牛久保六騎に相当すると推測される各氏の沿革とは? わかりやすく解説

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牛久保六騎に相当すると推測される各氏の沿革

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/11 15:50 UTC 版)

牛久保六騎」の記事における「牛久保六騎に相当すると推測される各氏の沿革」の解説

牧野山城守牛久保城牧野家分流というが、本宗からいつ分岐したかは不明宝飯郡平井郷(豊川市平井町)に給地をもった。岩瀬氏とは対照的に軍事面での活動今川氏永禄年代発給文書からも目立つ。特に永禄5年9月22日新暦1562年10月19日)に牧野太夫山城守)が大塚城徳川氏より奪還したことは特筆される。(関連牧野康成 (石戸領主)稲垣氏伊勢国出身明応年間三河国移住したという。平姓藤原姓とも)というが後に清和源氏支流称した屋敷牛久保城下岸組、本知八名郡賀茂豊橋市賀茂町にあった。平右衛門尉代々通称とした。文明年中より稲垣氏は、牛久保城牧野氏家政総覧していたともいうが、その直参家臣であったか、寄騎であったかを断定するのは難しく確かなことは不明である。稲垣重宗は牧野氏宿老存在である一方今川氏真三河出馬の際に案内役務め以後も氏真の信任が篤かった。重宗の弟は、設楽郡野田城城代今川氏によって任じられている。しかし、重宗の惣領である長茂は永禄8年山本氏ら4人の寄騎とともに岡崎参向家康恭順した。(詳細三河稲垣氏山本氏駿河国富士郡吉野氏の分かれで、祝詞であったともいうが出自について諸説があり一定しない。また伝説上は駿河国久能山城であったというが史料根拠乏しい。源満仲遠祖とする清和源氏山本幸綱が三河国八名郡賀茂郷に今川氏により所領与えられ第二代が初代山本帯刀というが、史料乏し一方で異なった伝説数多く存在し不明な点が多い。成氏から代々帯刀称す本知八名郡賀茂にあったまた、牛久保城下岸組にも出仕屋敷持っていた。(詳細三河山本氏岩瀬氏は家伝では奥州岩瀬郡須賀川現在の福島県須賀川市出身藤原姓二階堂氏族という。須賀川城岩瀬城とも称したかについては諸説がある。その後今川氏家臣となり三河国宝飯郡千両豊川市千両町)に移った(旧本知千両に在った岩瀬氏は後にこの地の郷士となった)。 やがて、岩瀬忠家(治部左衛門尉)が同郡大塚郷中島(蒲郡市大塚町上中島)に大塚城中島城)を築き大塚城初代となった牛久保六騎岩瀬氏は天文年間大塚城岩瀬氏俊の弟和泉守入道善性が牛久保城牧野氏付属した庶流一つである。 和泉守の子雅楽助永禄年中岩瀬氏あて今川氏真発給文書感状判物によれば牛久保吉田両城への兵糧煙硝米穀補給、また銭の融通など経済物流関係への関与目立ち今川領内での給付酒造免許をうけた事などからも今川氏との関係が密である。また、弘治2年1556年)の牧野民部丞(貞成)逆心の節には牧野山城守定成)の加担内談にて押し止めるなど牧野山城守との関係が特筆される。しかし、永禄7年1564年大塚城本家岩瀬河内守彦三郎)が再度徳川家康に降ると、翌年には稲垣氏とともに岡崎家康恭順した。(詳細岩瀬忠震ページ三河岩瀬氏真木氏河内国古市郡出身鍛冶屋職能集団配下としていた。南朝の忠臣真木定観末裔説がある。源姓説と橘姓説がある。14世紀牛久保城近隣の郷(鍛冶郷、豊川市中条町)に移住し本貫地となし、同地牛久保城内堀うちぼり)内と堀外に屋敷構えた在地土豪真木氏は、永禄4年1561年徳川方攻められ牛久保城城主牧野氏)を孤軍守り抜き当主討ち死した牛久保六騎の中では、反徳川派で今川派の旗頭存在であり最後まで戦国大名今川氏近かったとみられる。(詳細三河真木氏野瀬能勢)氏は摂津国能勢郡大阪府能勢町)を本貫地とする室町幕府御家人能勢氏源姓)の一族摂津国芥川城主の能勢丹波守頼則が牧野古白連歌連中であったという。その孫にあたる能勢信景(丹波守)が三河来住し、のち古白に付属したのもその縁という(「牛久保密談記」)。 よって、しばらく今橋城牧野家寄騎であったが、今橋牧野家没落する牛久保牧野家寄騎移った能勢氏代々当主丹波守を称している。永禄8年1565年)には岡崎参向家康恭順した。三河在住時代における本知不詳

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