選手時代までとは? わかりやすく解説

選手時代まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 09:31 UTC 版)

クレア・デニス」の記事における「選手時代まで」の解説

シドニー近郊にあるニューサウスウェールズ州バーウッドen)で、警察官のアレック・デニスの6人の子女の一人として生まれる。一家がクローベリー(en)の海岸転居した後、アマチュア競泳選手だった父親から兄弟とともに水泳指導受けたデニスの姉ゾーラいち早く競泳選手才能開花させ、シドニー女性スイミングクラブに加入して1928年アムステルダムオリンピック代表に選ばれたが、一人海外旅行するには若すぎるとして出場拒まれた。デニス自分もスイミングクラブに参加できるよう父に願い出ると、父はまずクローベリー湾を33ヤード(30m)泳ぎ切ることで同意したデニス一計案じ海底を足で蹴って目一杯手で掻いているように偽装した。しかし、クラブでの最初レッスンレース時には、底を蹴るにはプール深すぎたため、持久力足りずプールか引き上げられてしまった。 小学校時代デニスは、勉学よりもスポーツに熱心だと評された。多く時間男子生徒相手クリケット興じることに費やしたデニス当初自由形泳いでいたが、13歳時に平泳ぎ転向した1930年にラムスゲート温泉開かれたニューサウスウェールズ州選手権初め出場し明示されていないレーンからはずれて失格となった自由形レースは、複数レーン交錯したため4度実施された。のちになって水流調整するためのタップ誤って残されていたことがわかった。これが選手互い方向押し流すほど強い水流を生み出していた。その後行われた平泳ぎではデニスは州の新記録出したが、片手タッチしたため失格となった1931年デニス220ヤード200m)で州および国内最初タイトル獲得したその後1936年引退するまでの間、選手権のなかった1932年除いて1935年まで連続して制覇している。1931年優勝後、父は心臓弁の漏れ原因死亡したデニス引退考えるが、母親競技続けるよう説得した1932年1月デニスは110ヤード100m)のオーストラリア記録破り、まもなく200m世界記録更新して15歳にしてオリンピック選手団に自動的に選ばれた。世界恐慌による資金難のため、デニス警察から旅行制服費用援助受けてはじめてオリンピック参加することができた。ロサンゼルスへ到着後、デニス病気見舞われ、さらにスタート台でけがを負った後に爪の感染症罹患した200m平泳ぎ世界記録樹立した主張していたドイツのリサ・ロッケが、オリンピック代表の選に漏れたことで、デニスチャンス高まったデニス200m平泳ぎ予選オリンピック記録通過したデニス水着肩甲骨部分露出多くルール違反ではないかという抗議なされたが、かろうじて失格免れたデニス予選の後、アメリカ男子選手バスター・クラブBuster Crabbe、この大会で400m自由形金メダル)から、潜ってから浮上するまでに3度掻いた方がよいというアドバイスを受け、泳法変更した新し泳法取り入れたデニス決勝戦ではどのターンでもトップ保ち日本前畑秀子0.1秒の差で、自身オリンピック記録更新して金メダル獲得した1933年デニス自身220ヤード200m平泳ぎオーストラリア記録更新ロンドン1934年コモンウェルスゲームズでも同種目で金メダル獲得した1935年国内タイトル守ったが、議論の末に1936年ベルリンオリンピック代表からははずれ、その後引退した

※この「選手時代まで」の解説は、「クレア・デニス」の解説の一部です。
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