日比津町とは? わかりやすく解説

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日比津町

読み方:ヒビツチョウ(hibitsuchou)

所在 愛知県名古屋市中村区

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒453-0061  愛知県名古屋市中村区日比津町

日比津町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/18 18:45 UTC 版)

日本 > 愛知県 > 名古屋市 > 中村区 > 日比津町
日比津町
日比津町
日比津町の位置
日比津町
日比津町 (名古屋市)
北緯35度10分50.64秒 東経136度51分36.81秒 / 北緯35.1807333度 東経136.8602250度 / 35.1807333; 136.8602250
日本
都道府県  愛知県
市町村 名古屋市
中村区
面積
 • 合計 0.71565283 km2
人口
2019年(平成31年)2月1日現在)[WEB 2]
 • 合計 2,242人
 • 密度 3,100人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
453-0061[WEB 3]
市外局番 052 (名古屋MA)[WEB 4]
ナンバープレート 名古屋
テンプレートを表示

日比津町(ひびつちょう)は、愛知県名古屋市中村区地名。現行行政地名は日比津町1丁目から日比津町4丁目と14の小字住居表示未実施[WEB 5]

地理

名古屋市中村区の北西部に位置し、丁目がある区域の東に高道町、西に諏訪町、南に本陣通、北に橋下町

字一覧

日比津町には一部地域に小字が残る。日比津町とその前身である日比津村の小字は以下の通り[WEB 6]。消滅した字については背景色    で示す。

池口西(いけくちにし) 池口前(いけくちまえ)
一ノ郷(いちのごう)[注釈 1] 一本橋(いっぽんばし)
猪之越(いのこし) 上尻江(かみしりえ)
上諏訪野(かみすわの) 上ノ畑(かみのばた)[注釈 2]
上ノ宮(かみのみや)[注釈 3] 上森末(かみもりすえ)
川東(かわひがし) 雉子屋敷(きじやしき)
久左エ門前(きゅうざえもんまえ) 五ノ郷(ごのごう)[注釈 4]
小田(こでん)[注釈 5] 三ノ郷(さんのごう)[注釈 6]
塩辛(しおから) 四ノ郷(しのごう)[注釈 7]
下尻江(しもしりえ) 下ノ畑(しものばた)[注釈 8]
下森末(しももりすえ) 砂田(すなだ)[注釈 9]
外諏訪野(そとすわの) 高道(たかみち)
茶ノ木(ちゃのき)[注釈 10] 中諏訪野(なかすわの)
中宮野(なかみやの) 二ノ郷(にのごう)[注釈 11]
流野(ながれの) 西諏訪野(にしすわの)
西宮野(にしみやの) 野合(のあい)
橋下(はしした) 橋下西(はししたにし)
東諏訪野(ひがしすわの) 東宮野(ひがしみやの)
平手(ひらて) 藤之木(ふじのき)
古川(ふるかわ) 本陣前(ほんじんまえ)
本陣東(ほんじんひがし) 丸田(まるた)
南諏訪野(みなみすわの) 南宮野(みなみみやの)
宮裏(みやうら) 道下(みちした)
六ノ郷(ろくのごう)[注釈 12]

歴史

町名の由来

江戸期愛知郡日比津村を前身とする。「日比津」は、「泥津」(ひじつ)の転訛であるという[1]鎌倉時代後期成立の『熱田宮領新別納郷等注文案』に「泥津郷」、『常徳寺古縁起』に「尾州愛知郡泥津長秋山常徳寺...応永八年」とある。

行政区画の変遷

  • 1889年(明治22年)10月1日 - 愛知郡日比津村となる[2]
  • 1906年(明治39年)5月10日 - 合併により、愛知郡中村大字日比津となる[2]
  • 1921年(大正10年)8月22日 - 名古屋市編入により、西区日比津町となる[2]
  • 1937年(昭和12年)10月1日 - 中村区に編入され、同区日比津町となる[2]
  • 1964年(昭和39年)1月10日 - 中村区森田町の一部を編入する[2]
このほか、中村町十王町菊水町本陣通豊幡町森末町上ノ宮町大秋町東宿町藤江町元中村町道下町鳥居通日吉町寿町大門町羽衣町賑町名楽町若宮町太閤通大宮町西米野町森田町にそれぞれ編入される[2]

世帯数と人口

2019年(平成31年)2月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[WEB 2]

町丁 世帯数 人口
日比津町 958世帯 2,242人

人口の変遷

国勢調査による人口の推移

1995年(平成7年) 2,216人 [WEB 7]
2000年(平成12年) 2,221人 [WEB 8]
2005年(平成17年) 2,156人 [WEB 9]
2010年(平成22年) 2,120人 [WEB 10]
2015年(平成27年) 2,260人 [WEB 11]

