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烏森町

読み方:カスモリチョウ(kasumorichou)

所在 愛知県名古屋市中村区


烏森町

読み方:カスモリチョウ(kasumorichou)

所在 愛知県名古屋市中川区

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒453-0855  愛知県名古屋市中村区烏森町
〒454-0819  愛知県名古屋市中川区烏森町

烏森町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/02 07:30 UTC 版)

烏森町
中井筋緑道
烏森町
烏森町の位置
烏森町
烏森町 (名古屋市)
北緯35度9分12.91秒 東経136度51分32.95秒 / 北緯35.1535861度 東経136.8591528度 / 35.1535861; 136.8591528
日本
都道府県 愛知県
市町村 名古屋市
中村区
中川区
町名制定[1] 1921年大正10年)8月22日
人口
2019年(平成31年)1月1日現在)[2]
 • 合計 5,327人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
453-0855(中村区)[3]
454-0819(中川区)[4]
市外局番 052 (名古屋MA)[5]
ナンバープレート 名古屋
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烏森町(かすもりちょう)は、愛知県名古屋市中村区中川区の町名。現行町名としては、中村区に烏森町1丁目から烏森町8丁目がある。中村区及び中川区には丁番をもたない烏森町も存在し、8つの小字が設置されている。いずれも住居表示未実施地区[6][7]

地理

中村区南部、中川区北部に位置する。

名古屋市の行政地名としては烏森駅の西一帯を指すが、駅周辺の高須賀町松葉町の一部、愛知県道190号名古屋一宮線名古屋高速5号万場線烏森出入口周辺を含む場合もある。町の中心を縦断する佐屋街道沿いに古い街並みが続き、中川区側には東海旅客鉄道(JR東海)の関連施設が集中している。佐屋街道と交差するように惣兵衛川(中井筋)が流れていたが、現在は暗梁化され中村区側は中井筋緑道として整備されている。

佐屋街道の経由地で、柳街道が当地から北へ分岐し、禰宜町名駅南一丁目)へ向かう。

字一覧

烏森町とその前身である烏森村の小字は以下の通り[8]。以下の表において、

  • 消滅した字については背景色    で示す。
  • 現存する字のうち中川区に所在するものには■を、中村区に所在するものには★を付した。
  • 括弧内には読みを示す。
案内(あんない)[注釈 1] 大坪(おおつぼ)
九反田(くたんだ) 五反畑(ごたんばた)
才ノ神(さいのかみ)★ 四反畑(したんばた)★■
下ノ坪(しものつぼ)★[注釈 2] 社宮神(しゃぐうじん)★■
十一面(じゅういちめん)★■ 須崎(すざき)[注釈 3]
天地(てんち)[注釈 4] 長田(ながた)[注釈 5]
西沖田(にしおきた)[注釈 6] 蓮池(はすいけ)★■
八幡廻(はちまんまわり)■ 八反田(はったんだ)
東沖田(ひがしおきた)[注釈 7] 村内(むらうち)[注釈 8]
村内上(むらうちかみ)[注釈 9] 村内下(むらうちしも)★[注釈 10]

歴史

当地周辺には古代遺跡が散在し、烏森C遺跡(烏森町6丁目)では古墳時代から平安時代須恵器が出土している。烏森天神社は、式内社針名神社」の論社となっている。

天正年間には小川善六という人物の知行地となっていた。後に杉原家次の子である杉原長房の居城として烏森城が築城され、副田吉成は出家した後に当地所在の禅養寺に隠棲している。

町名の由来

江戸期愛知郡烏森村を前身とする。城跡に森があり、多くのが棲んでいたため「烏(からす)の森」と呼ばれ、略して「烏森(かすもり)」となったと言われている[9][10]

地名は戦国期から見え、『信雄分限帳』に「かすもり たかすか両郷 小川善六」とある。

行政区画の変遷

世帯数と人口

2019年(平成31年)1月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[2]

