芸術と文学の中のジョンズタウン
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「ジョンズタウン (ペンシルベニア州)」の記事における「芸術と文学の中のジョンズタウン」の解説
ブルース・スプリングスティーンの歌『The River』ではジョンズタウンの会社に言及し、「私は建設現場の仕事を得た。ジョンズタウン・カンパニーで、だがこの頃は経済のために仕事はない」と歌っている。スプリングスティーンによる別の歌『Highway Patrolman』では、「『ジョンズタウン洪水の夜に』をバンドが演奏していたので」という歌詞がある。 ジョージ・ロイ・ヒル監督、ポール・ニューマン主演による1977年の映画『スラップ・ショット』では、実際にあったアイスホッケーチーム、ジョンズタウン・ジェッツと、1976年に北アメリカ・ホッケーリーグで優勝したことに基づいたパロディである。映画の中で町のなはチャールズタウンとなっており、ジェッツはチャールズタウン・チーフスとなっている。この映画の上映で、町が実際よりも良く見せようとしていなかったと考える者がおり、地元で議論を呼ぶことになった。『スラップ・ショット』はアイスホッケーとその弱点について象徴的な映画になってきた。脚本を担当したナンシー・ダウドは1981年のパンクロックの風刺映画『Ladies and Gentlemen, The Fabulous Stains』で架空の町チャールズタウンを復活させたが、撮影はカナダで行われた。 トム・クルーズ主演の1983年の映画『トム・クルーズ/栄光の彼方に』は架空の町アンパイプでの高校アメリカンフットボールの話である。他にリー・トンプソンやクレイグ・T・ネルソンが出演し、ジョンズタウン地域で撮影された。映画に出て来る場面は、カーンビル地区の旧ジョンズタウン高校であり、撮影から間もなく解体された。イーストコーンモーのカーパソ・ルシアン・シティズンズ・クラブ、ベスレヘム・スチールのフランクリン工場、ポイント・スタジアム、ジョンズタウン・"コクラン"・ジュニア高校フットボール練習場やジョンズタウン職業訓練校フットボールのロッカールームも撮影に使われた。 2001年の映画『ロック・スター』の舞台の一部はピッツバーグであり、オープニングなど幾つかのシーンがジョンズタウンで撮影された。 チャールズ・グッゲンハイムが脚本と監督を担当した1989年のドキュメンタリー映画『ジョンズタウン洪水』は1989年のアカデミー短編ドキュメンタリー映画賞を獲得した。この映画はジョンズタウン洪水博物館協会、後のジョンズタウン地域歴史遺産協会から発注され、ジョンズタウン洪水博物館で毎時放映されている。 ミステリー小説作家K・C・コンスタンティンはその小説で、ジョンズタウンとその文化の多くの要素を「ロックスバーグ」として脚色しているが、近くにあるグリーンズバーグ市もロックスバーグの話の幾らかを提供している。 2000年、キャサリン・カンバーが『In Sunlight, In A Beautiful Garden』を出版した。この小説は1889年の洪水に至る時間と洪水がおきてからの出来事を通じて登場人物を追っている。この小説の主人公はフィクションであるが、アンドリュー・メロン、ヘンリー・クレイ・フリック、ダニエル・モレルなど実在の人物も出て来る。 作家ジェイムズ・パターソンは、その小説『Along Came a Spider』の中で連続誘拐犯ゲーリー・ソネジに、ジョンズタウンを通過中にコンビニエンスストアに立ち寄らせている。作家ディヴィッド・マレルは作品『ブラック・プリンス』中の人物「エリオット」にジョンズタウンの孤児院から兄弟2人を採用させ、暗殺者として訓練させる。 1978年の映画『ゾンビ』で、ある登場人物が彼らはペンシルベニア州ジョンズタウンの上を飛んでいると話し、人々はゾンビの出現を面白がっていると冗談を言う。ジョージ・A・ロメロ監督が50マイル (80 km) ほど離れたモンロービル・モールでゾンビの映画の大半を撮影した。 2010年出版の小説『Defenders of Freedom』第1巻、および2012年出版の同第2巻に、ジョンズタウンが出て来る。どちらも「ウィリアムズポート・サン・ガゼット」が出版した単行本であり、ライカミング郡出身で、第二次世界大戦と朝鮮戦争、ベトナム戦争に従軍した古参兵の話である。各巻の序文で、ジョンズタウン生まれで全国に認められた新聞発行者バーナード・A・オラベックが、その父がドイツにおける軍事警察任務に就いていた話と、1970年代にジョンズタウンのウェストエンドで育ったことを語る。 ジョンズタウン生まれの作家ロバート・T・ジェショネクが、地元のランドマークとなっていたグロッサー・ブラザーズ百貨店とその億万長者親会社に関する歴史ノンフィクションを、2014年の著作『Long Live Glosser's』に纏めた。ジェショネクは2013年の短編小説『Christmas at Glosser's』でも、グロッサー・ブラザーズ百貨店の1975年の架空のツアーを描いていた。その他『Fear of Rain』でもジョンズタウンが舞台になっており、この作品はイギリス・ファンタジー賞の候補になった。またミステリー小説の『Death by Polka』と『The Masked Family』もジョンズタウンとその周辺が舞台になっている。
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