運航面も含めた「共同運航便」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 01:11 UTC 版)
「コードシェア便」の記事における「運航面も含めた「共同運航便」」の解説
「共同運航」には、機材や乗務員についても運行会社を越えて共通化するケースがまれにある。こういった形態をジョイント・オペレーションと呼ぶ。 1967年に開設されたモスクワ - 羽田線でのアエロフロート・ソビエト連邦国営航空とJALとの共同運航便。機材(ツポレフTu-114)と運航乗務員はアエロフロートのみが提供していたが、客室乗務員はアエロフロートとJALがそれぞれ半数ずつ乗務しており、機体の前方には「JAPAN AIRLINES」の文字とJALのロゴ(鶴丸)がペイントされていた。また、経費負担と運賃収入についても両者で折半となっていた。この形態での運航は1969年まで続けられ、以降はそれぞれでの単独運航となった(Tu-114 (航空機)#日本におけるTu-114も参照)。 ウィーン - 成田線でのANAとオーストリア航空による共同運航便。週3往復の運航のうち、機材と運航乗務員についてはうち2往復はオーストリア航空が、残り1往復はANAが提供していたが、オーストリア航空機材の便ではANAの客室乗務員も乗務していた。2003年4月に週5便へ増便して以降は、ANAの乗務員がオーストリア航空機材便に乗務することはなくなった。 ANAとアシアナ航空は2007年10月28日以降、東京(羽田) - ソウル(金浦)線において相互コードシェアを実施しているが、当初は日本語・韓国語の言語サービス向上などに努めるため、ANA所属の日本人客室乗務員をアシアナ航空運航便に、アシアナ航空所属の韓国人客室乗務員をANA運航便に乗務させていた。
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