ディー‐オー‐エッチ‐シー【DOHC】
読み方:でぃーおーえっちしー
DOHC(ディーオーエイチシー)
【スペル】DOHC
ダブルオーバーヘッドカムシャフトという方式でバルブを開け閉めするエンジン形式のこと。OHC(SOHCとも呼ぶ)では一本だったカムシャフトが2本あるので“ダブル”。また一般的に、OHCではカムシャフトがロッカーアームというシーソーのようなパーツを押すことによってバルブを遠隔操作していたが、多くのDOHCは直接バルブを押すため高回転向きで、その分だけパワーを出すことが可能といわれている。OHCエンジンをハイパワー化(高回転化)するために考案された機構で、現在、高性能とうたわれるモデルのほとんどはDOHCが採用されている。 カムシャフトが2本あることから、ツインカムとも呼ばれている。
【関連用語】アメリカン カムシャフト シングル
DOHC
DOHC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/26 07:01 UTC 版)
「ホンダ・ZC型エンジン」の記事における「DOHC」の解説
ホンダ・S800の生産終了から14年ぶりに復活したDOHCエンジンで、動弁系以外の基本構造はEV型及びEW型のものが踏襲された。ボアストローク比はDOHCエンジンとしては異例のロングストローク型で、軽量コンパクトながら中・低速域のトルクも高く、同機種を搭載したシビックなどがモータースポーツ(JTC、N1耐久など)で活躍した。 軽量のアルミ製シリンダーブロックが採用された本体は、吸・排気バルブがそれぞれ2個ずつ設けられ、タイミングベルトで駆動されるカムシャフトにより内側支点のスイングアームを介し開閉される。点火プラグが燃焼室の天井中央部に取付けられている。 PGM-FI仕様が基本的なモデルであるが、一部車種にシングルキャブレター仕様も存在する。PGM-FI仕様はインテークマニホールドの各気筒のポートにインジェクターが取付けられたマルチポイント式で、インテークマニホールドに可変吸気装置が装備されているものもある。ES型と同様CVCCが採用されておらず、三元触媒が採用されたほか、キャブレター仕様では排気2次エアー供給システムも装備されている。
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DOHC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/01 10:01 UTC 版)
「ホンダ・B型エンジン」の記事における「DOHC」の解説
B18A/B18B/B20A/B21A ZC型エンジンの基本構造を継承した機種で、排気量はZC型と比較して拡大(1.8〜2.1L)された。DOHCエンジンとしては異例となるロングストローク型のボアストローク比で、軽量コンパクトながら実用域のトルクも高く、フォーミュラ3などのモータースポーツ用エンジンとしても転用された。 吸・排気バルブはそれぞれ2個ずつのレイアウトで、点火プラグは燃焼室の天井中央部に配置された。アルミ製シリンダーブロックには「NDC (New Diecast) 」と呼ばれる高圧鋳造のクローズドデッキ仕様も存在する。 CVデュアルキャブレター(サイドドラフト、可変ベンチュリ)仕様とPGM-FI仕様が存在し、キャブレター仕様は空燃比をより精密に制御するための2次エアが導入されている。PGM-FI仕様はインテークマニホールドの各気筒のポートにインジェクターが取付けられたマルチポイント式で、インテークマニホールドに可変吸気装置が装備されているものもある。A型エンジンと同様にCVCCは採用されておらず、排気ガス浄化のために三元触媒と排気2次エアー供給システムが採用された。
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DOHC (4連スリーブ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/01 10:01 UTC 版)
「ホンダ・B型エンジン」の記事における「DOHC (4連スリーブ)」の解説
B20B CR-V、ステップワゴン等に搭載された機種。4連一体構造の鋳鉄スリーブがシリンダーブロックに鋳込まれ、それによってシリンダー間隔を広げずボア径を拡大することが可能になった。ZC型と同程度の大きさながら2.0Lの排気量を実現している。
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DOHC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/11/06 16:37 UTC 版)
「ホンダ・H型エンジン」の記事における「DOHC」の解説
H23A アスコットイノーバと、当時提携関係にあった英ローバーのローバー・600用に初期型H22Aベースで開発された。 FRMシリンダーライナーやクローズドデッキ構造のシリンダーブロックを踏襲し、ストロークを伸ばし排気量を拡大された。可変慣性吸気システムやツインバランサーシャフトなども装備されたが、搭載車両の特性上、高回転化の必要性が無かったため、動弁系にはVTECは装着されていない。
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DOHC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 20:30 UTC 版)
「三菱・6G7型エンジン」の記事における「DOHC」の解説
1989年、デボネアVのマイナーチェンジと共に登場。アメリカンテイスト溢れる大排気量NAエンジンは特に北米市場で多大な支持を得た。高級サルーンであるディアマンテの主力エンジンでもあり、二代目ディアマンテに搭載されたエンジンはGTOのそれを上回る出力を発揮した。 エンジン形式 V型6気筒 DOHC 24バルブ (吸気2、排気2) 圧縮比 10.0:1 燃料装置 ECI-MULTI 最大出力 225 PS (165 kW) / 6,000 rpm (GTO) 210 PS (150 kW) / 6,000 rpm (デボネアV、シグマ、初代ディアマンテ) 230 PS (170 kW) / 6,000 rpm (二代目ディアマンテ) 最大トルク 28.0 kg⋅m (275 N⋅m; 203 lb⋅ft) / 4,500 rpm (GTO) 27.5 kg⋅m (270 N⋅m; 199 lb⋅ft) / 3,000 rpm (シグマ、初代ディアマンテ) 29.2 kg⋅m (286 N⋅m; 211 lb⋅ft) / 5,000 rpm (2代目ディアマンテ)
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DOHCと同じ種類の言葉
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