金浦線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/02 23:23 UTC 版)
金浦線 | |
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各種表記 | |
ハングル: | 김포선 |
漢字: | 金浦線 |
発音: | キンポソン |
英語: | Gimpo Line |
金浦線(キンポせん 韓国語:김포선)は、大韓民国京畿道富川市の富川駅からソウル特別市江西区金浦駅までを結んでいた鉄道庁(韓国鉄道)の鉄道路線(貨物線)である。1980年8月10日に廃止された。
路線データ
歴史
駅一覧
駅名 | 駅間キロ (km) | 累計キロ (km) | 駅 等級 |
駅種別 | 接続路線 | 所在地 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日本語 | ハングル | 英語 | ||||||
富川駅 | 부천역 | Bucheon | 0.0 | 0.0 | 2級 | 駅員配置簡易駅 | 鉄道庁:京仁線 | 京畿道富川市 |
若大駅 | 약대역 | Yakdae | ||||||
金浦駅 | 김포역 | Gimpo | 9.2 | 9.2 | ソウル特別市江西区 |
脚注
- ^ 大韓民国官報鉄道庁告示第17号(1980年6月26日)
関連項目
金浦線(アシアナ航空)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 07:10 UTC 版)
「務安国際空港」の記事における「金浦線(アシアナ航空)」の解説
かつてはアシアナ航空が金浦国際空港への路線を1日1往復運航していた。この路線は金浦-木浦線を運航していたアシアナ航空が、2007年11月の務安国際空港開港に伴い、務安発着に変更して運航していた路線である。 それまで使用していた木浦空港は、施設の制約から欠航率が高く、運航が安定していないという印象が定着していた。これに加えて高速道路や鉄道といった競合交通機関の発達もあり、就航路線は次々と廃止となった。アシアナ航空が1992年から運航してきた金浦-木浦線は、1日1往復に減便されながらも維持されていたが、搭乗率は30%台まで低下していた。 2007年の務安移転により施設は改善されたが、搭乗率は木浦発着時と同水準の30%程度にとどまり、開港翌年の2008年上半期には12億ウォンの赤字を出した。日中の1往復の運航であり利用しにくいことから、地元からは1日2往復の運航とし、日帰り可能とするよう要望が出ていた。アシアナ航空は赤字を理由に増便には難色を示したものの、アシアナは全羅道出身の企業であり撤退はできないとして、路線自体は維持していた。 2009年、アシアナ航空が属する錦湖アシアナグループが資金難に陥り、アシアナ航空は合理化を迫られることになった。中でも金浦-務安線は、搭乗率が2009年には19%にまで低下しており、廃止優先順位は1位であると見られていた。2010年2月、アシアナ航空がこの路線の廃止を検討していると伝えられると、全羅南道は航空会社に対する支援金を半年あたり5千万ウォンから1億ウォンに増額、道内の学校に修学旅行での利用を呼びかけるなど、路線維持に向けた対策を行うと発表した。10月には務安が最寄りの空港となる韓国インターナショナルサーキットにおいて韓国グランプリの開催が予定されていたことから、グランプリ開催まで暫定的に路線が維持されるのではないかとする観測も流れ、アシアナ航空の路線合理化を巡る関心は、同じく廃止が検討されていた金浦-泗川線に移った。 アシアナ航空の金浦-泗川線は、2007年には63.8%であった搭乗率が2009年には48.6%に減少しており、一連の合理化策の中で、この路線も廃止対象に挙げられていた。存続を主張する地元自治体に対し、アシアナ航空側は全羅南道の支援制度を引き合いに出し、路線の維持には自治体が赤字額の半額程度を補填することが必要とする立場を示した。泗川空港の地元である慶尚南道では、アシアナ航空が泗川線より搭乗率が低い務安線では態度を保留する一方で、泗川線の廃止を推進するのは、全羅道出身の企業であるアシアナによる地元優遇であり、不公平だとする主張が広く行われた。当時、この主張を取り上げた地元紙『慶南日報』は、不充分な取材で地域対立を助長する記事を発表したとして、韓国新聞倫理委員会による警告を受けた。 こうした経緯はあったものの、アシアナ航空は2010年7月、金浦-務安線、金浦-泗川線の両路線とも運航を中断した。務安開港以来、唯一の毎日運航路線であった金浦線の中断により、務安国際空港は、曜日によっては全く定期運航路線の発着がない日ができることになった。
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