第3期あらすじ
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「PSYCHO-PASS」の記事における「第3期あらすじ」の解説
第2期エンディングから5年後の2120年。日本国政府は従来の鎖国政策を緩和し、段階的に移民を受け入れ始めるようになっていた。かつて厚生省公安局刑事課一係を率いた常守朱は何らかの事件で勾留され現場を退き、宜野座伸元や須郷徹平に加え、帰国した狡噛慎也は、花城フレデリカが組織した外務省海外調整局行動課に異動。厚生省公安局刑事課長に昇任した霜月美佳、一係に残留した雛河翔と唐之杜志恩や新たに配属された執行官、廿六木天馬、入江一途、如月真緒をはじめとした新体制の下、治安維持にあたっていた。「車両事故」によって死亡と色相悪化により監視官二名が現場から退き、監視官不在の刑事課一係に、特A級メンタリスト慎導灼と、元軍人でロシア系の帰化移民の炯・ミハイル・イグナトフが着任。この二人は、それぞれの家族が死亡した事件の謎を追うべくして監視官となった「訳あり」だった。 その年の10月、新東京国際空港近海に巨大輸送機が墜落する事故が発生し、灼と炯を加えた一係も捜査のため出動する。その中で彼らは「偶然の積み重ねにより、事故に見せかけられた犯罪」と、それを設計する何者かの存在に気づき、さらに外務省海外調整局行動課も独自の捜査を行っていることを知る。被害者の旭・リック・フェロウズが気づき、告発しようとしたサブプライムローン詐欺を、捜査によって突き止めることに成功はしたものの、旭を殺害した存在を突き止めることは叶わなかった。 その直後、旭が殺された事件と近似した脳科学者・土谷博士の自殺現場を捜査。自殺と断定する他なかったが、選挙テロの防止という名目で土谷の関係者である都知事候補・小宮カリナと対立候補である薬師寺・ヘラクレス・康介の捜査を開始。薬師寺の秘書が殺害されるという選挙テロが発生し、その裏に茗荷谷廃棄区画の裏チャンピオン・榎宮春木の関与を疑う。捜査の中、執行官の家族の暴言に対して炯が暴力を振るい謹慎されるというアクシデントが起こるも、榎宮率いる選挙テロを阻止。小宮が思考誘導AIのマカリナを使った選挙を行っていたことが発覚したが、知人の榎宮の関与を知った薬師寺の色相が悪化。結果的に小宮が新東京都知事となる。その後、廿六木は前任監視官の事故の際に聴取した「梓澤廣一」の名刺を灼と炯に託し、一連の不審死の影にこの男が居ると二人に告げる。 事故により色相悪化した一係の前任監視官に接触した炯は車両事故の裏に公安局内にもメンバーがいる狐と呼ばれる犯罪組織が関与していることを伝えられる。そんな中、信仰特区新設説明会で自爆テロが発生。賛成派が1名を除き死亡するが、反対派が全員生存だったため反対派のテレーザ陵駕、ジョセフ・アウマ、トーリ・S・アッシェンバッハの三名と現場付近にいた賛成派、久利須=矜治・オブライエンの中に犯人がいるとみて捜査が開始する。反対派の3人と会った後、残る久利須がメンタルケアで入院している病院を訪れるも直前で病室が爆破されてしまい、聴取に失敗する。さらには自爆テロ犯同様に爆弾が埋め込まれた人間が5人おり、残り3発の爆弾が残っていることを特定する。前夜に久利須と面会し失踪した陵駕の捜査をする過程で国賓を利用した密貿易の証拠を入手。アウマがそれに関与しているのではないかという疑惑が挙がり、さらに自爆犯がどちらもトーリの教団、ヘブンズリープの信者だったことから炯と如月は国賓に成りすますことでヘブンズリープへの潜入捜査を開始する。 しかし、その最中にアウマが自爆テロにより死亡。その知らせを聞いた如月は動揺してしまいトーリに潜入捜査を感づかれてしまう。それを知らない二人は祈祷中のヘブンズリープ教祖の仁世に接触しようとするも、祈祷中の仁世はホログラムによる偽装だった。その現場をトーリに見られてしまい拘束され、公安局とは別に潜入している外務省の情報を入手するために拷問を受ける。そこでのトーリとコングレスマンの一人で彼の母親の裁園寺莢子との会話でビフロストやインスペクターなどの情報を得る炯だったが、外務省の情報を話さない(知らない)炯に対して、炯の妻で潜入直前に視力回復手術を受けたばかりの舞子・マイヤ・ストロンスカヤを誘拐して口を割らせようとする。 その一方で灼はメンタルトレースによって爆死したと思われた久利須が生存していたことを知り、彼とトーリが計画した犯罪であると見破る。陵駕本人とも再会し、彼女たちが計画していた終末救済プランを利用して今回の犯罪が行なわれていることが判明する。残り1発の爆弾を探すことになった一係は脱出した如月の証言もあり、ヘブンズリープへの強制捜査を実施。さらに炯は潜入していた宜野座、須郷の手により脱出。舞子を単独で捜索する。しかし、舞子は既にトーリによって連れ去られており、炯はトーリに解放を要求するが、舞子の反撃によりトーリが死亡。その結果彼女の色相が悪化してしまう。炯は舞子を守れなかった灼を激しく責め、二人の間に亀裂が入る結果となった。その数日後、炯はコングレスマン・法斑静火からインスペクターになる代わりに舞子を施設から出所させると持ち掛けられる。一度は拒否するも最終的には承諾し、13thインスペクターに任命される。その後、一係への取材を終えた六合塚は、突如事故に遭い意識不明に。さらにその現場に梓澤が現れるのだった。
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