桜城高校
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/27 03:43 UTC 版)
「ウダウダやってるヒマはねェ!」の記事における「桜城高校」の解説
(学年はすべて初登場の時の学年) 島田 亜輝(しまだ あき) 1年生。本作の主人公の1人。黒い天然パーマが特徴だが本人はコンプレックスとしている。直巳とは反対の頭脳的な性格。女や金が大好きで、スリルをこよなく愛する快楽主義者。人に向かって拳銃を発砲するなどキレると何をするかわからない怖さを持ち、アマギンや弐乃といった犯罪に躊躇が無い危険人物を相手にすることが多い。言動は軟派で軽薄だが、根は情に厚く仲間を大切に想っている。特に直巳とは強い信頼関係にあり、唯一「相棒」と呼んでいる。あけみとはいがみ合う仲だが、内心では憎からず思っており、彼女の発言がきっかけで髪を伸ばすようになった。 アマギンとは、あけみのこともあり当初は敵対関係にあったが、行動を共にするうちに共感のような感情が芽生え、「直巳がいなくて一人きりだったら俺はヤツ(アマギン)だったかもしれない」と思うようになる。ゆえにアマギンが凪に殺されたあとはショックで自暴自棄に陥るが、直巳とのタイマンと彼の叱咤で復活し、凪との最終決戦に挑む。全てが終わったあと、スクランブル・ハロウィンのデータが入ったフロッピーを壊して投げ捨て、天に向かってアマギンに別れを告げた。 最終話以降も相変わらず自由気ままにやっており、修学旅行先の広島では直巳とともに地元の不良とケンカしたり、ハリウッド俳優にでもなろうかなと直巳に語っている。 赤城 直巳(あかぎ なおみ) 1年生。本作の主人公の1人。亜輝とは幼馴染み。金髪のオールバックで立派な体格を持つ。熱血漢の筋肉バカで腕っぷしに自信があり、蘭岳宗一や九条など腕力自慢の相手と真っ向から殴り合う喧嘩が多い。実力は亜輝以上と評されるが、一方で詰めが甘いと言われることもある。男らしく親分肌な性格で、後輩の四郎たちの面倒を見ている。 山梨で出会った桃河美里と惹かれ合い、のちに桜城高に転入してきた彼女と恋人関係になる。彼女には頭が上がらず、亜輝と女の子関係の話題で盛り上がるたびに睨まれたり殴られたりしている。また、美里に対して(悪意なく)女っぽくないと指摘するなど女心に疎い描写もある。 最終話以降も変わらず亜輝とつるんでおり、プロボクサーになる夢を語っている。 松郷 勇(まつごう いさむ) 1年生。通称・ジェイソン。礼次の中学時代の後輩。唇が厚く、筋肉質のゴツい体つきをしている。入学当初は桜城の1年のトップになる気でいたが、亜輝の一撃にあっけなく倒れる。その後は三枚目な役割が多く、敵から逃げ出したりもするが、終盤では大勢の敵を前にして根性を見せるシーンもあった。腕相撲トーナメントでは(組み合わせに恵まれた面があったものの)決勝で久条を破り優勝するという大番狂わせを起こした。 三上 礼次(みかみ れいじ) 2年生。長髪で常に口元を布で覆っている。危険な匂いのする男だが、実はお金持ちのボンボン。口元を覆っているのは前歯がないのを隠すためであり、一度は差し歯をいれたがすぐ折られたため口を隠し続けている。硬派な性格ゆえに生意気な1年コンビ(特に亜輝)とは反りが合わなかったが、北海道で亜輝とタッグを組んだことを契機に2人を桜城のトップと認める。スクランブル・ハロウィン編では屈指の実力者である流に勝利し楓と凪を驚かせた。最終話では後輩の女子に告白されて付き合いはじめる。 鬼場 洋平(きば ようへい) 2年生。スキンヘッドで糸目の男。大事な時に下痢になりやすい。非常に興奮しやすくキレると収拾がつかなくなり、その際は目が見開き頭に太い血管が何本も浮き出す(作中では「メロン」と表現されたことがある)。かつて静岡に住んでおり、アマギンとも面識がある。後に興奮状態を制御できるようになったことで実力が上がり、スクランブル・ハロウィン編ではプロ級のボクサーである丸々に勝利し楓と凪を驚かせた。 住崎 玲央(すみざき れいおう) 3年生。巨漢の番長で「大将」と呼ばれている。男気ある性格で、校外で暴れたり仁義に反することを嫌っており、後輩の礼次や鬼場から強く慕われている。後輩の麦子と付き合っている。 紅浪 星志郎(こうなみ せいしろう) 3年生。ドレッドヘアでサングラスをしている巨漢の男。常に風船ガムを噛んでいる。無口で喋るシーンはかなり少ないが、中学時代は饒舌だったらしい。中学時代からカオリに惚れており、彼女に会うために桜城高校に入学したほど。卒業後にプロポーズして受け入れられカオリと結婚した。サングラスの下の素顔は作中で明かされることはなかったが、カオリとの結婚式の日に亜輝と直巳が偶然サングラスを外した顔を見てしまい、「あいつには一生グラサンが必要」と評された。 青田 麦子(あおた むぎこ) 2年生。住崎の彼女で、彼のことは「レオさん」と呼んでいる。住崎のことは心底惚れており、彼の卒業後も交際は続いている。 伊藤 カオリ(いとう カオリ) 保健室の先生。教師だが軽い性格で、校内でのケンカは部活程度だと思っておりケンカを観戦するのも大好き。のちに星志郎のプロポーズを受けて結婚した。
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