町丁 世帯数 人口
中村区 烏森町 2,682世帯 5,080人
中川区 烏森町 146世帯 247人
2,828世帯 5,327人

学区

市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる[15]。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる[16]

番・番地等 小学校 中学校 高等学校
中村区 全域 名古屋市立柳小学校 名古屋市立御田中学校 尾張学区
中川区 全域 名古屋市立常磐小学校 名古屋市立長良中学校

主な施設

教育

寺院・神社

  • 禅養寺
  • 願成寺
  • 妙通寺
  • 願隆寺
  • 相応寺
  • 烏森天神社

その他

交通

烏森駅

長らく町の東西を横断するJR関西本線近鉄名古屋線によって町が分断され、朝夕のラッシュ時は踏切による慢性的な渋滞が問題化していたが、2002年にJR線の、2005年には近鉄線の高架化が完了し解消された[17]。高架化が完成する以前は1時間当たりの遮断時間が47分を数える踏切も存在した[18]

鉄道・バス

道路

その他

日本郵便

  • 集配担当する郵便局は以下の通りである[19]
町丁 郵便番号 郵便局
中村区 烏森町 453-0855[3] 中村郵便局
中川区 烏森町 454-0819[4] 中川郵便局

脚注

出典

  1. ^ a b c d e f g h i 名古屋市計画局 1992, p. 821.
  2. ^ a b 町・丁目(大字)別、年齢(10歳階級)別公簿人口(全市・区別)”. 名古屋市 (2019年1月23日). 2019年1月23日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年2月10日閲覧。
  4. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年2月10日閲覧。
  5. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年1月6日閲覧。
  6. ^ 中村区の町名一覧”. 名古屋市 (2015年10月21日). 2019年2月13日閲覧。
  7. ^ 中川区の町名一覧”. 名古屋市 (2015年10月21日). 2019年2月13日閲覧。
  8. ^ 名古屋市道路認定図”. 名古屋市. 2020年11月20日閲覧。「名古屋市中川区烏森町」「名古屋市中村区烏森町」のページを参考とした。
  9. ^ 『尾張名所図会』付録『小冶田之真清水』
  10. ^ 名古屋市計画局 1992, p. 254.
  11. ^ a b c d e f 名古屋市計画局 1992, p. 777.
  12. ^ a b 名古屋市計画局 1992, p. 775.
  13. ^ 名古屋市計画局 1992, p. 776.
  14. ^ 愛知県公報第432号1991年11月3日号1046-1048ページ 県告示第1008号
  15. ^ 市立小・中学校の通学区域一覧”. 名古屋市 (2018年11月10日). 2019年1月14日閲覧。
  16. ^ 平成29年度以降の愛知県公立高等学校(全日制課程)入学者選抜における通学区域並びに群及びグループ分け案について”. 愛知県教育委員会 (2015年2月16日). 2019年1月14日閲覧。
  17. ^ 近鉄名古屋線・JR関西本線連続立体交差事業の整備事例 - 名古屋市
  18. ^ 近鉄名古屋線連続立体交差事業に伴う上り線(名古屋方面行き)の高架運行開始について(pdf) - 近鉄
  19. ^ 郵便番号簿 平成29年度版 - 日本郵便. 2019年01月06日閲覧 (PDF)

注釈

  1. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』では、読みを「なんない」としている。
  2. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』にはこの字の記載がない。
  3. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』では、読みを「すさき」としている。
  4. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』では、読みを「てんじ」としている。
  5. ^ 『日本 町字マスターデータセット』の中川区版では、読みを「おさだ」としている。
  6. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』では、読みを「にしおきだ」としている。
  7. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』では、読みを「ひがしおきだ」としている。
  8. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』では、「村内中」(むらないなか)としている。
  9. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』では、読みを「むらないかみ」としている。
  10. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』では、読みを「むらないしも」としている。

参考文献

関連項目

外部リンク

  • ウィキメディア・コモンズには、烏森町に関するカテゴリがあります。


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