泉大津塩製造・ダネイホン開発編とは? わかりやすく解説

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泉大津塩製造・ダネイホン開発編(昭和21年 - 昭和25年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 06:35 UTC 版)

まんぷく」の記事における「泉大津塩製造・ダネイホン開発編(昭和21年 - 昭和25年)」の解説

昭和21年1946年5月、4人は泉大津海岸にある旧陸軍使っていた倉庫住宅入居萬平は、倉庫中に残され多く鉄板利用して商売考えるなか、近所ラーメン屋清香軒」が、市場食塩高騰し入手できず悩んでいると知り製塩業始めることを決意赤穂神部赴いて製法を学ぶ。その結果多く人手が必要と判明し神部大阪難波闇市従業員集め奔走福子も、萬平支えるべく協力する従業員15集まり賄いをする福子と鈴の手伝いに、週末のみ克子長女タカが加わる。準備1週間かかり、ようやく塩ができ上がったものの、労力の割に合わず生産量少量との現実に、当初従業員らは言葉を失う。しかし、でき上がった塩を貰い「本来の味を作れる」と歓喜する清香軒」の店主夫妻から感謝され従業員らは、労働への意欲掻き立てられる。こうして起業したたちばな塩業」の塩が世良により初出荷されるが、錆の混入理由当初見積もりから半額収益となる。萬平世良から闇市への出荷勧められる断り従業員らと精進し純度の高い塩が出荷できる様になり収益安定する。しかし世良萬平らに内緒一部の塩を闇市横流しして私腹にしていると知った福子は、大阪経済界実力者三田村萬平正規方法に拘った商売心意気訴える。結果三田村から投資受けられることとなり、三田村便乗する形で世良からも投資を受け、横流しの件は水に流す同時期に福子妊娠判明萬平態度従業員らの本音知った鈴が臍を曲げて家出する騒動経て1947年長男・源が誕生する一方三田村から受けた投資新たな事業始めたい考えていた萬平は、栄養失調苦し人々目の当たりにした経験から、栄養食品の開発乗り出す不平等な労働から生じた従業員同士軋轢家庭顧みない萬平福子不和、それらの和解経て栄養食品「ダネイホン」が完成し大阪病院での売れ行き好調となる。そして経理営業担当として真一採用した矢先従業員らが倉庫見つけた手榴弾密かに行っていたダイナマイト漁が反占領クーデター企んだ疑いかけられ萬平従業員、さらに倉庫紹介した世良進駐軍逮捕される福子萬平支援する人々訴えや、萬平信念憲兵の心を動かし最終的に現場検証無罪認められ釈放されるが、逮捕事実信頼失い塩の専売局から取引停止言い渡され萬平福子製塩業廃業し「ダネイホン」の専業舵を取ることを決める。社名を「たちばな栄養食有限会社」と改名し商品改良により大阪市場での売れ行き伸びて行き、やがて世良協力得て東京へ営業販売始める。そして大々的広告戦略もあって「ダネイホン」は有名になりヒット商品となるが、従業員夜学通わせるための奨学金進駐軍から脱税行為と見なされて萬平逮捕され軍事裁判懲役4年 罰金7万円有罪判決を受ける萬平支持する弁護士・東太一指導で、「ダネイホン」の販売権を「豊村商会」へ売却し7万円罰金支払い解決したものの、国税局追徴課税10万円を課される。東は不当な課税見解するも国や進駐軍太刀打ちできない判断したちばな栄養食有限会社売却して企業解散させ、売却金で新たな事業始めることを萬平提案萬平断腸の思い受け入れる。東と三田村協力企業売却従業員らの受け入れ先手配し泉大津離れた福子は、再び香田家に移り長女・幸を出産。その直後国税局福子私物家宅捜査し、売却金が入金され通帳印鑑没収する。東は国を訴え準備進め奨学金非課税であり冤罪であることを新聞社伝手広め世論味方につけて行く。そして国税局から萬平釈放交換条件告訴取り下げ打診される。正義感から告訴取り下げ認めなかった萬平だが、福子に諭され発明家として人々喜ばせるため出所することを優先し取り下げ承諾する釈放され妻子とともに香田家に身を寄せた萬平は、織物業大鳥屋」の店主大鳥勘一から、新たに設立される池田信組合理事長就任懇願される。福子からは本職との違い理由反対され悩む萬平であったが、真一助言を受け、理事長就任する決意をする。

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