:25.859 +4.981
20 21 クリスチャン・アルバース ミナルディ-コスワース 1:26.964 +6.086

決勝

順位 No ドライバー コンストラクター 周回 タイム グリッド ポイント
1 10 ファン・パブロ・モントーヤ マクラーレン-メルセデス 53 1:14:28.659 1 10
2 5 フェルナンド・アロンソ ルノー 53 +2.479 2 8
3 6 ジャンカルロ・フィジケラ ルノー 53 +17.975 8 6
4 9 キミ・ライコネン マクラーレン-メルセデス 53 +22.775 11 5
5 16 ヤルノ・トゥルーリ トヨタ 53 +33.786 5 4
6 17 ラルフ・シューマッハ トヨタ 53 +43.925 9 3
7 8 アントニオ・ピッツォニア ウィリアムズ-BMW 53 +44.643 16 2
8 3 ジェンソン・バトン B・A・R-ホンダ 53 +1:03.635 3 1
9 12 フェリペ・マッサ ザウバー-ペトロナス 53 +1:15.413 15
10 1 ミハエル・シューマッハ フェラーリ 53 +1:36.070 6
11 11 ジャック・ヴィルヌーヴ ザウバー-ペトロナス 52 +1 lap 12
12 2 ルーベンス・バリチェロ フェラーリ 52 +1 lap 7
13 15 クリスチャン・クリエン レッドブル-コスワース 52 +1 lap 13
14 7 マーク・ウェバー ウィリアムズ-BMW 52 +1 lap 14
15 14 デビッド・クルサード レッドブル-コスワース 52 +1 lap 10
16 4 佐藤琢磨 B・A・R-ホンダ 52 +1 lap 4
17 18 ティアゴ・モンテイロ ジョーダン-トヨタ 51 +2 laps 17
18 20 ロバート・ドーンボス ミナルディ-コスワース 51 +2 laps 18
19 21 クリスチャン・アルバース ミナルディ-コスワース 51 +2 laps 20
20 19 ナレイン・カーティケヤン ジョーダン-トヨタ 50 +3 laps 19

第15戦終了時点でのランキング

  • 太字は理論上ワールドチャンピオンの可能性あり
  • :ドライバー、コンストラクター共にトップ5のみ表示。

参照

  1. ^ Montoya bate el record de velocidad de un Formula 1”. 2011年4月13日閲覧。


前戦
2005年トルコグランプリ
FIA F1世界選手権
2005年シーズン
次戦
2005年ベルギーグランプリ
前回開催
2004年イタリアグランプリ
イタリアグランプリ 次回開催
2006年イタリアグランプリ

座標: 北緯45度36分56秒 東経9度16分52秒 / 北緯45.61556度 東経9.28111度 / 45.61556; 9.28111




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