特性要因図
特性要因図
別名:フィッシュボーンチャート,フィッシュボーン図
【英】fish bone chart, ishikawa diagram
特性要因図とは、ある問題点について、影響を及ぼす原因を系統立てて表した図のことである。品質管理における「QC7つ道具」の一つとして数えられている。
特性要因図は、「店の売り上げが低下した」、「Webサイトのアクセス数が減った」など、企業や団体が抱える問題の解決策として、会議などで用いられることがある。
特性要因図を作成するには、まず、水平の矢印線を描き、その右側に問題点を書く。次に、水平の矢印線に向けて斜めに矢印線を描き、始点付近に要因を書く。さらに、斜めの矢印線に向けて矢印線を描き、始点付近に要因の要因を書く。
特性要因図では、ポイントとなる要因を見つけ出して問題が解決できる場合がある。
特性要因図は、図の形が魚の骨に似ていることから、「フィッシュボーンチャート」、「フィッシュボーン図」とも呼ばれる。なお、特性要因図は、日本の品質管理の先駆者として知られている石川馨博士によって考案された。
参照リンク
「OR・IE」の解説 - (ITパスポート試験対策)
とくせいよういんず 特性要因図 cause and effect diagram
特性要因図
特性要因図
特性要因図 (cause and effect diagram)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 19:03 UTC 版)
「品質管理」の記事における「特性要因図 (cause and effect diagram)」の解説
問題抽出に用いられるツール。ある問題に対して関連する原因の洗い出しを行うため、問題(特性)とその発生の原因(要因)だと考えられる事項とを矢印で結んで図示したもの。その図の形状が魚の骨の形に似ていることから、別名魚の骨図 (fishbone diagram) とも呼ばれる。特性要因図は工程の更なる能力の向上を検討する場において有効な手法であり、ブレインストーミングの要領で要因を抽出して洗い出した要因の関連性を特性要因図に表し、アプローチを行う要因の順位付けを行う為の資料とする。生産工程の現場では、ある問題に対する要因として4M(人 (huMan) ・機械 (Machine) ・材料 (Material) ・方法 (Method) )を大骨とし、その4点に対して更なる要因の洗い出しが行われる。5M(4Mに測定器・測定方法 (Measure) を加える)もある。 要因を列挙するには、当初から単にブレインストーミングで列挙しても無意味である。過去の知識や現場データから推測される要因だけでは解決しない場合に、初めてブレーンストーミング等の手法を用いる。 目的によって以下のように使い分ける: 管理用特性要因図(管理すべき要因の列挙目的) 予防目的で管理を必要とする要因を全て列挙したもの。実績前だから現場データがなく、専ら知識・経験・理論から心配事を網羅的にトップダウンに列挙する。対策は全ての要因に講じる。 解析用特性要因図(原因の探索目的) 現に発生したトラブルの現場データ(特徴)を収集し、データから推定した要因を列挙して対策を講じる。この場合、原因を明確にしてから対策を講じる場合と、疑わしいものに逐次対策を講じてゆく場合がある。
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