中村町_(名古屋市)とは? わかりやすく解説

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中村町 (名古屋市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/18 18:46 UTC 版)

日本 > 愛知県 > 名古屋市 > 中村区 > 中村町
中村町
中村公園の豊国神社前
中村町
中村町の位置
中村町
中村町 (名古屋市)
北緯35度10分18.05秒 東経136度51分33.89秒 / 北緯35.1716806度 東経136.8594139度 / 35.1716806; 136.8594139
日本
都道府県  愛知県
市町村 名古屋市
中村区
面積
 • 合計 0.430401067 km2
人口
2019年(平成31年)2月1日現在)[WEB 2]
 • 合計 3,767人
 • 密度 8,800人/km2
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
453-0053[WEB 3]
市外局番 052 (名古屋MA)[WEB 4]
ナンバープレート 名古屋
テンプレートを表示

中村町(なかむらちょう)は、愛知県名古屋市中村区地名。現行行政地名は中村町1丁目から中村町9丁目と8つの小字住居表示未実施[WEB 5]。本項目では前身である上中村(かみなかむら)についても解説する。

地理

名古屋市中村区の中央部に位置し、東は藤江町、西は東宿町草薙町靖国町、南は鳥居通鳥居西通、北に豊幡町森末町に接する。

字一覧

中村町には一部地域に小字が残る。中村町とその前身である上中村の小字は以下の通り[WEB 6]。消滅した字については背景色    で示す。

油江(あぶらえ)[注釈 1] 一里山(いちりやま)
大島(おおしま) 角堂(かくどう)[注釈 2]
加藤屋敷(かとうやしき) 河原(かわはら)
木賊(きぞく)[注釈 3] 木下屋敷(きのしたやしき)[注釈 4]
楠(くすのき) 作ノ城(さくのしろ)
大門(だいもん) 高畑(たかばた)[注釈 5]
田中勘定(たなかかんしょう) 挺名島(ていなじま)[注釈 6]
茶ノ木(ちゃのき) 天神前(てんじんまえ)
狭間(はさま) 待屋(まちや)
柳原(やなぎはら)

歴史

江戸期愛知郡上中村を前身とする。「中村」の地名は奈良時代律令制下から続くものであり、平安時代中期成立の『倭名類聚抄』にも愛智郡中村郷の記載がある。鎌倉期に中村郷が上中村郷や下中村郷に分割されたと推定され、鎌倉後期成立の『熱田宮領注進状案』に「上中村郷」の記録が残っている。1354年文和3年)の『熱田社領目録案』にも「上中村郷 畠二十二町八反...」とあり、熱田神宮領があったという。

中村町2丁目所在の油江天神社は平安末期成立の『尾張国内神名帳』に記載のある古社で、1282年付の『尾張国千代氏荘坪付注進状案』に「愛知郡西条...油江里」という名の記録も残る。

当地は豊臣秀吉加藤清正の出生地として知られており、豊国神社をはじめ豊臣秀吉の名を冠した建物も多い。

行政区画の変遷

世帯数と人口

2019年(平成31年)2月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[WEB 2]

町丁 世帯数 人口
中村町 2,036世帯 3,767人

人口の変遷

国勢調査による人口および世帯数の推移。

1995年(平成7年)[WEB 7] 1953世帯
5088人

2000年(平成12年)[WEB 8] 1923世帯
4679人

2005年(平成17年)[WEB 9] 1965世帯
4480人

2010年(平成22年)[WEB 10] 1946世帯
4174人

2015年(平成27年)[WEB 11] 1751世帯
3882人

学区

市立小・中学校に通う場合、学校等は以下の通りとなる[WEB 12]。また、公立高等学校に通う場合の学区は以下の通りとなる[WEB 13]。なお、小・中学校は学校選択制度を導入しておらず、番毎で各学校に指定されている。

丁目・字 小学校 中学校 高等学校
中村町1丁目 名古屋市立中村小学校
名古屋市立豊臣小学校
名古屋市立豊正中学校
名古屋市立日比津中学校
尾張学区
中村町2丁目 名古屋市立中村小学校 名古屋市立豊正中学校
中村町3丁目
中村町4丁目
中村町5丁目
中村町6丁目
中村町7丁目
中村町8丁目
中村町9丁目 名古屋市立稲葉地小学校
中村町字大島 名古屋市立中村小学校 名古屋市立豊正中学校
中村町字加藤屋敷
中村町字木下屋敷
中村町字楠
中村町中村公園内
中村町字待屋

施設

300 m
11
10
9
8
6
5
4
3
2
1
略地図
1
中村公園
2
名古屋競輪場
3
豊国神社
4
中村公園文化プラザ(名古屋市中村図書館・秀吉清正記念館・中村文化小劇場)
5
中村公園記念館
6
常泉寺
8
名古屋市中村スポーツセンター
9
正悦山妙行寺
10
龍徳寺
11
長圓寺

その他

日本郵便

脚注

注釈

  1. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』では「油江(ゆえ)」としている。
  2. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』には、この字の記載はない。
  3. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』には、この字の記載はない。
  4. ^ 1923年の『愛知郡誌』では「木ノ下屋敷」としている。
  5. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』では「高畑(たかはた)」としている。
  6. ^ 1882年の『明治十五年愛知縣郡町村字名調』には、この字の記載はない。1923年の『愛知郡誌』では「槌名島」としている。『日本 町字マスターデータセット』では「梃名島(ていなじま)」としている。

出典

WEB

  1. ^ 愛知県名古屋市中村区の町丁・字一覧”. 人口統計ラボ. 2019年3月3日閲覧。
  2. ^ a b 町・丁目(大字)別、年齢(10歳階級)別公簿人口(全市・区別)”. 名古屋市 (2019年2月20日). 2019年2月20日閲覧。
  3. ^ a b 郵便番号”. 日本郵便. 2019年2月10日閲覧。
  4. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2019年1月6日閲覧。
  5. ^ 中村区の町名一覧”. 名古屋市 (2017年6月1日). 2019年2月28日閲覧。
  6. ^ 名古屋市道路認定図”. 名古屋市. 2020年11月20日閲覧。「名古屋市中村区中村町」のページを参考とした。
  7. ^ 総務省統計局 (2014年3月28日). “平成7年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月20日閲覧。
  8. ^ 総務省統計局 (2014年5月30日). “平成12年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月20日閲覧。
  9. ^ 総務省統計局 (2014年6月27日). “平成17年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月21日閲覧。
  10. ^ 総務省統計局 (2012年1月20日). “平成22年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月21日閲覧。
  11. ^ 総務省統計局 (2017年1月27日). “平成27年国勢調査の調査結果(e-Stat) - 男女別人口及び世帯数 -町丁・字等” (CSV). 2021年7月21日閲覧。
  12. ^ 市立小・中学校の通学区域一覧”. 名古屋市 (2018年11月10日). 2019年1月14日閲覧。
  13. ^ 平成29年度以降の愛知県公立高等学校(全日制課程)入学者選抜における通学区域並びに群及びグループ分け案について”. 愛知県教育委員会 (2015年2月16日). 2019年1月14日閲覧。
  14. ^ 郵便番号簿 平成29年度版 - 日本郵便. 2019年02月26日閲覧 (PDF)

書籍

参考文献

関連項目

外部リンク




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