2004年オーストラリアグランプリとは? わかりやすく解説

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2004年オーストラリアグランプリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/21 08:14 UTC 版)

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 2004年オーストラリアグランプリ
レース詳細
2004年F1世界選手権全18戦の第1戦
日程 2004年シーズン
決勝開催日 3月7日
正式名称 2004 Formula 1 Foster's Australian Grand Prix
開催地 アルバート・パーク・サーキット
オーストラリアメルボルン
コース Temporary street racing facility
コース長 5.303
レース距離 307.574
決勝日天候 Dry & cloudy
ポールポジション
ドライバー フェラーリ
タイム 1:24.408
ファステストラップ
ドライバー ミハエル・シューマッハ フェラーリ
タイム 1:24.125 (29周目)
決勝順位
優勝 フェラーリ
2位 フェラーリ
3位 ルノー

2004年オーストラリアグランプリ (2004 Formula 1 Foster's Australian Grand Prix) は、2004年F1世界選手権の開幕戦として、2004年3月7日にアルバート・パーク・サーキットで開催された。フェラーリミハエル・シューマッハがポールトゥウィンを達成し、チームメイトのルーベンス・バリチェロが2位に入賞した。フェラーリはコンストラクターズポイントを18ポイント獲得し、2位に9ポイントと大きな差をつけた。ウィリアムズルノーB・A・Rがこれに続いた。前年好調であったマクラーレンデビッド・クルサードが8位入賞、1ポイントを獲得した[1]

レース概要

予選でフェラーリがフロントローを独占、ファン・パブロ・モントーヤが3番手に入った。ジャンマリア・ブルーニクリスチャン・クリエンオリビエ・パニスは時間内にタイムアタックすることができなかった[2]

決勝ではフェラーリが他チームに対して優位な立場にあることが証明された。シューマッハとバリチェロによるフェラーリの1-2は、2002年日本グランプリ以来であった。2位のバリチェロと3位のフェルナンド・アロンソの間には20秒以上の差があった。シューマッハは58ラップすべてで首位を明け渡すこと無くチェッカーを受けた[3]。スタートでモントーヤはルノーのアロンソに隙を突かれ、縁石を超えて芝生に乗り上げ大きく順位を落とす。モントーヤはチームメイトのラルフ・シューマッハの後方に下がった。ラルフをレースで一時は追い抜きながらも、結局モントーヤはラルフに次ぐ5位でレースを終えた。

アロンソは3位でルノーを表彰台に導いたが、ジェンソン・バトンは6位に終わった。マクラーレンは前年ほどの戦闘力が無く、キミ・ライコネンはエンジントラブルでリタイアし、クルサードが8位入賞、ようやく1ポイントを獲得した。マクラーレンは予選では中盤に沈み、ライコネンが10位、クルサードが12位であった[1]

ザウバーのジャンカルロ・フィジケラはジョーダンのニック・ハイドフェルドと共に中段グループで長時間争った。フィジケラがハイドフェルドをパスし、ハイドフェルドは後にトランスミッションの不具合でリタイアした。

この他、ミナルディのゾルト・バウムガルトナー、ジャガーのマーク・ウェバー、ザウバーのフェリペ・マッサがリタイアした。ウェバーは6番手でスタートしたが、29ラップ目にトランスミッションのトラブルに泣いた。マッサは360度のスピンを乗り切ったものの、エンジンブローでリタイアした。

決勝

順位 No ドライバー チーム 周回 タイム グリッド ポイント
1 1 ミハエル・シューマッハ フェラーリ 58 1:24:15.757 1 10
2 2 ルーベンス・バリチェロ フェラーリ 58 +13.605 2 8
3 8 フェルナンド・アロンソ ルノー 58 +34.673 5 6
4 4 ラルフ・シューマッハ ウィリアムズ-BMW 58 +1:00.423 8 5
5 3 ファン・パブロ・モントーヤ ウィリアムズ-BMW 58 +1:08.536 3 4
6 9 ジェンソン・バトン B・A・R-ホンダ 58 +1:10.598 4 3
7 7 ヤルノ・トゥルーリ ルノー 57 +1 Lap 9 2
8 5 デビッド・クルサード マクラーレン-メルセデス 57 +1 Lap 12 1
9 10 佐藤琢磨 B・A・R-ホンダ 57 +1 Lap 7
10 11 ジャンカルロ・フィジケラ ザウバー-ペトロナス 57 +1 Lap 14
11 15 クリスチャン・クリエン ジャガー-コスワース 56 +2 Laps 19
12 16 クリスチアーノ・ダ・マッタ トヨタ 56 +2 Laps 13
13 17 オリビエ・パニス トヨタ 56 +2 Laps 18
14 19 ジョルジオ・パンターノ ジョーダン-フォード 55 +3 Laps 16
リタイア 12 フェリペ・マッサ ザウバー-ペトロナス 44 エンジン 11
リタイア 18 ニック・ハイドフェルド ジョーダン-フォード 43 トランスミッション 15
NC 20 ジャンマリア・ブルーニ ミナルディ-コスワース 43 Not Classified 20
リタイア 14 マーク・ウェバー ジャガー-コスワース 29 トランスミッション 6
リタイア 21 ゾルト・バウムガルトナー ミナルディ-コスワース 13 電気系 17
リタイア 6 キミ・ライコネン マクラーレン-メルセデス 9 エンジン 10

第1戦終了時点でのランキング

  • :ドライバー、コンストラクター共にトップ5のみ表示。

参照

  1. ^ a b "McLaren knows its weaknesses" Motorsport.com Retrieved 28 December 2007
  2. ^ "2004 Australian Grand Prix starting grid" Motorsport.com Retrieved 28 December 2007
  3. ^ "Dominant Australian GP win for Schumacher" Motorsport.com Retrieved 28 December 2007


FIA F1世界選手権
2004年シーズン
次戦
2004年マレーシアグランプリ
前回開催
2003年オーストラリアグランプリ
オーストラリアグランプリ 次回開催
2005年オーストラリアグランプリ

座標: 南緯37度50分59秒 東経144度58分06秒 / 南緯37.84972度 東経144.96833度 / -37.84972; 144.96833




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