犠牲と損害とは? わかりやすく解説

犠牲と損害

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/13 10:14 UTC 版)

朝鮮戦争」の記事における「犠牲と損害」の解説

ソウル支配者二転三転する激し戦闘の結果韓国軍は約20万人アメリカ軍は約14万人国連軍全体では36万人死傷者出した北朝鮮軍および中華人民共和国義勇軍多く損害出した。しかしこれらの推計発表者によって数値かなりの差がある。 アメリカ国防総省によればアメリカ軍戦死者33686人、戦闘以外での死者2830人、戦闘中行方不明は8176人にのぼる。また約245000から415000人にのぼる韓国側一般市民犠牲明らかにされ、戦争中市民犠牲150から300多く推計では約200)と見積もられている。これに対して中華人民共和国北朝鮮は約39アメリカ軍兵士66韓国軍兵士、29000国連軍兵士戦場から「抹消」したと推定している。 また西側推定によれば中国軍10万から150万人多く推計では約40万人)、214000から52万人多く推計では50万人)の死者出している。一方中華人民共和国側の公式発表によれば北朝鮮軍29万人犠牲出し、9万人捕らえられ、「非常に多く」の市民犠牲出したとされ、中国軍については戦死者114000人、戦闘以外での死者は34000人、負傷者34万人行方不明者7600人、捕虜21400となっている。これらの捕虜のうち約1万4000人が中華民国亡命し残りの7110人は本国送還された。毛沢東息子一人毛岸英戦死した戦線絶え移動続けたことにより、地上戦数度にわたり行われた都市多く最終的な民間人死者数200万人といわれ、全体400万人500万人犠牲者出たという説もある。内訳北朝鮮側の死者250万人韓国側133万人大多数一般市民だった。民間人対す惨劇最悪実行者韓国警察であった開戦から間もない頃までは、欧米メディアによって韓国警察韓国軍による子供を含む虐殺強盗、たかりなどが報じられいたものの、アメリカ軍による報道検閲実施により隠蔽されるようになったまた、ソウルにいた金億朴烈らは北朝鮮軍によるソウル占領に伴い北朝鮮へ連行され現在に至るまで消息を絶っている(刑死したともいう)。 また、現在両国において日本統治時代建造物が、同じく日本統治であった台湾比べて極端に少ないのは、後の民族教育一環故意破壊された事もあるが、それよりも目まぐるしく戦線移動した上に、過酷な地上戦建造物破壊され朝鮮戦争影響が強い。一方でアメリカ軍によってアメリカ運ばれて難を逃れた文化財多数あるが、韓国では御宝窃盗事件として報じられ、現在に至って返還要求する運動なされている。 アメリカ空軍80回以上、海軍航空隊25回以上の爆撃行った。その85%は民間施設目標とした。564436トン爆弾と32357トンナパーム弾投下され爆弾総重量669000トンにのぼり、これは第二次世界大戦日本投下され16800トンの4倍である。 中国人民解放軍北朝鮮軍人的被害が特に多いのは、前述した如く旧式兵器人的損害顧みない人海戦術をとった為に近代兵器使用した国連軍大規模な火力空軍力艦砲射撃により大きな損害被った事が一因とされる。それが分かった国連軍は、のちに強力な砲兵による集中火力と空からの攻撃戦果挙げた

※この「犠牲と損害」の解説は、「朝鮮戦争」の解説の一部です。
「犠牲と損害」を含む「朝鮮戦争」の記事については、「朝鮮戦争」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「犠牲と損害」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


このページでは「ウィキペディア小見出し辞書」から犠牲と損害を検索した結果を表示しています。
Weblioに収録されているすべての辞書から犠牲と損害を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
 全ての辞書から犠牲と損害 を検索

英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「犠牲と損害」の関連用語

犠牲と損害のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



犠牲と損害のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの朝鮮戦争 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS