欧州の情勢
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/27 14:38 UTC 版)
「The Euro Front」の記事における「欧州の情勢」の解説
1978年のパレオロゴス作戦失敗以来、1980年代には欧州大陸全土がBETAに蹂躙され、ドーバー海峡を挟んだ英国やアイルランド、地中海の島嶼部に退避している。ただ、一部の列強国は生活・産業基盤をアフリカや南米に移し、捲土重来を図っているが、黒海から地中海に伸びる長大な欧州防衛ライン(対BETA包囲網)の維持や、長引くBETAとの消耗戦による戦力や兵站の不足が問題になり始めている。 ドイツ 東西ドイツはともに北アイルランドに政府を移転、一時的に東西連合を結んでおり、両国は「統一中華戦線(国共合作)」と似たような関係にある。中でも、西ドイツは欧州連合の中心国家である英国に次ぐ国力を維持しており、欧州連合軍にも多くの戦力を拠出している。装備の優秀さだけでなく、部隊の戦闘能力も高い水準が維持されていることからも、欧州連合軍の中でもドイツ軍、とりわけ即応遊撃戦を主任務とする「第44戦術機甲大隊“ツェルベルス”」を最精鋭部隊として挙げる識者も少なくない。 フランス 東西ドイツと同様に国土をBETAに蹂躙されたフランスは政府をイギリス・サセックス州のケベックに移転、西ドイツに並ぶ規模の国力を維持している。当初はアルジェリアやスエズ運河防衛ラインの警備を担当していたが、最新鋭戦術機「ラファール」導入後はドイツ・フランス連合旅団にも戦力(第131戦術機大隊)を供出している。ジャージー島に移設されたモン・サン・ミシェル(要塞)に駐留する「聖ミカエル騎士団」や、ベルナデッドが所属する「第13戦術竜騎兵連隊」などが有名。 イギリス 欧州諸国の中で国土を残す最後の大国であり、欧州連合の盟主として連合内で最大の国力を維持している。1980年代から対BETA戦を見据えて戦術機主体の戦略に切り替え、国土の防衛に成功している。以後、大陸沿岸部の間引き作戦や海峡を越えて上陸してきたBETAに対する迎撃などを繰り返しつつ、欧州大陸への反攻作戦に向けて戦力の拡充に努めている。また、米国に次ぐ第2位の海軍戦力を保有しているが、その海軍は英国本土防衛戦での反省から沿岸防衛に重点を置くようになり、間引き作戦における砲撃支援を主任務としている。 東欧州社会主義同盟 東ドイツを中心とした、旧東欧諸国による国家連合。西欧諸国よりも先にBETAの侵攻を受けたため、西欧諸国が主体の欧州連合と比べると現存する国力・軍事力は極めて限定的で、現在は欧州連合にオブザーバーとして参加、軍事力を提供している程度である。かつては装備から戦術に至るまで、全てをソ連式で運用していたが、ソ連が極東に撤退したことで欧州への影響力が失われたことや、東西ドイツでの軍事交流などが契機となり、西欧諸国との距離を縮めつつある。
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