中流から下流
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/14 17:54 UTC 版)
峰山町に入ると流れが緩やかになり、最大の支流鱒留川との合流部付近で宮津線から離れ、北北東に向きを変えて河口を目指す。峰山市街地を流れる支流の小西川流域には人口が集中しているが、集中豪雨などでしばしば浸水被害が発生している。河岸には水田が広がっているが、中郡平野の国道312号沿線にはロードサイド店舗が数多く進出している。中郡平野の東側には高尾山や金剛童子山の山系が南北に延びており、小金山や依遅ヶ尾山を超えると宇川が竹野川に並行して流れている。西側には磯砂山や女布権現山などが中郡平野と久美浜町の低地を隔てているが、西側の支流は比較的大きな沖積平野を形成している。西側は離湖を含む樋越川や福田川水系などと接している。網野町から大宮町にかけての竹野川流域には国の天然記念物に指定されている郷村断層が走っており、1927年(昭和2年)の北丹後地震の際に地表に現れた。国道482号に沿う形で弥栄町域に入り、溝谷川との合流部付近には流域でもっとも顕著な河岸段丘が発達している。弥栄町に入ると山肌が川岸に迫って中郡平野が終わり、弥栄町と丹後町の境界付近の狭隘部を抜けると再び沖積平野(間人低地)を形成する。丹後町の市街地を超えて日本海に注ぐ。河口の西側には立岩と呼ばれる岬が突き出ている。大宮町・弥栄町の市街地は河岸に発達しているが、峰山町・丹後町の市街地は川からやや離れた場所に発達している。
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