高橋 千鶴子とは? わかりやすく解説

高橋千鶴子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/29 14:15 UTC 版)

高橋 千鶴子
たかはし ちづこ
2022年12月、内閣総理大臣官邸にて
生年月日 (1959-09-16) 1959年9月16日(65歳)
出生地 日本 秋田県能代市
出身校 弘前大学人文学部文学科
前職 高校教諭
所属政党 日本共産党
称号 文学士
公式サイト 日本共産党衆議院議員 高橋ちづ子

選挙区 比例東北ブロック
当選回数 7回
在任期間 2003年11月9日 - 2024年10月9日

選挙区 青森市選挙区
当選回数 1回
在任期間 1999年4月30日 - 2003年4月29日
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高橋 千鶴子(たかはし ちづこ、1959年9月16日 - )は、日本政治家日本共産党所属の元衆議院議員(7期)。元青森県議会議員(1期)。

略歴

秋田県能代市に生まれる。父は寿司屋になるため修業中で家に不在で母は新聞配りをしながら育てた。小学校入学と同時に小坂町にうつり、寿司屋を開業。町で一軒だけのすし屋だった。高校は県立大館桂高校弘前大学を入学・卒業後、私立東奥女子高等学校教諭となる[1]

1983年(昭和58年)に日本共産党に入党。1991年(平成3年)の参議院補欠選挙を皮切りに、国政選挙に6回挑戦するものの、いずれも落選。1999年(平成11年)に青森県議会議員に初当選した。2003年(平成15年)11月9日第43回衆議院議員総選挙に出馬し比例東北ブロックから初当選。2005年(平成17年)9月11日第44回衆議院議員総選挙で2度目の当選、2009年(平成21年)8月30日第45回衆議院議員総選挙で3度目の当選。2010年(平成22年)1月の第25回党大会で常任幹部会委員に選出された。

2006年(平成18年)の教育基本法をめぐる審議では、タウンミーティングのやらせの実態を告発した[2]

2011年12月14日日本軍『慰安婦』問題解決全国行動が開催した韓国水曜デモ1000回アクション in Tokyoに参加した[3][4]

2012年(平成24年)の第46回衆議院議員総選挙では、比例東北ブロックでの出馬に対して、JAグループ青森(青森県内の農業協同組合で構成)の推薦を得た[5]環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉反対などの政策協定を結んだもので、農協による共産党国政候補推薦は初めてである上、同JAによる比例推薦は高橋(ただし拘束名簿方式のため政党名投票)のみである。また、青森県社労士会政治連盟からも推薦を得ている[6]

2014年第47回衆議院議員総選挙では、長らく自由民主党を支持してきたJA系の全国的政治団体・全国農業者農政運動組織連盟(全国農政連)から初めての推薦を得た[7][8]。日本共産党の機関紙しんぶん赤旗は、背景を米価暴落に手を打たず、戸別所得補償も半減させた自民党農政への失望感があり、米価対策やTPP参加阻止といった農業政策への期待感が強まった結果と分析している[9]

2024年第50回衆議院議員総選挙では8期目を目指し立候補したが、共産党が1996年の比例代表制導入以来初めて比例東北ブロックで議席を確保できなかったため落選[10]

政策

受動喫煙問題

2017年10月に青森県タバコ問題懇談会が行った「タバコ問題アンケート」について下記のとおり回答している[11]

  • 世界保健機関(WHO)が求める屋内全面禁煙の法制化について「法制化が実現する前に、県で公共的施設の屋内全面禁煙を定めた条例を制定する」
  • たばこの価格をどの程度まで引き上げるかについて「1000円以上」
  • 選挙事務所や集会・パーティー等における受動喫煙防止対策について「屋内全面禁煙にしている」

選択的夫婦別姓制度

選択的夫婦別姓制度の導入に賛成[12]

  • 国会において、「強制的にどちらかの姓を届け出ることを法律で決めている日本は、(世界の中で)極めて例外的。別姓を認めている諸外国において、家族のきずなが軽視されている、そういう事実は聞いたことがない。国際結婚の場合であれば同じ日本人でも夫婦別姓が認められている。国際結婚の人たちは家族が壊れていますかといったら、もうそれだけで理屈は通らない。訴えている人たちの声には、やはりみずからの歴史・アイデンティティーを認めてほしいという気持ちがもちろんあるが、それだけではなく、実際にいろいろな不利益をこうむっている、そうしたこともこれまでも挙げてきた。通称使用や事実婚では、保育所学校に提出する書類、貯金通帳生命保険の受け取りに至るまで、さまざまな場面で不利益が生じている。」と述べている[13][14]

その他

人物

年表

所属団体・議員連盟

役職

脚注

  1. ^ a b 公式プロフィール
  2. ^ “内閣府「やらせ」陳謝 文科省が発言案作成 教育基本法改悪へ世論誘導 共産党の指摘認める”. しんぶん赤旗. (2006年11月8日). https://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2006-11-08/2006110801_01_0.html 2013年11月12日閲覧。 
  3. ^ 韓国水曜デモ1000回アクション”. 週刊金曜日オンライン (2012年1月20日). 2021年3月28日閲覧。
  4. ^ 韓国水曜デモ1000回アクション 東京行動 報告”. 日本軍『慰安婦』問題解決全国行動. 2021年3月28日閲覧。
  5. ^ JA青森グループ 共産党候補を初推薦 しんぶん赤旗 2012年12月2日
  6. ^ 推薦状
  7. ^ 全国農政連から、日本共産党の高橋千鶴子候補に推薦状
  8. ^ 日本農業新聞 2014年12月3日
  9. ^ 2014年12月2日しんぶん赤旗
  10. ^ “比例東北落選の高橋さん「申し訳ない。悔しい」”. 東奥日報. (2024年10月28日). https://www.toonippo.co.jp/articles/-/1888626 2024年11月29日閲覧。 
  11. ^ 2017年 衆議院議員選挙 立候補予定者 タバコ問題アンケート・回答”. 青森県タバコ問題懇談会 (2017年10月6日). 2018年8月22日閲覧。
  12. ^ a b c d e f g h i j k l m n 2017衆院選 朝日東大谷口研究室調査
  13. ^ 平成24年国会、衆議院予算委員会第三分科会議事録
  14. ^ 選択的夫婦別姓急げ 高橋議員が民法改正要求 しんぶん赤旗 2012年3月6日
  15. ^ a b c d e f g 2014年衆院選 毎日新聞候補者アンケート

関連項目

外部リンク


高橋 千鶴子(たかはし ちづこ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 07:13 UTC 版)

リアル (漫画)」の記事における「高橋 千鶴子(たかはし ちづこ)」の解説

久信の母。8年前に夫と別居してからは、一人で久信を育ててきた。出来良い息子誇り思っているが、久信の事故後に休学した高校への復学強く望んだために、それを嫌がる久信に暴言吐かれ、久信の堕落によるショックで酒に溺れるようになる。のちに看病過労肝臓の悪化倒れて入院してしまう。退院機に髪を脱色するなどイメージチェンジ図り堕落した思っていた久信がリハビリ必死に取り組む姿を見て、本来の久信を見ていない間違った愛情気づく

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