異大陸出身者
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「最遊記の登場人物一覧」の記事における「異大陸出身者」の解説
ヘイゼル=グロース 声:遠近孝一、伊瀬茉莉也(幼少期) 異国からやって来た司教。京言葉を喋る。一人称は「うち」。幼い頃、烏哭三蔵法師がヘイゼルの家にホームスティしていたらしい。物腰は穏やかだがかなりの自信家であり、人の神経を逆撫でする言動が多い。八戒との仲は険悪。カード勝負は何故かいつも勝負がつかない。妖怪のことを「モンスター」と呼ぶ。 幼い頃に師であるフィルバートをモンスターに殺されて以来、モンスターを憎み、根絶やしにするために旅をしている。しかしフィルバートを殺害したのは、ヘイゼルの中に眠る妖怪ヴラハルだった。心の弱みを突かれ身体を乗っ取られかけるが、三蔵、八戒の助けもあり自力でヴラハルを抑え込み、三蔵一行と協力して翼を駆使し烏哭に立ち向かう。しかし力及ばずに叩きのめされ、隙を突いて奇襲を行うも経文の力により翼を消されて崖から落下し、行方不明となる。後に、どこかの村の村人に助けられて生存していた事が判明したが、ヘイゼル自身は記憶を失っていた。 死者の魂を抜き取り、別の死者にその魂を入れて蘇らせるという、特殊な蘇生術を持つ。蘇生術には、胸元に下げる六芒星のペンダントの13の穴にストックした魂を使用。蘇生された人間は、外見は瞳が黄色になる程度だが、食事や睡眠を摂らなくても生きられるらしい。またヘイゼルの号令により、妖怪を滅することだけを目的とする兵隊にもなりうる。普段はガトに戦闘を任せているが、自身も体術は得意で足も速い。エクソシストでもあるため、妖怪を滅することも可能だが、それでは蘇生術に使う魂が得られなくなるため、ペンダントを失うまでその類の技は使わなかった。 原作のヘイゼル編(Even a worm編)完結前に放送された2004年のアニメ版(最遊記RELOAD GUNLOCK)では原作より温和になっており、你健一との面識もなく、彼を敵視。紅孩児一行とも交戦した。幼い頃、妖怪退治で自らもモンスターと化するも、ガトにより撃ち殺されるが、ガトが自分の魂でヘイゼルを蘇らせ、自分がガトを殺したと記憶を変えられていた。その為、ガトの死によって再びモンスター化し、毒を用いて悟空たちを苦しめ、変化する際には、多大な妖力を必要としたため、ガトを含む蘇生された人間の魂が全てペンダントに戻った。最終的には自ら死ぬことを望み、三蔵の銃で最期を迎える。 ヴラハル 声:遠近孝一(ヘイゼルの身体を乗っ取った状態の時)、西凛太朗(ヘイゼル体内に入る前の実態) ヘイゼルの中に眠っていた妖怪としての人格。大阪弁を喋り、殺戮を好む残忍な性格の持ち主。フィルバートを殺した張本人である。 悪魔のような黒い翼をもち、気孔波や強力な真空波を自在に操る。 ヘイゼルの身体を乗っ取ろうとしたが、精神内での死闘の末抑え込まれる。 ガティ=ネネホーク 声:小山力也 通称ガト。ヘイゼルと行動を共にしている、ネイティブアメリカン風の大男。その命は既に失われているが、ヘイゼルの蘇生術によって今なお生き続けている。そのため、空腹や痛み等は感じない。また、何度でも蘇生できるため、無謀な攻撃をしたり、身を盾にしてヘイゼルを守る。ただし、ある出来事の中でヘイゼルのペンダントを握り潰した後は、蘇生を前提とした従前の戦法を咎められるようになった。寡黙で無表情だが、心根の非常に優しい性格。 元々は自然崇拝思想を持ったトカチャ族の猟銃使いの青年だったが、共存していた妖怪を襲ったヘイゼルと敵対し、ヘイゼルから妖怪を庇って死亡。直後ヘイゼルの手により蘇生するが、自然の法則を捻じ曲げたとして一族を追放され、ヘイゼルの従者となったという経緯を持つ。武器は二丁の拳銃。体術にも優れていて、悟空に「ムキムキ」と言われる程筋肉質で屈強な体格を持つ。 烏哭との戦いで無天経文からヘイゼルを守る盾となり、下半身を消される。ヘイゼルが自分から解放されることを望みながら崩れ落ち、その生涯を終えた。 原作のヘイゼル編(Even a worm編)完結前に放送された2004年のアニメ版(最遊記RELOAD GUNLOCK)では、元々「精霊」を崇め生きる分以上の殺生はしない一族の元で暮らしていたが、異大陸の人間の銃撃で死ぬ。が、精霊の力により生き返り、力を得た。拳銃はこの時に入手。その後、精霊によりヘイゼルの所へ行き、次々と妖怪を殺戮するヘイゼルを殺そうとしヘイゼルがモンスター化するも撃ち殺す。が、自分の魂を引き換えにヘイゼルを生き返らせ、自分が襲ってきて返り討ちに遭う嘘の記憶をヘイゼルに吹き込み死亡。その後、蘇生術で再び生き返らされ僕となった。最後は魂のストックがなくなり自分が死んだ後モンスター化したヘイゼルを止めることを三蔵一行に託しヘイゼルに「お前といた時間は楽しかった」と言い残し笑顔で死んでいった フィルバート=グロース 声:金尾哲夫 ヘイゼルの養父にして高名な退魔師。ヘイゼルのことを誰よりも気にかけ、それ故彼が自分の跡を継ぐことに反対していた。かつて烏哭に妖怪にやられかけていたところを助けられたこともある。ヘイゼルがまだ幼い頃に妖怪に殺された。
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