2代目 X10/20型(1972年 - 1976年)
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「トヨタ・マークII」の記事における「2代目 X10/20型(1972年 - 1976年)」の解説
2代目はX10型(セダン・ワゴン・バン)・X20型(2ドアハードトップ)で、車両コードが"X"となる(マークXにも踏襲)。ボディは大型化された。スカイラインGTへ対抗すべく、スカイラインGTのアドバンテージであった6気筒に対抗し、クラウンから移植のM型6気筒エンジンを搭載したモデル「Lシリーズ」が登場。エンジンは4気筒1700(6R)/4気筒2000(18R)/6気筒2000(M)。HTには18R-G型DOHCのGSSが設定される。この代から“コロナ”が外され「トヨタマークII」と表記されるようになったが、カタログにはコロナの名前が残っていた。販売台数は増加したが、初代に引き続き、レジャー用、遊び用のセグメントにポジションを設定したことが仇となり、小型上級車市場の拡大について行けずシェアは下降傾向をたどった。(トヨタの製品開発 P.24) 1972年1月 - フルモデルチェンジ。 1972年5月 - Lにツインキャブ仕様(125馬力)と2000GSL-EFI(電子制御燃料噴射)を追加。 1973年8月 - マイナーチェンジでフェイスリフトされ中期型へ。6気筒エンジンのLにもEFIエンジン搭載のLGを追加、既存のLのツインキャブ仕様はLXに改称。また6気筒Lシリーズに廉価版のLAと5速MTを装備したワゴンLを追加。1,700cc車はエンジン拡大で1,800ccの16R型に変更。 1974年8月 - 排ガス対策準備に備えてフロントノーズを55mm延長するマイナーチェンジで後期型へ。 1974年12月 - 1,800ccにSTD(セダン)とGL(セダン/ハードトップ)追加。 1975年10月 - TTC-Cによる50年排ガス規制適合、乗用車の4気筒エンジン車は全車18R型・2,000ccに統一。同時にDOHC・ツインキャブエンジン搭載のGSSは廃止、6気筒ツインキャブのLXはEFI化される。 1976年6月 - 4気筒2000は18R-U型で昭和51年排ガス規制適合。型式はセダン、ハードトップ共にC-RX15型。 『ウルトラマンA』に前期型の2ドアハードトップ・2000GSSが「タックパンサー」として登場した。 2代目の販売終了前月までの新車登録台数の累計は57万8970台。
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