2002年マレーシアグランプリとは? わかりやすく解説

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2002年マレーシアグランプリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/05 09:02 UTC 版)

 2002年マレーシアグランプリ
レース詳細
2002年F1世界選手権全17戦の第2戦
日程 2002年シーズン
決勝開催日 3月17日
正式名称 Petronas Malaysian Grand Prix
開催地 セパン・インターナショナル・サーキット
マレーシアセパン
コース長 5.543
レース距離 310.408
ポールポジション
ドライバー フェラーリ
タイム 1:35.266
ファステストラップ
ドライバー ファン・パブロ・モントーヤ ウィリアムズ
タイム 1:38.049 (38周目)
決勝順位
優勝 ウィリアムズ
2位 ウィリアムズ
3位 フェラーリ

2002年マレーシアグランプリ (Petronas Malaysian Grand Prix) は、2002年F1世界選手権の第2戦として、2002年3月17日にセパン・インターナショナル・サーキットで開催された。このレースはオープニングラップでのウィリアムズファン・パブロ・モントーヤフェラーリミハエル・シューマッハの接触事故で、モントーヤがドライブスルーのペナルティを科せられたことで知られる。スチュワードによるこの決定は物議を醸し、事故の「被害者」とされるシューマッハはこの決定に対して「(決定がモントーヤにとって)あまりにも厳しかった」とコメントした。

レースはウィリアムズのラルフ・シューマッハが制し、「ほとんど完全なレース」であったとコメントした。2位はチームメイトのモントーヤ、3位には兄のミハエルが入賞した。

FIAによる「回避可能である」と考えられる事故にかかわるドライバーに対する罰則に関し、スチュワードに対してより多くの権限を与えるという決定が本レースの後になされた。

また、前年を以て破産したプロスト・グランプリを買収したイギリスの投資会社フェニックスが「フェニックス・グランプリ」としてプロスト・AP04トム・ウォーキンショー・レーシング(TWR)のエンジンを搭載したマシンとドライバーのタルソ・マルケスガストン・マッツァカーネ、TWRから借りたスタッフを伴ってマレーシア入りして本グランプリに参戦しようとしていたが、FIAにより拒否されている[1]


結果

予選

順位 No ドライバー チーム 周回
1 1 ミハエル・シューマッハ フェラーリ 1:35.266
2 6 ファン・パブロ・モントーヤ ウィリアムズ-BMW 1:35.497 +0.231
3 2 ルーベンス・バリチェロ フェラーリ 1:35.891 +0.625
4 3 ラルフ・シューマッハ ウィリアムズ-BMW 1:36.028 +0.762
5 4 キミ・ライコネン マクラーレン-メルセデス 1:36.468 +1.202
6 3 デビッド・クルサード マクラーレン-メルセデス 1:36.477 +1.211
7 7 ニック・ハイドフェルド ザウバー-ペトロナス 1:37.199 +1.933
8 15 ジェンソン・バトン ルノー 1:37.245 +1.979
9 9 ジャンカルロ・フィジケラ ジョーダン-ホンダ 1:37.536 +2.270
10 24 ミカ・サロ トヨタ 1:37.694 +2.428
11 20 ハインツ=ハラルド・フレンツェン アロウズ-コスワース 1:37.919 +2.653
12 14 ヤルノ・トゥルーリ ルノー 1:37.920 +2.654
13 11 ジャック・ヴィルヌーヴ BAR-ホンダ 1:38.039 +2.773
14 8 フェリペ・マッサ ザウバー-ペトロナス 1:38.057 +2.791
15 10 佐藤琢磨 ジョーダン-ホンダ 1:38.141 +2.875
16 21 エンリケ・ベルノルディ アロウズ-コスワース 1:38.284 +3.018
17 17 ペドロ・デ・ラ・ロサ ジャガー-コスワース 1:38.374 +3.108
18 12 オリビエ・パニス BAR-ホンダ 1:38.390 +3.124
19 25 アラン・マクニッシュ トヨタ 1:38.959 +3.693
20 16 エディ・アーバイン ジャガー-コスワース 1:39.121 +3.855
21 23 マーク・ウェバー ミナルディ-アジアテック 1:39.454 +4.188
22 22 アレックス・ユーン ミナルディ-アジアテック 1:40.158 +4.892

決勝

順位 No ドライバー チーム 周回 タイム グリッド ポイント
1 5 ラルフ・シューマッハ ウィリアムズ-BMW 56 1:34:12.912 4 10
2 6 ファン・パブロ・モントーヤ ウィリアムズ-BMW 56 +39.700 2 6
3 1 ミハエル・シューマッハ フェラーリ 56 +1:01.795 1 4
4 15 ジェンソン・バトン ルノー 56 +1:09.767 8 3
5 7 ニック・ハイドフェルド ザウバー-ペトロナス 55 +1 Lap 7 2
6 8 フェリペ・マッサ ザウバー-ペトロナス 55 +1 Lap 14 1
7 25 アラン・マクニッシュ トヨタ 55 +1 Lap 19  
8 11 ジャック・ヴィルヌーヴ BAR-ホンダ 55 +1 Lap 13  
9 10 佐藤琢磨 ジョーダン-ホンダ 54 +2 Laps 15  
10 17 ペドロ・デ・ラ・ロサ ジャガー-コスワース 54 +2 Laps 17  
11 20 ハインツ=ハラルド・フレンツェン アロウズ-コスワース 54 +2 Laps 11  
12 24 ミカ・サロ トヨタ 53 +3 Laps 10  
13 9 ジャンカルロ・フィジケラ ジョーダン-ホンダ 53 +3 Laps 9  
リタイア 2 ルーベンス・バリチェロ フェラーリ 39 エンジン 3  
リタイア 23 マーク・ウェバー ミナルディ-アジアテック 34 電気系 21  
リタイア 16 エディ・アーバイン ジャガー-コスワース 30 ハイドロリック 20  
リタイア 22 アレックス・ユーン ミナルディ-アジアテック 29 ギアボックス 22  
リタイア 4 キミ・ライコネン マクラーレン-メルセデス 24 エンジン 5  
リタイア 21 エンリケ・ベルノルディ アロウズ-コスワース 20 燃料圧 16  
リタイア 3 デビッド・クルサード マクラーレン-メルセデス 15 エンジン 6  
リタイア 12 オリビエ・パニス BAR-ホンダ 9 クラッチ 18  
リタイア 14 ヤルノ・トゥルーリ ルノー 9 オーバーヒート 12  

第2戦終了時点でのランキング

  • :ドライバー、コンストラクター共にトップ5のみ表示。

参照

  1. ^ FIAは新チームのエントリーを認めず”. レスポンス(Response.jp). 2022年10月21日閲覧。

All Grand Prix results taken from:

  • Official Formula One Website Results Archive > 2002 Malaysian Grand Prix: Formula1.com. Retrieved 20 December 2006
  • Formula One Database > 2002 Malaysian Grand Prix F1db.com. Retrieved 20 December 2006
前戦
2002年オーストラリアグランプリ
FIA F1世界選手権
2002年シーズン
次戦
2002年ブラジルグランプリ
前回開催
2001年マレーシアグランプリ
マレーシアグランプリ 次回開催
2003年マレーシアグランプリ

座標: 北緯2度45分39.2秒 東経101度44分16.2秒 / 北緯2.760889度 東経101.737833度 / 2.760889; 101.737833




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