19世紀から第二次世界大戦まで
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「ニシュ」の記事における「19世紀から第二次世界大戦まで」の解説
第一次セルビア蜂起(英語版)の時にニシュの解放が1809年に企てられチェガル(Čegar)の戦いが起こる。その後、セルビアの解放勢力はニシュのオスマンの司令官の命令によって斬首され警告のため塔にさらされた。この塔は今日、頭蓋骨の塔チェレ・クラとして知られている。 ニシュは最終的にセルボ-トルコ戦争によって解放された。ニシュの解放への戦いは1877年12月29日に始まり、セルビアの軍がニシュに1878年1月11日に入りセルビアの一部となった。この解放後、ニシュの急速な近代化が進む。 1879年にニシュには図書館が設立され最初の図書館員はステヴァン・スレマツ(英語版)である。最初のホテルであるEuropeは1879年に建てられ、1881年には病院の運用が始まった。市庁舎は1882年から1887年にかけ建築され、印刷所Kosta Čendašは1883年に設立されている。1884年には最初の新聞であるNiški Vesnikが創刊され、1884年にはヨヴァン・アペルJovan Apelによってビール醸造所が建てられた。鉄道がニシュに建設されたのは1884年のことで駅も設けられ、1884年8月8日には最初の列車がベオグラードから到着した。1885年以来、ニシュはオリエントエクスプレスの終着駅で1888年にブルガリアのソフィアまで鉄道が開業するまで続いた。1887年にミハイロ・ディミツMihailo Dimićによりニシュ国立劇場が設立されている。1897年にはミタ・リスティツにより織物工場Nitexが設立された。1905年にはNadežda Petrovićによりアートコロニーが設けられる。最初の映写は1897年で常設の映画館の開館は1905年である。ニシュヴァ川に水力発電所が建設されたのは1908年で当時、セルビアでは最大のものであった。1912年には飛行場がトルパレフィールドに建設され、1912年12月29日に最初の飛行機が着陸した。1913年には市の博物館が開館し考古学や民俗学に関連したものや芸術作品を収蔵している。 第一次バルカン戦争時、ニシュはセルビア軍のオスマン帝国に対する軍事作戦の司令部が置かれていた。第一次世界大戦時、ニシュには戦時首都が置かれ政府機関や議会があり1915年11月にセルビアが中央同盟国に征服されるまで続いた。テッサロニキ戦線(英語版)の展開によりセルビア軍の元帥ペータル・ボヨヴィッチによりニシュは1918年10月12日に解放されている。最初の数年間はニシュは戦争からの復興に費やされ、1930年11月には路面電車(市電)の運行が開始されている。国営航空のアエロプト(英語版)がベオグラード-ニシュ-スコピエ-テッサロニキの間で1930年に運航を開始した。 第二次世界大戦時にはドイツが町を占領し、ユーゴスラビアでは最初のナチスの強制収容所がニシュに置かれ30,000人もの人が収容され10,000人がブバニ(Bubanj)の丘で射殺されている。1942年2月12日には147人の収容者の大脱走の現場になった。1944年には連合国の激しい爆撃を受けている。1944年10月にニシュはパルチザンとソ連軍により解放されている。
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19世紀から第二次世界大戦まで
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「イタリア共和党」の記事における「19世紀から第二次世界大戦まで」の解説
結党直後は左派とされ、イタリア社会党(PSI)と提携していた。中部イタリアに支持基盤があったが、イタリア王国の政界においては傍流の存在だった。また第一次世界大戦に際しては左派の主導権を社会党に奪われた。戦後、ベニート・ムッソリーニのファシスト党が政権を握り一党独裁制を確立すると、共和党も1926年に禁止され、主要メンバーの多くは逮捕されたが、一部は海外で亡命政党として活動を続け、スペイン内戦に参加した。また第二次世界大戦中の1943年にムッソリーニ政権が崩壊しイタリアが降伏すると、メンバーの多くは対ナチス・ドイツのレジスタンス活動に加わったが、この戦いにおいてはムッソリーニを支持してきたイタリア王国の王党派が加わっていたため、公式には臨時政府・国民解放委員会(CLN(it))に参加しなかった。
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