学区

市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる[WEB 12]。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる[WEB 13]

番・番地等 小学校 中学校 高等学校
全域 名古屋市立諏訪小学校 名古屋市立日比津中学校 尾張学区

交通

施設

300 m
12
11
10
9
8
7
6
5
4
3
2
1
略地図
1
白山神社
2
津島神社
3
日比津公園
4
定徳寺
5
ゆめの樹保育園
6
みのり幼稚園
7
大円寺
8
妙聴寺
9
天理教城武分教会
10
枇杷島橋緑地
11
名城大学附属高等学校河川敷グラウンド
12
日比津教会
  • 白山神社[3]
  • 津島神社
  • 日比津公園
1990年(平成2年)4月1日供用開始[WEB 14]
  • 定徳寺[4]
  • ゆめの樹保育園
  • みのり幼稚園
  • 大円寺
境智山と号す真宗大谷派寺院[5]。創建年代は不明[5]。当初は専正寺と称する天台宗寺院だったが、安貞年間に栄寿なる僧により真宗仏光寺派の伝来寺として再興された[5]慶安元年、真宗高田派大信寺と改められ、さらに後年大円寺と改称されたという[5]
  • 妙聴寺
  • 天理教城武分教会
  • 枇杷島橋緑地
字川東・字下ノ畑・字上ノ畑・字古川に所在する[WEB 14]。1983年(昭和58年)4月1日供用開始[WEB 14]

史跡

  • 日比津城址[6]

その他

日本郵便

脚注

注釈

  1. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』では「一之郷(いちのごう)」としている。
  2. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』では「上野畑(かみのばた)」としている。
  3. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』では「上野宮(かみのみや)」としている。
  4. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』では「五之郷(ごのごう)」としている。
  5. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』では「小傳(こでん)」としている。
  6. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』では「三之郷(さんのごう)」としている。
  7. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』では「四之郷(しのごう)」としている。
  8. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』では「下野畑(しものはた)」としている。
  9. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』では読みを「砂田(すなだ)」としている。
  10. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』では「茶之木(ちゃのき)」としている。
  11. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』では「二之郷(にのごう)」としている。
  12. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』では「六之郷(ろくのごう)」としている。

出典

WEB

  1. ^ 愛知県名古屋市中村区の町丁・字一覧”. 人口統計ラボ. 2019年3月3日閲覧。
  2. ^ a b 町・丁目(大字)別、年齢(10歳階級)別公簿人口(全市・区別)”. 名古屋市 (2019年2月20日). 2019年2月20日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年2月10日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年1月6日閲覧。
  5. ^ 中村区の町名一覧”. 名古屋市 (2017年6月1日). 2019年2月28日閲覧。
  6. ^ 名古屋市道路認定図”. 名古屋市. 2020年11月20日閲覧。「名古屋市中村区日比津町」のページを参考とした。
  7. ^ 総務省統計局 (2014年3月28日). “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
  8. ^ 総務省統計局 (2014年5月30日). “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
  9. ^ 総務省統計局 (2014年6月27日). “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
  10. ^ 総務省統計局 (2012年1月20日). “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
  11. ^ 総務省統計局 (2017年1月27日). “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2019年4月27日閲覧。
  12. ^ 市立小・中学校の通学区域一覧”. 名古屋市 (2018年11月10日). 2019年1月14日閲覧。
  13. ^ 平成29年度以降の愛知県公立高等学校(全日制課程)入学者選抜における通学区域並びに群及びグループ分け案について”. 愛知県教育委員会 (2015年2月16日). 2019年1月14日閲覧。
  14. ^ a b c 都市公園の名称、位置及び区域並びに供用開始の期日” (2019年5月1日). 2019年11月3日閲覧。
  15. ^ 郵便番号簿 平成29年度版 - 日本郵便. 2019年02月26日閲覧 (PDF)

書籍

参考文献

  • 愛知郡役所 編『尾張国 愛知郡誌』愛知郡誌、1923年2月28日。NDLJP:978638 
  • 中村区制施行50周年記念事業実行委員会記念誌編集委員会 編『中村区誌―中村区制施行50周年記念―』中村区制施行50周年記念事業実行委員会、1987年10月1日。 
  • 名古屋市計画局『なごやの町名』名古屋市計画局、1992年3月31日。 

関連項目

外部リンク

  • ウィキメディア・コモンズには、日比津町に関するカテゴリがあります。


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