検挙と裁判とは? わかりやすく解説

検挙と裁判

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/27 02:56 UTC 版)

朴烈事件」の記事における「検挙と裁判」の解説

朝鮮人無政府主義団体である黒濤会を結成して中心となっていたが、大正天皇写真を壁に張りナイフ刺したのを尾行刑事見られたことから、関東大震災後1923年9月3日金子とともに検挙され上海から爆弾入手し天皇暗殺計画したとして1925年10月20日起訴された。 1923年9月1日起きた関東大震災2日後戒厳令下に朝鮮人民衆によって私刑受けた震災後混乱期に、朝鮮人無政府主義者朴烈愛人文子治安警察法に基づく「予防検束」の名目検挙され東京淀橋警察署連行された。 当時警察司法当局は、かねてから朝鮮民族主義反日運動主催してきた朴烈が「朝鮮人暴動」を画策し爆弾テロ企図していたとして、朝鮮人殺害対す国際的非難浴びた場合弁明私刑参加した日本人起訴至った場合情状酌量与え大義名分とすることで事態収拾することを計画していた。 予審担当した東京地方裁判所判事立松懐清が、翌1924年2月15日両名爆発物取締罰則違反起訴したが、司法当局朝鮮独立運動家や社会主義者らへの威圧目的として、起訴容疑大逆罪切り替えることとし立松もこれに同意した一方も「(関東大震災なければ1923年秋に予定されていた)皇太子裕仁親王御成婚の儀の際に、大正天皇皇太子襲撃する予定であった」とする大逆計画認め素振りをした。これについては、収監中の朴烈文子並んで予審法廷立てられなおかつ取調中にの膝に文子座って抱き合うという行為出て立松らが見てみぬ振りをするなど、「大逆事件告発した司法官としての出世を望む立松と「朝鮮民族独立英雄としての名声得て死ぬ事を希望した朴烈思惑一致があったとする説もある。 朴烈1925年5月2日に、文子同年5月4日それぞれ大逆罪問われ起訴された。 翌1926年3月25日両者死刑判決下され続いて4月5日に「天皇慈悲と言う名目恩赦出され、共に無期懲役減刑された。ところが朴烈恩赦拒否すると言い文子特赦状を刑務所長面前破り捨てと言われている。文子7月獄中自殺した

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検挙と裁判

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/03 15:13 UTC 版)

本庄事件 (1923年)」の記事における「検挙と裁判」の解説

9月22日軍隊応援得て県北部での騒擾事件犯人一斉に検挙された。本庄事件検挙者は33名で、農業露天商鳶職ペンキ職人車夫小間物商など様々な職業人々であった周辺熊谷町では35名、神保原村19名、寄居町13名、妻沼町14名が検挙されている。10月22日から一連の事件裁判浦和地方裁判所始まり11月26日判決下され、重い者で懲役2年証拠不十分で無罪となった者もいた。 本庄事件裁判記録による殺傷行為部分では 当時極度に昂奮せる群衆同署 (注:旧本庄警察署現在の本庄市立歴史民俗資料館構内殺到し来りて約三千人に達し、同夜中(注:9月4日)より翌五日午前中に亘り右鮮人に対して暴行加え騒擾中一被告Aは同日四日同署構内に於て殺意の下に仕込杖使用し、他の群衆と相協力して犯意継続の上朝鮮人三名殺害 一、被告Bは同日殺意の下に同署構内にて鮮人殺して了えと絶叫し長槍使用し、他の群衆協力して犯意継続の上鮮人四、五名を殺害 一、被告Cは同月五目同所に於て殺意の下に金熊手使用し、他の群衆と相協力して鮮人一名殺害 一、被告Dは同月四日演武場に於て殺意の下に木刀使用し、他の群衆と相協力して犯意継続の上鮮人三名殺害し、尚同署事務所居りたる鮮人一名引出し群衆中に放出して殺害せしめ(以下略) —浦和地方裁判所判決1923年11月26日記録されている。

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