1783年の噴火とは? わかりやすく解説

1783年の噴火

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/08 10:02 UTC 版)

ラキ火山」の記事における「1783年の噴火」の解説

1783年6月8日地下水マグマ触れて水蒸気爆発発生し長さ26kmにわたり130もの火口誕生した割れ目噴火である。しかし噴火規模次第収まりプリニー式噴火ストロンボリ式噴火、そして溶岩流主体とするハワイ式噴火へと変わっていった。 この噴火はスカフタ川の炎(Skaftáreldar または Síðueldur)と呼ばれ、約15 km3玄武岩溶岩と0.91 km3テフラ火山灰など)を発生した溶岩噴泉は高さ800-1400mに達した推定される溶岩噴出は5か月終わったが、噴火自体断続的に1784年2月7日まで続いたラキ火山近郊グリムスヴォトン火山でもまた1783年から1785年の間に噴火起きている。双方噴火により、800トンフッ化水素ガス1億2000トン二酸化硫黄ガス噴出し付近の羊の80%、50%上の牛と馬を殺し住民21%の命を奪った飢饉発生した噴煙噴火対流によって高度15kmにまで達した。この粒子影響で、北半球全体気温下がったヨーロッパでは「ラキのもや」と呼ばれたイギリスでも火山灰降り1783年の夏は「砂の夏」(sand-summer)と呼ばれた。 この噴火火山爆発指数 (VEI) で8段階(8が最大規模)中の6と評価されている。

※この「1783年の噴火」の解説は、「ラキ火山」の解説の一部です。
「1783年の噴火」を含む「ラキ火山」の記事については、「ラキ火山」の概要を参照ください。

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