義経主従
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 06:55 UTC 版)
「義経 (NHK大河ドラマ)」の記事における「義経主従」の解説
牛若→遮那王→源義経:上井聡一郎→神木隆之介→滝沢秀明平治の乱で父・義朝が敗れ、母・常盤が清盛の元に投降したため、幼少期を清盛の元で過ごす。そのため清盛を自分の父親と思い、清盛も牛若に好意的に接していた。後に鞍馬寺に預けられ僧になるべく暮らしていたが、源行家から自らの出生の秘密を知らされる。それから武士として生きることを志し、密かに寺を抜け出し藤原秀衡を頼って奥州に向かう。その途上で元服して義経と名乗る。武道に非常に秀でており戦場では獅子奮迅の働きをする正に「武の人」ではあるが、平素の言動は丁寧で上品である。家来達からは「御曹司」、のちに「殿」と呼ばれる。武術の腕とは対照的に、政治的な(頭脳的な)駆け引きは苦手である。兄・頼朝の下に参陣。頼朝を主と仰ぎ平家を倒す功労者になったものの、戦後処理の行き違いと弟として自分を扱ってくれない頼朝への不満が募り、価値観の相違で悲劇のヒーローとなってゆく。 武蔵坊弁慶:松平健無実の罪で寺を追われた事により、その鬱憤を晴らすため道行く人から刀を奪うようになる。あと一本で1,000本になるという時に義経に負けたことで、義経の家来になる。以降は文武の才覚を活かして命懸けで義経を守るようになり、その最期も義経を庇いながら立ったまま亡くなるという壮絶なものだった。 伊勢三郎:南原清隆非常に口が達者で「蟹」という渾名で呼ばれる。源氏方の武士が出自であると自称。野盗として義経を襲撃するが、撃退され投降。義経が拠点を移す度に率先して地元の民を楽しませて交流した。本作では奥州まで義経に付き従い、最期は衣川で落命した。 駿河次郎:うじきつよし元は駿河国の漁師。兄がいたが袂を分かつ。義経主従の中ではムードメーカーとしての側面を強く持ち、壇ノ浦などの海上戦で腕を振るった。義経に従い衣川で最期を遂げる。 喜三太:伊藤淳史うつぼや義経とは幼馴染で、うつぼに密かな恋心を抱いている。義経の命を狙ったこともあるが、主従の中では喜三太が最古参で義経に馬術を指導する。最期は衣川で落命。 佐藤継信:宮内敦士奥州藤原氏の家臣。当初は秀衡の命で送り込まれた目付役であったが、秀衡の命で奥州を離れる義経に従う。屋島の戦いで義経の身代わりに矢を受けて討死。 佐藤忠信:海東健継信の弟。縁談を断った義経に抗議に行くのが初登場で、兄に比べると直情型。義経が奥州を去る際に秀衡から兄・継信と共に預けられる。静が義経と別れる際に静の警護を任されるが、守りきることができなかった。鎌倉方から静を奪い返そうとして鎌倉方の武士に討たれる。 鷲尾三郎→鷲尾義久:長谷川朝晴一の谷の合戦の折、義経から地形などを尋ねられ鵯越えの作戦を思いつかせる。主従の中では最も遅く加入し、壇ノ浦の戦いの後に「義久」の名を賜った。衣川で落命。
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