河川流域と海岸部のヒスイ産地
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 01:58 UTC 版)
「糸魚川のヒスイ」の記事における「河川流域と海岸部のヒスイ産地」の解説
姫川と青海川の中、上流域のヒスイ原産地から流出、運搬、堆積された結果、両河川の中流から下流域、そして東側は糸魚川市大和川海岸から西は富山県朝日町の宮崎海岸までの約40キロメートル間の日本海海岸沿いでヒスイが確認できる。遺跡からの加工前の原石出土状況から、縄文時代以降の古代における糸魚川地区産のヒスイ利用は、姫川、青海川の河口域ならびに日本海海岸に堆積したヒスイの礫を採集したものであると考えられている。 なお、小滝川や青海川と同様にヒスイを含んだ蛇紋岩メランジュ帯がヒスイ海岸の海底にも分布しているのではないかという説がみられる。この層から波のかくはん作用によってヒスイを含んだ蛇紋岩が海岸に打ち上げられると考えられているが、海底の地質については明らかになっていない。
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