2006年サンマリノグランプリとは? わかりやすく解説

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2006年サンマリノグランプリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/10 02:17 UTC 版)

 2006年サンマリノグランプリ
レース詳細
日程 2006年シーズン第4戦
決勝開催日 4月23日
開催地 イモラ・サーキット
イタリア イーモラ
コース長 4.933km
レース距離 62周(305.609km)
決勝日天候 晴れ(ドライ)
ポールポジション
ドライバー
タイム 1'22.795
ファステストラップ
ドライバー フェルナンド・アロンソ
タイム 1'24.569(Lap 23)
決勝順位
優勝
2位
3位

2006年サンマリノグランプリは、2006年F1世界選手権第4戦として、2006年4月23日イモラ・サーキットで開催された。

このレースはサンマリノグランプリとして開催された最後のF1グランプリである。イモラはその後何年もF1を開催しなかったが、2020年にエミリアロマーニャGPとして復活開催した。

予選

展開

順位 No ドライバー チーム Q3 Q2 Q1 グリッド
1 5 ミハエル・シューマッハ フェラーリ 1:22.795 1:22.579 1:24.598 1
2 12 ジェンソン・バトン ホンダ 1:22.988 1:23.749 1:24.480 2
3 11 ルーベンス・バリチェロ ホンダ 1:23.242 1:23.760 1:24.727 3
4 6 フェリペ・マッサ フェラーリ 1:23.702 1:23.595 1:24.884 4
5 1 フェルナンド・アロンソ ルノー 1:23.709 1:23.743 1:23.536 5
6 7 ラルフ・シューマッハ トヨタ 1:23.772 1:23.565 1:24.370 7
7 4 ファン・パブロ・モントーヤ マクラーレンメルセデス 1:24.021 1:23.760 1:24.960 7
8 3 キミ・ライコネン マクラーレンメルセデス 1:24.158 1:23.190 1:24.259 8
9 8 ヤルノ・トゥルーリ トヨタ 1:24.172 1:23.727 1:24.446 9
10 9 マーク・ウェバー ウィリアムズコスワース 1:24.795 1:23.718 1:24.992 10
11 2 ジャンカルロ・フィジケラ ルノー 1:23.771 1:24.434 11
12 17 ジャック・ヴィルヌーヴ BMWザウバー 1:23.887 1:25.081 12
13 10 ニコ・ロズベルグ ウィリアムズコスワース 1:23.966 1:24.495 13
14 14 デビッド・クルサード レッドブルフェラーリ 1:24.101 1:24.849 14
15 16 ニック・ハイドフェルド BMWザウバー 1:24.129 1:25.410 15
16 20 ヴィタントニオ・リウッツィ トロ・ロッソコスワース 1:24.520 1:24.879 16
17 15 クリスチャン・クリエン レッドブルフェラーリ 1:25.410 17
18 21 スコット・スピード トロ・ロッソコスワース 1:25.437 18
19 18 ティアゴ・モンテイロ ミッドランドトヨタ 1:26.820 19
20 19 クリスチャン・アルバース ミッドランドトヨタ 1:27.088 20
21 22 佐藤琢磨 スーパーアグリホンダ 1:27.609 21
22 23 井出有治 スーパーアグリホンダ 1:29.282 22
  • 太字は各セッションの最速タイム

決勝

展開

ポールポジションを獲得したシューマッハがトップを守る。しかし後方でスーパーアグリの井出がビルヌーブ~トサの間でミッドランドF1のアルバースと接触。アルバースのM16はマシン底部を上にひっくり返った状態で停止する。幸いにも両ドライバーにけがはなかった。レースはセーフティカーが導入された。

セーフティカー開けた後はシューマッハがトップをキープ、しかし全車1回目のピットインが終わるとシューマッハのマシンのペースが落ち、シューマッハのすぐ後ろにアロンソがつく、というレース展開になる。周回遅れとなるマシンが出ている中、ルノー陣営はアロンソを先に2回目のピットインさせるものの、シューマッハが次の周にピットインしアロンソの前の2位で復帰、ピットインでの順位変更は起こらなかった。

その後先頭のモントーヤのピットインによりシューマッハが先頭、アロンソがそれを追う展開になるが、シューマッハはミスをせずラインを守る。一方アロンソはビルヌーブでミスをした結果、シューマッハとの差が広がる。これによりシューマッハは通算85勝目、ミシュラン勢がボイコットした昨年のアメリカグランプリ以来、全車がスタートしたレースでは2004年の日本グランプリ以来となる優勝を飾る。

予選で活躍したホンダ勢ではあったが軽い燃料でQ3を戦った結果であり、バリチェロ、バトンともにピットでのミスが重なり、とくにバトンは給油用ノズルをつけたまま発車しようとしてしまう。逆にマクラーレン・メルセデス勢が上位にあがり、特にモントーヤはフェラーリの1台を抑えて3位表彰台に登壇した。

スーパーアグリは井出のほか佐藤もレース終盤にリタイヤ。その後FIAからの勧告を受け次のヨーロッパグランプリではフランス人のテスター、フランク・モンタニーがドライブすることになる。その後井出はスーパーライセンスを剥奪され、これが彼の最後のF1グランプリとなった。

結果

順位 No ドライバー チーム 周回数 タイム/リタイア グリッド ポイント
1 5 ミハエル・シューマッハ フェラーリ 62 1:31:06.486 1 10
2 1 フェルナンド・アロンソ ルノー 62 +2.096 5 8
3 4 ファン・パブロ・モントーヤ マクラーレンメルセデス 62 +15.868 7 6
4 6 フェリペ・マッサ フェラーリ 62 +17.096 4 5
5 3 キミ・ライコネン マクラーレンメルセデス 62 +17.524 8 4
6 9 マーク・ウェバー ウィリアムズコスワース 62 +37.739 10 3
7 12 ジェンソン・バトン ホンダ 62 +39.635 2 2
8 2 ジャンカルロ・フィジケラ ルノー 62 +40.200 11 1
9 7 ラルフ・シューマッハ トヨタ 62 +45.511 6
10 11 ルーベンス・バリチェロ ホンダ 62 +1:17.851 3
11 10 ニコ・ロズベルグ ウィリアムズコスワース 62 +1:19.675 13
12 17 ジャック・ヴィルヌーヴ BMWザウバー 62 +1:22.370 12
13 16 ニック・ハイドフェルド BMWザウバー 61 +1 Lap 15
14 20 ヴィタントニオ・リウッツィ トロ・ロッソコスワース 61 +1 Lap 16
15 21 スコット・スピード トロ・ロッソコスワース 61 +1 Lap 18
16 18 ティアゴ・モンテイロ ミッドランドトヨタ 60 +2 Laps 19
Ret 14 デビッド・クルサード レッドブルフェラーリ 47 ドライブシャフト 14
Ret 22 佐藤琢磨 スーパーアグリホンダ 44 クラッシュ 21
Ret 15 クリスチャン・クリエン レッドブルフェラーリ 40 ハイドロリック 17
Ret 23 井出有治 スーパーアグリホンダ 23 サスペンション 22
Ret 8 ヤルノ・トゥルーリ トヨタ 5 ステアリング 9
Ret 19 クリスチャン・アルバース ミッドランドトヨタ 0 クラッシュ 20

関連項目

外部リンク

前戦
2006年オーストラリアグランプリ
FIA F1世界選手権
2006年シーズン
次戦
2006年ヨーロッパグランプリ
前回開催
2005年サンマリノグランプリ
サンマリノグランプリ 次回開催
2007年サンマリノグランプリ



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