2代目 XP17#G型とは? わかりやすく解説

2代目 XP17#G型(2015年 - 2022年予定)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 15:52 UTC 版)

トヨタ・シエンタ」の記事における「2代目 XP17#G型(2015年 - 2022年予定)」の解説

12年ぶりにフルモデルチェンジ実施した2代目は、「ユニバーサルクールなトヨタ最小ミニバン」として開発が行われた。 エクステリアは、「ミニバン四角ハコ型」というこれまでの概念打ち破り、「Active & Fun」をキーワードに「トレッキングシューズ」をイメージした機能性動感表現サイドビューは、シアターレイアウト(後席にいくほど高くなる乗員配置)に沿ったサイドシルエットやベルトラインによりキャビン全体前傾見せ手法を採った。また、フロントヘッドランプからフォグランプ・グリルへと一筆書きのようにつながるバンパーガーニッシュを採用し特徴的な表情創出リヤにもコンビネーションランプとバンパープロテクターを融合させたバンパーガーニッシュを採用したボディサイズは、先代モデルに対して全長135 mmホイールベース50 mm延長され全高2WD車が5 mm4WD車が15 mm高くなった。一方全幅は1,695 mm変わらず5ナンバー枠内サイズ維持したインテリアは、インストルメントパネルアッパー部とロア部で構成されロア部にはスイッチなどの操作系を腕の動き沿って配置オレンジアクセントカラーやサテンメッキ・ピアノブラックの加飾施し助手席アッパーボックスにもオレンジ加飾施した。 ハイブリッドバッテリーをセカンドシート足元の下、薄型燃料タンクをセカンドシート下に搭載することで低床フラットフロア実現スライドドア乗り込み高さを330 mm2WD車)と先代モデル比で55 mm低くし、ドア開口幅も50 mm拡大した665 mmとして乗降性高めたまた、座席ヒップポイントを後席に行くほど高くしたレイアウトとした。セカンドシートはニークリアランスを25 mm拡大して足元のゆとりを確保。サードシートはシート幅を70 mm拡大した幅広ベンチシート採用。セカンドシートにはワンタッチ折りたためるタンブル機構を、またサードシートは、セカンドシート下に格納できるダイブイン格納機構備え多様なシートアレンジ大容量ラゲージスペース創出できる。 パワートレインにはモデル初となるハイブリッド車新設定した。同社のコンパクトハイブリッドカー「アクア」に搭載されていた1.5 Lハイブリッドシステムリダクション機構THS-II)をベースに、直列4気筒DOHC1.5 Lエンジン1NZ-FXE」型とモーターには新形式の「2LM」型を採用したシステム最高出力73 kW100 PS)を発生するトランスミッション電気式無段変速機組み合わせ駆動方式2WD前輪駆動)のみの設定2015年7月発売時点ではミニバントップレベルのJC08モード燃費27.2 km/L実現2018年9月マイナーチェンジでは、細部改良によりさらに燃費改善された。 ノンハイブリッド仕様車は(2WD車のみ)新規開発ガソリンエンジンである「2NR-FKE」型を採用した。こちらは同年3月から既存2代目カローラアクシオ/3代目カローラフィールダーより先行搭載されいたもので、アトキンソンサイクル、クールドEGRVVT-iEなどを採用しアイドリングストップ機能Stop & Start System」を標準装備したことでJC08モード燃費は、先代モデルの19.0 km/Lから、20.6 km/L(X"Vパッケージ" 。X、Gは20.2 km/L)に向上した。なお、最高出力/最大トルクは、先代モデル搭載していた「1NZ-FE」型に対し1 kW(1 PS)/5 N・m0.5 kgf・m)低下し80 kW109 PS)/136 N・m(13.9 kgf・m)を発生する一方4WD車は、先代モデル引き続き1NZ-FE」型を継続搭載先代モデルとの比較で、最高出力は1 kW(2nPS)、最大トルクは6 N・m0.6 kgf・m)低下し76 kW103 PS)/132 N・m(13.5 kgf・m)を発生4WD車は「Stop & Start System」は未設定なものの、JC08モード燃費先代モデル1.4 km/L向上し15.4 km/Lとなったサスペンション形式前後共に先代モデルと同じ形式採用したフロントマクファーソンストラット式リヤ2WD車がトーションビーム式4WD車にダブルウィッシュボーン式採用また、リヤブレーキはリーディングトレーリングドラムからディスク式に変更となったまた、ホイールボルトが先代の4本から5本(PCD100 mm)へと変更されている。 安全性能では、衝突回避支援パッケージToyota Safety Sense C」を全車メーカーオプション設定。プリクラッシュセーフティ(レーサーレーダー+単眼カメラ方式)、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビーム3つ機能構成される。なお、2018年9月マイナーチェンジでは、プリクラッシュセーフティに昼間での歩行者検知機能加えたほか、インテリジェントクリアランスソナーを設定する等の改良実施されている。 ガソリン車には、先代同様ウェルキャブ福祉車両)を設定2代目では、車いすのままスロープ乗降できる「車いす仕様車タイプI)"助手席側セカンドシート付"」が「型式指定自動車」として設定持ち込み登録の手間が省かれ納車までの期間が短縮されるメリットがある。リクライニング機構車いすなど、多様な車いす乗車対応したほか、後輪エアサスペンション採用した車高降下機構により9.5度の緩やかなスロープ角度実現した助手席側のセカンドシートを倒して車いすごと乗り込み、その隣に介助ができるほか、手動スロープ前倒機能採用により、普段はラゲッジスペースを確保した2列/5人乗りの“普通のクルマ”として利用できるハイブリッド車タクシーとして採用している事業者もある。 また、先代設定されていた、「DICE」はモデルチェンジ機に廃止となった

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