華園キャストおよびスタッフ
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「天使な小悪魔」の記事における「華園キャストおよびスタッフ」の解説
黒崎蝶子(くろさき ちょうこ) 華園でピアノ演奏するピアニスト兼キャスト。少し影がある印象の42歳。ALMONDに勤めていたが、店の雰囲気に耐えられず悩んでいたところを、めぐの勧めで華園に移った。 普段は華園でも落ち着いて成熟した感じのキャストだが、気分が落ち込むと「黒蝶子」なる姿に変貌し、ピアノで恐ろしく暗い曲を演奏して聴く者をもみな精神的に落ち込ませる。 美人だが男性運が悪く、過去に振られた男は200人。頻繁に通っていたホストクラブのホストにはいつもいいように利用されていた。実は夫に先立たれた未亡人で、娘には男性関係を厳しく叱られているが、その娘に対しても将来ちゃんと結婚できるよう密かに嫁入り費用を貯金している。 男に甘いと見られたのも、実は再婚して新しい父親ができれば娘が寂しい思いをしなくて済むだろうとの親心からの行為だった。 黒崎泪(くろさき るい) 蝶子の娘で超名門のお嬢様学校に通う高校生。学校では生徒会長を務め、成績優秀かつスポーツ万能で空手3段。柔道の全国大会でも優勝経験あり。 蝶子が何度男に騙されても懲りずに別の男に貢ぐので、母のようにはなるまいと自立できる女性を目指して努力し、なおもホストに騙され続けている蝶子の保護者的立場になって監視し、親子としては逆転した状態であったが、その後ある事件をきっかけに母の本心を知り、考えを改めた。 ぬいぐるみや幼児などかわいいものに目がなく、まると初めて出会ったときも迷子の子供と思い保護しかけた。 登場当初は厳密に言うと華園に所属しているわけではなかったものの、キャスト達と一緒に店の施設を利用したり内輪のイベントに参加したりするなど、事実上の華園の一員として扱われていた。後に女性だがキャストではなく浜村ら男性と同じ黒服として華園で働くようになった。男性が苦手なためキャストとして接客ができないことと母親の監視を目的としているためであり、一連の事情を知る山田家による配慮でもある。 豪田蘭子(ごうだ らんこ) めぐの学生時代の同級生で、豪田総合病院の跡取り娘のお嬢様。プライドが高く、学生時代から人気や成績などで常にトップだっためぐに張り合ってライバル視していたが、とうとう2位のまま勝てず、しかもめぐのほうは全く相手にしていなかった。 卒業後、偶然華園に客として来店したが、その後父の病院が潰れ、豪田家も没落したことで、華園にキャストとして入るという、本人も予想しなかった形でめぐと再会することになった。 現在はめぐの住むアパートで隣室にさよと共に住んでいる。 美人で教養もあるが、わがままとプライドの高さが壁になり、めぐやさよのように客の男性を褒めることを知らなかったため、キャストとしては指名も人気もつかなかったが、めぐや華園の人々に支えられ徐々に性格が改まりつつある。 小嶋さよ(こじま さよ) 蘭子の召使いの女性。豪田家がまだ裕福だった頃から仕えていて、蘭子に対しても単なる主従以上の忠誠心を持ち、現在も豪田家に一生仕えることに迷いを抱いていない。蘭子を助けるために自分も一緒に華園に入りキャストとなった。 純真素朴な性格で、蘭子以外の人間に対しても優しく接し、客の男性に対しても無意識に商売抜きで相手を立てて男心をくすぐるため、本人は自覚もないままいつの間にか蘭子を遥かに超える人気を集め、めぐに次ぐNo.2キャストとなり、客の男性からプロポーズまでされるに至るも、蘭子に一生仕えることを望むため、迷わず断った。 蘭子がめぐにライバル心を持っていることも知っているが、蘭子が他の悪質な店に騙されて危機に陥った時はめぐ達に知らせて助けを求めるなど、冷静な判断力と行動力も持っている。 ゆみっぺ 本名は「ゆみこ」。ホストのリュウ(たもつ)と同郷で、同棲している女性。リュウとは相思相愛だが、ホストという仕事を察して、外で女性客と同伴のリュウを見てもあえて声をかけず我慢している。かつてはリュウに入れ込んでいた蝶子のすすめで、キャストとして華園に入った。 太めの体型と地味な顔立ちから、他のキャストのような魅力はないと見られたが、マリアのメイク術と気配りを見せながら男性客にくつろいでもらう接客で「ほのぼの系」「元気系」「(男の扱いに長けた)人妻系」キャストとして人気を集める。 浜村(はまむら) 華園でマネージャーを務める黒服(クラブでの男性従業員の総称)。38歳。華園には古くからいて信頼されているが、そのためキャスト達からは着替えの手伝いをさせられるなど男性と見られていない部分もあり、またキャスト達を自宅に送り迎えする車の運転手もしている。 離婚歴が1回あるほかにも過去は訳ありらしく、上半身に文福茶釜などをあしらった彫り物があり、華園の女性達を守るためには体をはって敵に立ち向かう。腕っ節も相当なものだが、まるや華園のキャストらは彼の実力と働きには気づいてない。
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