路上観察研究会
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「パパのいうことを聞きなさい!」の記事における「路上観察研究会」の解説
織田 莱香(おだ らいか) 声 - 堀江由衣 ヒロインの一人。多摩文学院大学文学部人文学科2年生(1 - 10巻)→3年生(11 - 15巻)→4年生(16巻)→社会人(17 - 18巻)。路上観察研究会の紅一点。 成績は優秀で、現役のテニス部員相手に0ゲームで勝ってしまうほどのスポーツ万能。それに加えて絶世の美女と言われるルックスと豊満な肉体を備えている完璧な人間でありながら、同時に超が付く天然かつ変人。普段はとにかく無表情で、口調にもあまり抑揚が無い。 実はかわいい物好きで、祐太の家を訪れた際に空、美羽、ひなの三姉妹は自分にはない可愛らしさを持っていることから、不愛想にはとても見えないくらい変貌するほどのお気に入りで、ことあるごとに祐太に「これちょうだい」と言っている。料理の腕前は、花嫁修業として料理学校で習っただけではなく、自らの凝り性も手伝ってかプロの料理人並みで、和食・洋食・お菓子・パンなど一通り作れるため、祐太や空に料理の手ほどきをしたこともあった。自らの容姿で意味もなく男が寄ってくることを嫌がり、自分に興味を示さなかった佐古に関心を持ってロ研に入部し、祐太と仁村が入部するまでは佐古と2人でロ研を仕切っていた。左利き。12歳以上という些細な理由で空のことを軽蔑したり美羽やひなに対していやらしい妄想をしたりしてはしばしば暴走する佐古に対して、ハリセンでお仕置きすることも多い。 後に進級に伴い新宿キャンパスに変わったため池袋に引っ越す。大学卒業後は教師になり、ひなの通う小学校に赴任、クラスの副担任を務める。 一緒にいることで自らの知らない感情を教えてくれただけでなく、親子問題のときに救ってくれた祐太と三姉妹には特別な感情を抱いており、祐太を異性として大切に思うのと同じくらい、空たちを自らの妹のように愛おしく思っている。特に空のことは、自分が一番苦しんでいたときに微笑んで支えてくれたことから大切に思っており、祐太を巡る恋の相手としてきちんと競いたいと思っている。 仁村 浩一(にむら こういち) 声 - 小野大輔 多摩文学院大学文学部国文学科1年(1 - 10巻)→2年(11 - 15巻)→3年生(16巻)→4年生(17巻)→社会人(18巻)。祐太の親友で、女好きの軽薄な美少年。実家は宮城県の味噌蔵だが、長姉に厳しくしつけられた経験から、本人は家業を継ぐ気はない。芸能人ばりのルックスを持ち、女の子へのマメな気配りとプロ並みの料理の腕を持つため、女性の扱いに非常に長け、キャンパスライフを謳歌している。自宅は女の子を連れ込む(本人曰く「お招きする」)場所」と主張してあまり自分の家に帰らず、祐太の家に布団まで持ち込んで生活していたが、三姉妹が住み始めると追い出された。とことん女には軽い性格だが義理堅く、また友達想いでもある。三姉妹とはノリの良い性格のおかげで、特に社交的な美羽や人見知りしないひなとは初対面時からすぐに打ち解けている。前述のとおり、プロ級の料理の腕前から、時々祐太の家に夕飯を作りに来ている。祐太が小鳥遊家に住むことになった際、とある事情から祐太のアパートの部屋にそのまま引っ越してきている。また、次姉に女の子が生まれた際、姪の可愛さにすっかりハマってしまい、今では祐太のことを笑えないと思っている。 大学卒業後は紆余曲折あって「クリエ」に就職した。「after」では店を任されるほどに成功している。 佐古 俊太郎(さこ しゅんたろう) 声 - 間島淳司 多摩文学院大学の3年生→4年生(18巻)。路上観察研究会の創始者にして会長。眼鏡をかけた肥満体で、筋金入りのロリコン。ただし、可愛らしい幼女は象徴的存在であると考えるが、恋愛対象としないことはおろか、触れない、一定の距離以上は接近しないことを信条としている。反面、卑猥な妄想をしたり、美羽とひなを自身の性的欲求を満たすために引き取ろうとしたこともある。主に小学生以下の幼女に性的興奮を覚え、三姉妹と初めて出会ったとき、美羽とひなには感激し「美羽様」「ひな様」と呼んで天使のように崇めた。しかし、中学生の空を「おばさん」呼ばわりしたため、空にはとても敵視されており、また、空のことを大切に思う莱香の怒りを買い、ハリセンで制裁を受ける。交友関係が広く、その範囲は学内にとどまらず山をひとつ超えた先の大学のラグビー部とも親交があるほどで、その主将からにとても尊敬されている。その交友の広さから、祐太に様々なアルバイトを斡旋したことがある。手先は器用で美羽の衣装を手縫いしようとしたこともある。かなりのゲーム愛好家であり、ファミコン世代。なおテニスサークルの会長である由嘉里とは幼馴染。 祐太たちの卒業の翌年に自身もようやく大学を卒業したが、続けて大学院に進んだ。その後は海外を回り帰国した。
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