2002年モナコグランプリとは? わかりやすく解説

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2002年モナコグランプリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/23 14:52 UTC 版)

 2002年モナコグランプリ
レース詳細
日程 2002年シーズン第7戦
決勝開催日 2002年5月26日
開催地 モンテカルロ市街地コース
モナコ モンテカルロ
コース長 3.340km
レース距離 78周(260.520km)
決勝日天候 晴れ(ドライ)
ポールポジション
ドライバー
タイム 1'16.676
ファステストラップ
ドライバー ルーベンス・バリチェロ
タイム 1'18.023(Lap 68)
決勝順位
優勝
2位
3位

2002年モナコグランプリ(2002 Monaco Grand Prix)は、2002年のF1世界選手権第7戦として、2002年5月26日モンテカルロ市街地コースで開催された。

レース前

前戦オーストリアグランプリで大事故にあい負傷した佐藤琢磨は大事に至らず、無事にモナコを訪れた。

予選

結果

順位 No ドライバー チーム タイム
1 6 ファン・パブロ・モントーヤ ウィリアムズBMW 1'16.676
2 3 デビッド・クルサード マクラーレンメルセデス 1'17.068 +0.392
3 1 ミハエル・シューマッハ フェラーリ 1'17.118 +0.442
4 5 ラルフ・シューマッハ ウィリアムズBMW 1'17.274 +0.598
5 2 ルーベンス・バリチェロ フェラーリ 1'17.357 +0.681
6 14 ヤルノ・トゥルーリ ルノー 1'17.552 +0.876
7 4 キミ・ライコネン マクラーレンメルセデス 1'17.660 +0.984
8 15 ジェンソン・バトン ルノー 1'18.132 +1.456
9 24 ミカ・サロ トヨタ 1'18.234 +1.558
10 25 アラン・マクニッシュ トヨタ 1'18.292 +1.616
11 9 ジャンカルロ・フィジケラ ジョーダンホンダ 1'18.342 +1.666
12 20 ハインツ=ハラルド・フレンツェン アロウズコスワース 1'18.607 +1.931
13 8 フェリペ・マッサ ザウバーペトロナス 1'19.006 +2.330
14 11 ジャック・ヴィルヌーヴ BARホンダ 1'19.252 +2.576
15 21 エンリケ・ベルノルディ アロウズコスワース 1'19.412 +2.736
16 10 佐藤琢磨 ジョーダンホンダ 1'19.461 +2.785
17 7 ニック・ハイドフェルド ザウバーペトロナス 1'19.500 +2.824
18 12 オリビエ・パニス BARホンダ 1'19.569 +2.893
19 23 マーク・ウェバー ミナルディアジアテック 1'19.674 +2.998
20 17 ペドロ・デ・ラ・ロサ ジャガーコスワース 1'19.796 +3.120
21 16 エディ・アーバイン ジャガーコスワース 1'20.139 +3.463
22 21 アレックス・ユーン ミナルディアジアテック 1'21.599 +4.923

決勝

展開

予選でポールポジションを獲得したモントーヤであるが、スタートでクルサードに次ぐ2位に後退。ペースが伸びず、クルサード、モントーヤ、シューマッハ兄弟の4台が接近戦となる。バトンはフライングを取られペナルティを受けた。

レースは序盤から接触が相次ぎ、マクニッシュや佐藤らはウォールにマシンをヒットさせた。バリチェロはライコネンに追突し宙をまうクラッシュを喫し、マッサもベルノルディと、パニスもバトンとクラッシュするなど接触も相次いだ。

レース折り返し地点を過ぎ、先頭の4台ではシューマッハが最初にピットインするが、モントーヤはその直後、エンジンを壊し白い煙を上げながらリタイヤ。50周過ぎにクルサードがピットイン、シューマッハの直前でコースに復帰する。バリチェロはアクシデントの責任を問われるなどしペナルティを受けた。

終盤にはクルサードとシューマッハが接近戦となり、「スピード・キング」トゥルーリは周回遅れに進路を阻まれフィジケラの接近を許し、後方でもアロウズのフレンツェンとフェラーリのバリチェロという資金規模が大きく異なるチームの争いが見られた。サロはブレーキの故障で大クラッシュ、マッサも1コーナーで大クラッシュを喫するが両者とも大事には至らなかった。

レース終了。クルサードがシューマッハを抑えてトップでチェッカーを受けた。3位はタイヤトラブルで終盤に2回目のピットインを強いられたラルフ・シューマッハが入った。ラルフ・シューマッハはこれがモナコでは初の表彰台であり、同時にモナコ初入賞・初完走となった。フレンツェンは後方からファステストラップをマークするバリチェロを最後まで抑えきり今シーズン2回目の入賞となったが、フレンツェンの今シーズンの入賞はこれが最後であり、アロウズにとっても最後の入賞であった。

結果

順位 No ドライバー チーム 周回数 タイム/リタイア グリッド ポイント
1 3 デビッド・クルサード マクラーレンメルセデス 78 1:45'39.055 2 10
2 1 ミハエル・シューマッハ フェラーリ 78 +1.050 3 6
3 5 ラルフ・シューマッハ ウィリアムズBMW 78 +1'07.450 4 4
4 14 ヤルノ・トゥルーリ ルノー 77 +1 Lap 7 3
5 9 ジャンカルロ・フィジケラ ジョーダンホンダ 77 +1 Lap 11 2
6 20 ハインツ=ハラルド・フレンツェン アロウズコスワース 77 +1 Lap 12 1
7 2 ルーベンス・バリチェロ フェラーリ 77 +1 Lap 5  
8 7 ニック・ハイドフェルド ザウバーペトロナス 76 +2 Laps 15  
9 16 エディ・アーバイン ジャガーコスワース 76 +2 Laps 19  
10 17 ペドロ・デ・ラ・ロサ ジャガーコスワース 76 +2 Laps 17  
11 23 マーク・ウェバー ミナルディアジアテック 76 +2 Laps 20  
12 21 エンリケ・ベルノルディ アロウズコスワース 76 +2 Laps 21  
Ret 24 ミカ・サロ トヨタ 69 ブレーキ 9  
Ret 8 フェリペ・マッサ ザウバーペトロナス 63 クラッシュ 13  
Ret 12 オリビエ・パニス BARホンダ 51 接触 18  
Ret 15 ジェンソン・バトン ルノー 51 接触 8  
Ret 6 ファン・パブロ・モントーヤ ウィリアムズBMW 46 エンジン 1  
Ret 11 ジャック・ヴィルヌーヴ BARホンダ 44 メカニカル 14  
Ret 4 キミ・ライコネン マクラーレンメルセデス 41 接触 6  
Ret 22 アレックス・ユーン ミナルディアジアテック 29 クラッシュ 22  
Ret 10 佐藤琢磨 ジョーダンホンダ 22 単独クラッシュ 16  
Ret 25 アラン・マクニッシュ トヨタ 15 クラッシュ 10  

外部リンク

前戦
2002年オーストリアグランプリ
FIA F1世界選手権
2002年シーズン
次戦
2002年カナダグランプリ
前回開催
2001年モナコグランプリ
モナコグランプリ 次回開催
2003年モナコグランプリ



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