1958 FIFAワールドカップ・予選とは? わかりやすく解説

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1958 FIFAワールドカップ・予選

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/17 13:58 UTC 版)

1958 FIFAワールドカップ 地区予選は、開催国と前回優勝国を含めて55のナショナルチームがエントリーした。

本大会に出場できるのは16チームで、開催国のスウェーデンと前回優勝国の西ドイツは予選を免除された。

出場枠

開催国
前回優勝国
合計
本大会
出場枠
9
3
1
0.5
0.5
0
1
1
16

予選の方式

大陸連盟(OFCは未結成)ごとにグループを組んで、限られた上位のチームが本大会へ出場できる。それぞれグループの予選方法は以下の通りである。

  • UEFA
    • 欧州予選 - 27チームが参加。1組3ヶ国、全9組に分かれて各組1位チームが出場。
  • CONMEBOL
    • 南米予選 - 9チームが参加。1組3ヶ国、全3組に分かれて各組1位チームが出場。
  • NAFC / CCCF
    • 北中米予選 - 6チームが参加。1次ラウンド、2次ラウンドを経て1チームが出場。
  • AFC / CAF (UEFA未加盟のキプロストルコを含む)
    • アジア・アフリカ予選 - 11チームが参加。予備予選、1次ラウンド、2次ラウンド、最終ラウンドを経て1チームが出場。

欧州予選

グループ1

チーム 勝ち点 試合数 得点 失点 得失点率
イングランド 7 4 3 1 0 15 5 3.00
アイルランド 5 4 2 1 1 6 7 0.86
デンマーク 0 4 0 0 4 4 13 0.31

グループ2

チーム 勝ち点 試合数 得点 失点 得失点率
フランス 7 4 3 1 0 19 4 4.75
ベルギー 5 4 2 1 1 16 11 1.45
アイスランド 0 4 0 0 4 6 26 0.23

グループ3

チーム 勝ち点 試合数 得点 失点 得失点率
ハンガリー 6 4 3 0 1 12 4 3.00
ブルガリア 4 4 2 0 2 11 7 1.57
ノルウェー 2 4 1 0 3 3 15 0.20

グループ4

チーム 勝ち点 試合数 得点 失点 得失点率
チェコスロバキア 6 4 3 0 1 9 3 3.00
ウェールズ 4 4 2 0 2 6 5 1.20
東ドイツ 2 4 1 0 3 5 12 0.42

グループ5

チーム 勝ち点 試合数 得点 失点 得失点率
オーストリア 7 4 3 1 0 14 3 4.67
オランダ 5 4 2 1 1 12 7 1.71
ルクセンブルク 0 4 0 0 4 3 19 0.16

グループ6

チーム 勝ち点 試合数 得点 失点 得失点率
ソビエト連邦 6 4 3 0 1 16 3 5.33
ポーランド 6 4 3 0 1 9 5 1.80
フィンランド 0 4 0 0 4 2 19 0.11

ソビエトポーランドの勝ち点が並んだので、中立国の東ドイツで再試合が開催された。再試合では2-0でソビエトが勝ち、出場が決定した。

グループ7

チーム 勝ち点 試合数 得点 失点 得失点率
ユーゴスラビア 6 4 2 2 0 7 2 3.50
ルーマニア 5 4 2 1 1 6 4 1.50
西ドイツ 1 4 0 1 3 2 9 0.22

グループ8

チーム 勝ち点 試合数 得点 失点 得失点率
北アイルランド 5 4 2 1 1 6 3 2.00
イタリア 4 4 2 0 2 5 5 1.00
ポルトガル 3 4 1 1 2 4 7 0.57

グループ9

チーム 勝ち点 試合数 得点 失点 得失点率
スコットランド 6 4 3 0 1 10 9 1.11
スペイン 5 4 2 1 1 12 8 1.50
スイス 1 4 0 1 3 6 11 0.55

南米予選

グループ1

チーム 勝ち点 試合数 得点 失点
ブラジル 3 2 1 1 0 2 1
ペルー 1 2 0 1 1 1 2
ベネズエラ -

ベネズエラは予選を辞退した。

グループ2

チーム 勝ち点 試合数 得点 失点
アルゼンチン 6 4 3 0 1 10 2
ボリビア 4 4 2 0 2 6 6
チリ 2 4 1 0 3 2 10

グループ3

チーム 勝ち点 試合数 得点 失点
パラグアイ 3 2 1 1 0 7 3
ウルグアイ 5 4 2 1 1 4 6
コロンビア 1 4 0 1 3 3 8

北中米カリブ海予選

1次ラウンド

グループ1

チーム 勝ち点 試合数 得点 失点
メキシコ 8 4 4 0 0 18 2
カナダ 4 4 2 0 2 8 8
アメリカ合衆国 0 4 0 0 4 5 21

グループ2

チーム 勝ち点 試合数 得点 失点
コスタリカ 8 4 4 0 0 15 4
オランダ領アンティル 2 3 1 0 2 4 7
グアテマラ 0 3 0 0 3 4 9

「オランダ領アンティル(ホーム)対グアテマラ(アウェイ)」は未実施。

決勝ラウンド

チーム 勝ち点 試合数 得点 失点
メキシコ 3 2 1 1 0 3 1
コスタリカ 1 2 0 1 1 1 3

アジア・アフリカ予選

予備予選

中華民国が辞退したため、インドネシアが1次ラウンドに進出した。また、エチオピア韓国のエントリーは拒否された。

1次ラウンド

グループ1

チーム 勝ち点 試合数 得点 失点 得失点率
インドネシア 2 2 1 0 1 5 4 1.25
中国 2 2 1 0 1 4 5 0.8
香港 -

香港は、予選を辞退した。

インドネシアと中国の勝ち点が並んだので、中立国のビルマで再試合が開催された。再試合では0-0の引き分けだったため、3試合合計の得失点率によりインドネシアが2次ラウンドに進出した。

グループ2

トルコイスラエルとの対戦を拒否した為、イスラエルが最終ラウンドに進出した。

グループ3

キプロスが予選を辞退した為、エジプトが最終ラウンドに進出した。

グループ4

チーム 勝ち点 試合数 得点 失点
スーダン 3 2 1 1 0 2 1
シリア 1 2 0 1 1 1 2

2次ラウンド

エジプトとインドネシアがイスラエルとの対戦を拒否した為、イスラエルとスーダンが最終ラウンドに進出した。

最終ラウンド

スーダンがイスラエルとの対戦を拒否した為、イスラエルがアジア・アフリカ枠の代表となった。しかし、1度も試合をせずに予選通過というのはFIFAでも問題視され、欧州予選各組2位の中から抽選されたウェールズとのプレーオフが開催される事となった[1]


大陸間プレーオフ

チーム 勝ち点 試合数 得点 失点
ウェールズ 4 2 2 0 0 4 0
イスラエル 0 2 0 0 2 0 4

出場国

本予選は2022年大会までで、ホーム・ネイションズ4協会が揃って本大会出場権を得た唯一の大会である。

ヨーロッパ

南米

北中米カリブ海

脚注

  1. ^ Israel’s gameless 1958 World Cup qualifying campaign: how Wales’ stopped the madness” (英語). Football Pink (2022年3月5日). 2022年6月26日閲覧。

外部リンク


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