座敷童子
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/22 11:10 UTC 版)
座敷童子(ざしきわらし)は、主に岩手県に伝わる妖怪。座敷または蔵に住む神と言われ[1]、家人に悪戯を働く、見た者には幸運が訪れる、家に富をもたらすなどの伝承がある。柳田國男の『遠野物語』や『石神問答』などでも知られ、『遠野物語』の17話・18話および『遠野物語拾遺』87話に「ザシキワラシ」または「座敷ワラシ」の表記で話が掲載されており、17話には「この神の宿りたまふ家は富貴自在なりといふことなり」「ザシキワラシは座敷童衆なり」と記述がある。近年では、座敷わらしに会える宿として岩手県の「緑風荘」「菅原別館」「わらべ」などがテレビ番組や雑誌に取り上げられることでも知られている(後述)。
- ^ a b c d 渡辺他 1987, p. 121
- ^ a b c d e f g h i j k 村上他 2008, pp. 7–12
- ^ 怪談レストラン編集委員会、松谷みよ子責任編集 『座敷わらしレストラン』童心社〈怪談レストラン〉、2007年、17-25頁。ISBN 978-4-494-01373-9。
- ^ 多田 1990, p. 275.
- ^ a b c d e f 多田 1990, pp. 256–261
- ^ a b 真野他 1980, pp. 134–135
- ^ 柳田 1910, pp. 23–25.
- ^ a b c d e f 三浦他 1992, pp. 256–257
- ^ a b c 杉山他 2008, pp. 100–103
- ^ 柳田 1910, pp. 48–52
- ^ a b c d 佐々木 1973, pp. 15–55
- ^ 佐々木喜善「ザシキワラシの話」『郷土趣味』5巻2号(通巻50号)、郷土趣味社、1924年2月、6頁、NCID AN00373399、2014年9月23日閲覧。
- ^ 多田 1990, p. 229.
- ^ 『図説 地図とあらすじで読む 日本の妖怪伝説』志村有弘監修、青春出版社、2008年、71頁。ISBN 978-4-413-00965-2。
- ^ 佐々木 1973, pp. 65–67.
- ^ 『日本の妖怪百科』 4巻、岩井宏實監修、河出書房新社、2000年、30頁。ISBN 978-4-309-61384-0。
- ^ 阿部正路 『日本の妖怪たち』東京書籍、1981年、117-120頁。ISBN 978-4-487-72164-1。
- ^ 柳田國男 『妖怪談義』講談社〈講談社学術文庫〉、1977年 (原著1956年)、123頁。ISBN 978-4-06-158135-7。
- ^ 安部晃司他 『日本の謎と不思議大全』 東日本編、人文社〈ものしりミニシリーズ〉、2006年、40頁。ISBN 978-4-7959-1986-0。
- ^ ペリー荻野「ちょんまげ道中 座敷わらしがくれる福をキャッチする心」 『読売新聞』 2009年7月5日付日曜版、3頁。
- ^ 郷田洋文「家の神の水神的性格」『西郊民俗』第9号、西郊民俗談話会、1959年4月、6頁、NCID AN00086422、2014年9月23日閲覧。
- ^ 村上健司編著 『妖怪事典』毎日新聞社、2000年、74頁。ISBN 978-4-620-31428-0。
- ^ 樋口 2020, pp. 44–46
- ^ 駒ケ嶺, 他 2016
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