河川環境の改善とは? わかりやすく解説

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河川環境の改善

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/13 09:56 UTC 版)

小渋ダム」の記事における「河川環境の改善」の解説

小渋川は、小渋ダムより下流およそ5.1キロメートル先で天竜川へと合流する小渋ダム完成以来出水などを理由とするダム放流中を除き、その区間水のない状態が続いていた。また、小渋ダム湖より上流生田ダムまでの1.7キロメートル区間また、無水区間となっていた。 この無水区間解消して河川環境改善を図る小渋ダム水環境改善事業一環として生田ダムより毎秒0.7立方メートル小渋ダムより毎秒0.72立方メートル常時放流されることになり、2000年4月より開始された。これによって無水となっていた区間に再び戻り河川環境改善されたことで水棲生物増加確認河川利用者数も事業着手以降増加し事業目的のひとつでもあったレクリエーション教育の場の提供も果たしている。

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河川環境の改善

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/20 14:37 UTC 版)

西大滝ダム」の記事における「河川環境の改善」の解説

宮中取水ダム西大滝ダム完成する以前信濃川は、水産資源が豊富でサケ漁獲量1万8千~4万尾記録として残っている。しかしダム建設によってサケの遡上そじょう)が困難となった流域漁民との間では補償交渉持たれ最終的に補償額が43万円当時支払われダム魚道設置された。とは言え補償交渉妥結したのはダム完成から2年経過した1941年昭和16年)であり、また魚道におけるサケ密漁もあって遡上数は減少サケ漁は一挙に衰退し1940年(昭和15年)には終焉迎えた戦後もこの状況変わらず河川流水発電用として多く使用されていることでダム下流流量減少西大滝ダムから魚野川合流点まで流路延長にして63.5キロメートル区間極端な減水区間となり、魚類生育もとより藻類の異常繁茂によって悪臭放つなど河川環境著しく悪化した。これは信濃川限らず大井川などダム多く抱え河川において見られ問題であり、流域自治体発電用水利権更新時に取水量抑制し河川水量回復電力会社要請していた。しかし取水量減少発電量の減少意味し売上高減少結びつくものとして電力会社容易に受け入れなかった。 長野県1980年昭和55年)、「千曲川サケ遡上作戦」(「カムバックサーモン」キャンペーン)を開始千曲川サケ遡上復活させるために21年間で1億6,000万円かけて稚魚 899匹の放流など注力した。これにより1998年平成10年)には西大滝ダムで2尾、21年間の累計48尾のサケ確認される根本的な解決とは言えず、この間にも1997年平成9年)に河川法改正され、「河川環境の維持」が重要な方針一つ挙げられた事から信濃川においても本格的な河川環境回復図られるようになった2001年平成13年7月20日国土交通省北陸地方整備局信濃川工事事務所事務局として流域市町村等で組成される「信濃川中流域水環境改善検討協議会」は、断流、減水区間根本的解消を図るため、東京電力JR東日本協力得て西大滝ダム宮中取水ダムからの河川維持放流開始した放流量は開始前比べ西大滝ダム30倍の放流であった。この河川維持放流減水期である夏季から秋季にかけて毎年行われ、現在西大滝ダムでは放流開始前比べ75倍の放流継続的に実施している。 この結果サケの遡上数は次第増加し2005年平成17年)には長岡市にある妙見堰において1日あたり694尾ものサケの遡上確認国土交通省調べ)。1982年昭和57年)に遡上数の調査始めて以来最高を記録した宮中取水ダムでも数十尾のサケ遡上1日当り確認されており、西大滝ダムでも遡上数が増加している。これは河川管理者流域自治体電気事業者協力して河川環境改善努めたことによる成果である。

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