1783年~現在とは? わかりやすく解説

1783年~現在

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/08 14:25 UTC 版)

ゴツカ・サンド島」の記事における「1783年~現在」の解説

1783年以降、島は私益求めて開発されるようになった最初賃貸借の形で始まり1806年には私有財産として行われた。島の中心当時1784年建設されたガムラ・ゴーデン(Gamla gården; 「古い集落」)集落で、のちにニービゲット(Nybygget; 「新設地」)と呼ばれるようになった集落には小さな農場があったが、牧畜森林開拓主要な活動であった開拓に関しては、風力で動かすノコギリが2台作られ木材一部集落付近への造船所建設供された。当時人口は島全体100人に上った推定される。 島の開発試みた私有資本はすべて破産しその最後となった1857年の後、スウェーデン政府が島を1859年1861年2度わたって購入し、ブリェドサンドスッデ付近に灯台建設した灯台近く集落は島の新たな中心となり、今日至っている。1883年2つ目の灯台がテルヌッデンに築かれ1913年まで稼働していた。ブリェドサンドスッデ灯台操作には5人、テルヌッデン灯台には2人携わっており、彼らとその家族が島の定住者となった。ただし季節によっては他の経済活動行われており、特に森林開発1890年代1920年代盛んに行なわれた。開発進めにあたり、短い鉄道が1894年建設され、1922~24年には10km延伸された。森林開発、さらに家畜放牧による草地減少は、砂丘流動化もたらし集落を砂に埋まる危機脅かした住民ビーチグラス植えたり障害物立てるなどしてこの事態対抗した戦間期になると、島はバルト海真ん中にあるという地政的条件から軍事関係にも用いられた。第二次世界大戦中には、特にバルト三国から逃れてきた1000人を超える難民が島に上陸している。 ゴツカ・サンド島1909年国立公園指定され同時に指定された8か所とともにスウェーデンおよびヨーロッパにおける最初国立公園となった公園範囲1910年定められ西側のわずか3.7km2の小さな区域のみが指定区域となった作家画家のアルバート・エングストーム(英語版)は20世紀前半に島を世に知らしめ、島の全域保護のために尽力し、特に1923年にはスウェーデン自然保護協会に対してこの企画取り組むよう働きかけるなどしている。その主たる目標は、当時進行していた森林開発から島を保護することであった国立公園を島の全域拡張するというエングストームの願い叶ったのはようやく1963年になってからであった同年にはブリェドサンドスッデにあった学校閉校となり、わずかに残っていた島民本拠地ゴットランドの家へ返されることとなったその後196970年にかけて灯台自動化され国立公園で働く3人のみが残されることとなった並行して観光化が進み1960年代には毎年1,000人という比較安定した数の観光客ゴットランドフォーレ島から訪れている。本土からの直行便1978年開業する観光客の数も年2,500人にまで増大し、さらに観光協会設立によって再び増加した。ゴツカ・サンド地域資源保全協会(Gotska Sandöns Hembygdsförening)が1975年設立され歴史的建造物改修改築取り組んでおり、また島内小さな博物館開業している。 ガムラ・ゴーデンの集落跡 ブリェドサンドスッデ灯台 ブリェドサンドスッデの集落跡とフサードニクの大砲

※この「1783年~現在」の解説は、「ゴツカ・サンド島」の解説の一部です。
「1783年~現在」を含む「ゴツカ・サンド島」の記事については、「ゴツカ・サンド島」の概要を参照ください。

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