魔王のメイド軍団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/11 15:42 UTC 版)
「まおゆう魔王勇者」の記事における「魔王のメイド軍団」の解説
メイド長と彼女が掃除などに使役するメイドゴーストによって構成される魔王直属の部隊。魔王が勇者と人間界で暮らすようになってからは人間の少女も参入している。 メイド長(メイドちょう) 声 - 斎藤千和 魔王に付き従うメイド。魔王と同じ図書館族で、メイド学を専門とする変わり者。魔王の従者として家事からデスクワークに至るまであらゆる補佐をこなす。上級魔族並の戦闘能力もあるため魔王の護衛役も兼ねている。かつて「鋼の蜜蜂」と呼ばれる最強の暗殺一族として生まれ、魔族間抗争に雇われる傭兵的な一族の一人であったが最終的にその強さを他の魔族に疎まれ村を他の魔族に焼き討ちされ、姉を含む一族が全て滅ぼされた。焼き討ちされた村で「鋼の蜜蜂」の一族を救うために奔走したが間に合わなかった幼き魔王と出会う。それ以来、雇用・従属契約ではなく己の意思で魔王に従っており、実質的な立場は対等である。 メイド姉とメイド妹にメイドとしての教育を施す。特にメイド姉に最初に発した「自らの手で運命を掴めない者は虫」発言がのちに農奴解放運動の発端となった。 魔王とは幼い頃からの主従関係にあるが、時には実の姉妹(圧倒的に姉の立場)のように接しては魔王と勇者の遅々として進展しない仲にやきもきし、2人を煽って進展させようとする。 メイド姉(メイドあね)/初登場:姉(あね)(アニメでは農奴姉) 声 - 戸松遥 魔王が人間界での拠点に用意した屋敷へ、妹と共に逃げこんできた農奴の娘。メイド姉となる前はただの「姉」であった。 貧しい7人兄弟家族の3番目として生まれるが、怪我や疫病、地主に姉をさらわれる等して家族を失っていき、最終的には疫病の拡散を防ぐ名目で家を家族諸共焼き払われて、自身と妹のみが残された。後に屋敷のメイドとして働きながら、魔王の学問や勇者の懊悩に接することで、大きな精神的成長を遂げていく。 魔王の身代わりとして中央聖光教会の異端審問を受けそうになったが、農奴の人権を説いて南部諸国の農奴解放運動の起点となった。また、魔界においては王弟元帥の部隊を足止めし、第三次聖鍵遠征軍と開門都市の停戦交渉を行うなど、「今一人の勇者」として重要な役割を演じた。 開門都市戦役後は都市の南に学究都市を築き、人種の隔てなく生徒を受け入れて学問の普及に尽力している。 メイド妹(メイドいもうと)/初登場:妹(いもうと)(アニメでは農奴妹) 声 - 東山奈央 メイド姉の妹で、姉同様元農奴。姉より2歳下だが、アニメ版や漫画では姉の半分ほどの身長しかない。かなりの食いしん坊で、メイド長からは「ご馳走にかける執念は上級魔族を上回る」とまで言われている。 自分で作った料理を誉められたことをきっかけに料理人になることを決意し、様々な料理を編み出すようになる。中でも代表的な料理はパイである。作品の中で、メイド妹が作ったパイは度々登場し、南部諸王国の王族や、勇者一行に絶賛されている。 開門都市戦役後、数年経過してから冬の国の宮廷料理長に就任。しかし美味しい料理の噂を聞くや如何なる遠距離でも出かけてしまうため、周囲の人たち(特に補佐役でもある副料理長)を困らせている。 周りからは「冬寂王の妃候補」と目されているが、本人にはその意思はない様子。 ゴースト軍団(ゴーストぐんだん) メイド長の下に従える無数のゴーストで、メイドの容姿をもつ「メイドゴースト」をはじめ、幽霊型の「ホラーゴースト」、騎士鎧型の「ナイトゴースト」など様々な者がいる。メイド長の指示の下、魔王の周囲の世話や屋敷の清掃管理をはじめ、有事には屋敷周辺の探索や近辺警護などの任に就く。魔王の正体を知らない人間には姿を見せない。初級攻撃魔法を使えるものもいる。 それぞれに得手不得手や性格があり、中にはゴキブリが苦手というメイドゴーストもいる。
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