露鵬と白露山の大麻吸引・所持疑惑とは? わかりやすく解説

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露鵬と白露山の大麻吸引・所持疑惑

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/21 14:23 UTC 版)

大相撲力士大麻問題」の記事における「露鵬と白露山の大麻吸引・所持疑惑」の解説

2008年9月2日日本相撲協会再発防止検討委員会は、日本アンチ・ドーピング機構大西祥平専門委員指導のもと、力士会定例会冒頭抜き打ち簡易検査による尿検査行ったその中で露鵬白露山の2名の尿のサンプルから陽性反応出た協会警視庁報告行い、これを受けて警視庁組織犯罪対策第五課大麻取締法違反所持容疑で、2人所属する大嶽部屋北の湖部屋家宅捜索したが、大麻所持裏付けるものは発見されなかった。露鵬白露山警察取調べでも大麻所持否定したその後露鵬白露山大麻所持否定し潔白主張し続けた。しかし、6日になって精密検査でも露鵬白露山の尿から陽性反応出た事が明らかになった。白露山師匠でもある北の湖理事長は、再検査で陽性となった場合も、警察の捜査結果が出るまで処分下さない方針示唆しており、14日から始まる予定9月場所にも出場させる考え示していた。 9月8日日本相撲協会再発防止検討委員会臨時理事会評議員会開いた再発防止検討委員会では、精密検査結果委員露鵬白露山本人報告し2人から弁明聞いたその上で精密検査結果副流煙のものとは考えられないほど高い数値示していることと検査信頼性などから、大麻の使用否定するのは難しいと結論付け午後理事会冒頭報告した理事会では北の湖理事長理事長辞任し大嶽親方委員から年寄降格露鵬白露山解雇処分とすることを決定した任期途中で理事長交代される例は2例目(1957年出羽海理事長 (元横綱常ノ花)が自殺未遂の末に辞任)で、引責辞任による交代初めであった2008年9月場所の番付発表された後だったが、一部新聞では場所中の星取表に、「露鵬 解雇」「白露山 解雇」と表記されず、2人の名前が削除されたものがあった。 露鵬白露山両名は、2008年10月27日解雇処分対し日本相撲協会相手にこれを無効とし力士として地位確認求め訴訟東京地方裁判所提起し同年12月1日初回口頭弁論が行われた。また、力士として地位保全求めた仮処分申請同時に東京地裁に対して行ったが、2009年3月16日東京地裁申請却下両名はこれを不服として東京高裁即時抗告行ったが、同年7月上旬にこれも却下された。 2009年6月29日開かれた口頭弁論での本人尋問においては原告両名がともに髷を結い羽織まとって力士としての姿で出廷し無実角界への復帰訴えた同年8月31日口頭弁論では、露鵬師匠であった大嶽親方原告側証人として出廷し簡易検査において相撲協会から「解雇はしないから検体を出すように」と言われ露鵬説得したが、直後警察通報されたことを「はめられたと思った」と証言したまた、この口頭弁論では、この事件後に大麻所持によって有罪判決を受け相撲協会解雇された元若麒麟による陳述書提出され2008年9月検査若麒麟陽性反応があったにもかかわらず処分なしとされた内容含まれていたと原告側訴訟代理人明らかにした。同年12月21日口頭弁論では、事件当時理事長白露山師匠であった北の湖親方原告側証人として出廷し尿検査行った段階では仮に陽性反応出た場合どのような処分を行うかは決めていなかったこと、解雇に際して陽性反応のほか、両力士2008年6月ロサンゼルス巡業でも大麻吸引しとされること、検査結果大麻常用疑われる数値示したことなどを考慮した証言した。これに対し原告側は、検査前に処分決めておかなかったこと、ロザンゼルスでの大麻吸引に関して根拠薄弱なことを理由に、解雇処分無効主張した2010年4月19日第一審判決言い渡され露鵬白露山請求棄却された。東京地裁は、争点となった大麻検査および解雇手続適正性」については問題なしとし、「他のスポーツ比較して処分重さ」については「薬物使用対す協会姿勢および社会情勢から重いとはいえず」、「国技たる相撲他のスポーツ比較できない」と結論した露鵬白露山はこれを不服として4月26日東京高等裁判所控訴したが、11月18日東京高裁控訴棄却した。露鵬白露山はこれを不服として上告したが、日本相撲協会第三者機関委員務めていた弁護士望月浩一郎によれば2011年4月1日までに露鵬白露山敗訴確定したという。 また、露鵬白露山は、11伊勢ノ海(元関脇藤ノ川)ら、露鵬らの解雇原因となったドーピング検査実施した再発防止検討委員会元メンバー4名を相手に、薬物検査解雇手続き問題があったとして1億円の損害賠償求め訴訟東京地裁起こした2010年12月10日東京地裁は「検査の手続き公正さ適正さを欠いたとはいえない」として露鵬白露山請求棄却した。露鵬白露山判決不服として控訴したが、2011年6月29日東京高裁両名控訴棄却した。

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