系譜部分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/07 09:19 UTC 版)
「帝塚山大学本源氏物語系図」の記事における「系譜部分」の解説
本古系図の系譜部分は記載されている人物の数や特徴的な人物呼称などの点で九条家本系統の古系図に属するものであると考えられる。
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系譜部分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/09/03 10:27 UTC 版)
源氏物語に登場する人物をその父系に従って分けて記述した全ての系図に存在する源氏物語系図の本体部分であり、当時の実際の家系を描いた系図がそうであるように人物間を線でつなげる形式のものとそうでない形式のものがある。おおむね以下のように分かれている。 皇室の一族(多くの場合故先帝から始まっており、今上帝にいたるまでの全ての天皇・全ての皇子・全ての皇女が含まれる最も規模の大きい系譜である。光源氏(通常は「六条院」と呼ばれている)及びその子孫達も全てここに含まれる) 左大臣から始まる頭中将・柏木・紅梅らの一族(葵の上・雲居の雁・玉鬘らもここに含まれる) 右大臣から始まる一族(弘徽殿女御・朧月夜らがここに含まれる) 髭黒の一族(真木柱・玉鬘の子供達もここに含まれる) 明石の一族(明石入道の父である故大臣から始まりその弟の故按察大納言、その娘で光源氏の母である桐壺更衣らもここに含まれる) 以下六条御息所とその父の大臣だけの系譜など、小規模な系譜がいくつか並べられている。 これらの系譜ではその中に現れるそれぞれの人物について、以下のような点が記されている。 母が誰か どの巻に登場するか 本文中での呼ばれ方 官位・事績 詠歌の有無や首数
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系譜部分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/16 17:39 UTC 版)
系譜部分に収録されている人物の数は177人である。この系譜部分に収録されている人物の数を以下のように様々な古系図について調べ、人数順に並べてみると以下のようになる。 九条家本古系図 117人(但し欠損部分を近い系統の古系図で補うと133人から134人であると考えられる) 秋香台本古系図 133人 帝塚山短期大学蔵本古系図 133人 吉川本古系図 137人 伝為定本古系図 141人 国文研本古系図 163人 日本大学蔵本古系図 174人 為氏本古系図 177人 東京大学蔵本古系図 178人 伝清水谷実秋筆本古系図 179人(B本・C本、専修寺秋香台文庫蔵) 安養尼本古系図 189人 天文本古系図 187人 源氏物語巨細 189人(伝姉小路基綱筆・桃園文庫旧蔵・現天理大学図書館蔵) 鶴見大学本古系図 189人 神宮文庫蔵本古系図 191人 正嘉本古系図 210人から214人(但し東海大学蔵本の現存部分のみだと202人) 学習院大学蔵本古系図 215人 伝後光厳院筆本古系図 235人 このように、為氏本古系図の177人という人数は、源氏物語古系図の中で最も原初的な形態を保つとされる九条家本及び九条家本系統の諸本と比べるとかなり多いものの、正嘉本や天文本ほどの人数ではなく、常磐井和子が唱えた系図に収録されている系譜部分の人数が少ないほど古く原型に近いものである」とする法則に当てはめると、増補されたと考えられる系統の中では最も少ない古系図の一つであると考えられる。
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系譜部分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/16 17:39 UTC 版)
本「正嘉本源氏物語古系図」の系譜部分は太上天皇(桐壺帝)で始まり右近中将(常陸介の婿)までで終わっており、父系に基づいて31系統に分かれて記述されている。 人物の表記について、青表紙本と河内本とで表記が異なる人物については、源氏物語古系図では河内本に見られる表記に一致していることが多い。これは古系図の原形である九条家本が青表紙本や河内本が形成されるより以前に作成されたものであり、その元となった現在では古伝本系別本に分類されることになる源氏物語の本文が現在の河内本に近いものであったためであろうと考えられている。そのような中で、絵合巻において絵合に参加している青表紙本系統の本文では「大弐の内侍のすけ」・河内本系統の本文では「大江の内侍のすけ」と表記されている人物について、この正嘉本古系図では「大弐典侍」という青表紙本系統の本文に沿ったと見られる表記が採られているという古系図の中では珍しい状況が存在する。このような青表紙本に近親性を示す本文状況と、本書の奥書において数十に及ぶとする校合の対象となった諸伝本の中で「嵯峨禅尼(=俊成卿女)本」・「京極中納言(=藤原定家)家本」・「定家卿が献上した貴所御本」といった御子左家の関係する三つの伝本のみを特記している事実は、本古系図を作成した人物の立場などと何らかの係わりがあるのではないかと考えられている。
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