義経伝説・義経=ジンギスカン説の沿革とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 義経伝説・義経=ジンギスカン説の沿革の意味・解説 

義経伝説・義経=ジンギスカン説の沿革

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 01:32 UTC 版)

義経=ジンギスカン説」の記事における「義経伝説・義経=ジンギスカン説の沿革」の解説

文治5 (1189) 義経平泉衣川の館自刃 嘉禄3 (1227) チンギス・ハン死去 文永5 (1268) 蝦夷蜂起得宗家代官推定される安藤五郎討たれる 文永11(1274) 文永の役 弘安4 (1281) 弘安の役 正慶2 (1333) 鎌倉幕府滅亡 貞治7 (1368) 元 (王朝)滅亡 長禄1 (1457) コシャマインの戦い アイヌ蜂起 文禄2 (1593) 『新羅之記録蠣崎慶弘東西アイヌ集め秀吉の命に背け追伐すると脅す 寛永20(1643) 越前新保の船が韃靼漂着し乗組員たち北京から朝鮮回って帰参す。『韃靼漂流記』後に流布寛永1~191624年-1643年)の流布本によって義経蝦夷北行説が本格的に読まれるようになり、浄瑠璃歌舞伎狂言読本などにもさかんに取り入れられていく。 寛文7(1667) 幕府巡検使中根宇右衛門らが蝦夷渡りアイヌ義経らを祭っていると帰参後幕府報告する寛文9 (1669) シャクシャインの戦い 寛文10(1670) 『続本朝通鑑林羅山原田説林鵞峰)は《義経衣川死せず逃れて蝦夷島至り、その種残す》 と記す。 延宝5 (1677) 『異本義経記成立元禄1(1688) 沢田源内没す 一説には金史別本作者 元禄7(1694) 水戸光圀大船海風丸を建造し蝦夷地調査に赴かせる。 宝永3 (1706) 大阪竹本座近松門左衛門人形浄瑠璃源義経将棊経(しょうぎきょう)』が上演される宝永7(1710) 幕府巡検使松宮観山蝦夷通史勘右衛門から聞き義経お祭り云々」と記す『蝦夷筆談記』 正徳2(1712) 新井白石は『読史余論』で「吾妻鏡義経自殺説然るべきとし、義経不死俗説記し藤原泰衡献上義経の首は偽物だ」と記す。 正徳2(1712) 馬場信意の『義経勲功記』が刊行される広く民衆読まれる義経蝦夷棟梁になり、シャクシャイン義経の子孫だとした。 享保2 (1717) 加藤謙齋著『鎌倉実記刊行 付属『金史別本』知識人知られる享保5(1720新井白石は『蝦夷志』に「俗に尤も神を敬う。しかるに祠壇を設けずその飲食に祭る所の者は、源の廷尉ていじょう義経なり」と記す 享保7 (1722) 白石澹泊当てた手紙寛永20年の『韃靼漂流記』から彼らが北京義経弁慶のような像の見た件で義経韃靼渡ったかと推測享保8 (1723) 白石金史別本」を偽書だと見破り安積澹泊書簡送る。 宝暦8 (1758) 『和学弁』で篠崎東海『金史別本』対し痛烈な批判を行う。 天明3 (1783) 長見の『国学忘貝刊行 寛政4(1792) 串原正峯『夷諺俗話』で「夷言にも義経をシヤマイクル、弁慶をヲキクルミなどという」と記す 寛政9 (1797) 橘南谿の『東遊記』で蝦夷アイヌが「日本古物刀剣、鍔の類い甚だ秘蔵して宝物なし得る」と記述 寛政10(1798) 幕臣近藤重蔵蝦夷地巡見平取義経遺跡発見し義経神社創建する。 文化5(1808) 最上徳内は『渡島筆記』で「義経巻物奪ったせいでアイヌは文字失った」と記す。(「御曹子島渡」は室町時代に伝わる) 嘉永5 (1852) シーボルトが『日本』で義経=ジンギスカン説を展開 明治9 (1876) グリフィスが『ミカド帝国』を発表義経=ジンギスカン説書かれる明治12(1879) 末松謙澄ロンドンで「日本英雄義経は大征服者ジンギスカン同一人物である」を発表する大正12(1923) 小谷部全一郎が『成吉思汗源義経也』を公刊する。

※この「義経伝説・義経=ジンギスカン説の沿革」の解説は、「義経=ジンギスカン説」の解説の一部です。
「義経伝説・義経=ジンギスカン説の沿革」を含む「義経=ジンギスカン説」の記事については、「義経=ジンギスカン説」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「義経伝説・義経=ジンギスカン説の沿革」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

義経伝説・義経=ジンギスカン説の沿革のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



義経伝説・義経=ジンギスカン説の沿革のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの義経=ジンギスカン説 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS