定期運航路線
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国際定期路線としては、光州空港発着路線を継承した中国方面への路線が設定されている。各路線とも運休と再開を繰り返しており、運航は安定していない。 航空会社就航地チェジュ航空 成田、関西、福岡、台北、延吉、マカオ、セブ、ダナン、バンコク、コタキナバル、ウラジオストク 中国東方航空 上海 ティーウェイ航空 北九州、大分 セブパシフィック航空 カリボ 中国東方航空の上海線は、韓中航空協定の改定で韓国側乗り入れ地点に大邱・光州が追加されたことを契機に、2001年7月から光州-上海間の路線として週1往復がチャーター便扱いで運航されたのが始まりである。光州発着の国際線運航は、アジア通貨危機の影響で国際線が運休となって以来のことであった。以降、この路線は定期路線化を経て徐々に増便され、務安国際空港が開港した2007年11月には毎日運航となっていた。務安開港と同時に務安発着に変更され、開港時点では唯一の国際定期路線であった。務安移転後、当初は毎日運航が維持されており、全羅南道は道内から海外に向かう場合、務安から上海乗り継ぎで各地へ向かう経路が、韓国内の他空港から出発するよりも時間・料金の両面で有利であるとして、上海乗り継ぎの時刻表を公表するなど、広報活動を強化していた。しかし原油価格高騰や、後に大韓航空が同区間で運航を開始し供給過剰となったことから、2008年6月以降は週2往復に減便された。それでも開港時からの就航路線として、他の務安発着路線が長期運休に入る中でも本路線は定期運航が維持されていたが、2009年5月末には世界的なインフルエンザの流行の影響を受け、7月中旬までの予定で運休となった。務安移転前は一部の便が同区間に路線を持つ大韓航空との共同運航便として運航されていたが、務安移転後は共同運航便の設定は行われていない。 アシアナ航空の北京線は、2007年10月に光州-北京線として開設された路線である。運航開始の翌月である11月には務安国際空港の開港が予定されており、開港以降は務安発着に変更される旨を注記した時刻表を公表済みであった。しかし、国際線移転に対する光州市側の反発により、務安開港直前になって光州残留が暫定的に認められることとなり、大韓航空の上海線と同じく、この路線も2008年5月まで光州発着が維持された。務安移転後、2008年8月に開催された北京オリンピックの期間中は、旅行費用の高騰を嫌って北京への旅行客が減少することが見込まれたことから運休となり、特需をもたらすはずのオリンピックの影響で運休となるという異例の事態となった。
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