明治大学大学院経営学研究科・経営学部とは? わかりやすく解説

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明治大学大学院経営学研究科・経営学部

(明治大学大学院経営学研究科 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/21 15:30 UTC 版)

明治大学 > 明治大学大学院経営学研究科・経営学部

明治大学経営学部(めいじだいがくけいえいがくぶ、英称:School of Business Administration)は、明治大学が設置する経営学部明治大学大学院経営学研究科(めいじだいがくだいがくいん けいえいがくけんきゅうか)は、経営学を教育・研究する明治大学の大学院経営学研究科

概説

明治大学経営学部は、1953年に発足し私立大学で日本初の経営学部である[1]。創設者は当時の明治大学総長・商学部教授であった経営学者の佐々木吉郎で、戦後の経営学の隆盛を鑑み、商学部から分離し、商学と区別される経営学を対象とする専門の学部を創設したのである[2]1959年、大学院経営学研究科が設置され、1965年には私立大学で最初の経営学博士の学位が授与されている。1995年の経営管理コース・経営会計コース・経営文化コースの3コース制の導入を経て、経営学部設置50周年目前の2002年にはこれまで経営学科のみの1学科体制から新たに会計学科、公共経営学科を設置し、3学科体制に移行した。2015年には学科別の募集を改め、学部一括の募集を開始した。

明治大学経営学部は、「グローバル経営人材」及び「価値創造人材」の育成を目標としている[3]

沿革

キャンパス

学生の間では、駿河台への進級後に和泉の必修科目を再履修することを「和泉返し」、留年することを「和泉止まり」と呼ぶ[5]

組織

学部・学科

  • 経営学部
    • 経営学科
    • 会計学科
    • 公共経営学科

大学院

  • 経営学研究科
    • 博士前期課程
      • リサーチコース・マネジメントコース
        • 経営理論・管理系
        • 企業論系
        • 経営科学系
        • 人事・労務系
        • 経営史系
        • 財務会計系
        • 管理会計系
        • 公共経営系
        • グローバルコース系
    • 博士後期課程
      • 経営理論・管理
      • 企業論
      • 経営科学
      • 人事・労務
      • 経営史
      • 財務会計
      • 管理会計
      • 公共経営

学部長

  • 大倉 学

人材育成トラック

人材育成プログラムに応じ、1年生から参加可能な3つのトラックが設置されている。

  • GREAT (Global Resources English Applied Track)
    海外留学や国際ビジネス分野でのビジネスリーダーを目指す学生のためのトラック
  • 高度職業会計人養成トラック (CAP: Course of Accounting Profession)
    公認会計士、税理士、米国公認会計士、国税専門官などの国家試験合格を目指す学生のためのトラック
  • デジタル経営人材開発トラック (DIGIT: Digital Insights for Growth and Innovation Track)
    データサイエンス・数理統計・AI等のデジタル技術を利用・活用してビジネスデータ・ソーシャルデータの分析からインサイトを探索し、新たな社会の在り方やプロセス改革・新製品サービス開発・事業創造等のイノベーションを創造できる「デジタル経営人材」を育成するためのトラック

国家試験指導等

国家試験指導センター

公認会計士試験を始めとした国家試験対策用に下記の研究室が設置されている。

数理・データサイエンス・AI教育

明治大学大学院先端数理科学研究科・総合数理学部、及び、明治大学先端数理科学インスティテュート文部科学省による共同利用・共同研究拠点に於いて、数学・数理科学の分野で国内5拠点のひとつに指定)の研究・教育内容をベースにした数理・データサイエンス・AI教育のプログラムである「数理データサイエンス人工知能リテラシーレベルプログラム」が用意されている。

本プログラムは文部科学省「数理データサイエンス人工知能リテラシーレベルプログラム」に認定されており、データ科学や統計学の基礎を理論・スキル面から学べ、教養としてデータサイエンスを習得し、認定時には修了証が発行され、認定された学修成果が専門研究領域や就職後のキャリア等で活用が可能である。

明治大学ビジネススクール(MBS)

日本の私学で最初に開設された経営学部、及び、同じく歴史ある商学部の歴史、伝統を引き継ぎ、専門経営者の育成を目的として明治大学専門職大学院グローバルビジネス研究科(明治大学ビジネススクール)が設置された。2018年に日本のビジネススクールとしてはじめて国際認証機関であるEFMD欧州経営開発財団)から、EPAS認証を取得した[6]。EPASはAMBAAACSBの2つと合わせて3大アクレディテーション機関を構成し、認定校は2018年5月時点で、世界に80校あり、アジアでは、北京大学光華管理学院など2校のみである[7]。他、AAPBSなどにも加盟。

明治ビジネスチャレンジ

東京コンテンツインキュベーションセンター(TCIC)や大同生命などの協力・後援により、明大経営学部が毎年開催するビジネスコンテスト。価値創造人材の発掘、持続的な明治大学発スタートアップの育成、総合大学ならではの幅広い分野でのイノベーション事業開発のロールモデル構築をテーマとし、最優秀賞には副賞100万円と1年間の起業サポートが与えられる。

その他

  • ドラッカー学会
    明治大学文明とマネジメント研究所が、明治大学国際総合研究所における特定課題研究ユニットとして2011年に設立され、日本におけるドラッカー研究を中心とする本格的な研究グループとして始動し、ドラッカー学会事務局が同研究所内に設置された。阪井和男明大教授などが代表をが務めた。

主な教職員

著名な出身者

経済
政治・行政
学術
芸能
スポーツ
その他

関連項目

外部リンク

脚注

  1. ^ 明治大学 経営学部 学部概要”. 2022年3月28日閲覧。
  2. ^ 明治大学 経営学部 経営学部の歴史”. 2022年3月28日閲覧。
  3. ^ 明治大学経営学部. “学部長メッセージ”. 明治大学. 2023年9月21日閲覧。
  4. ^ 学部名としては「第二商学部」「産業学部」も候補に挙がっていた(明治大学百年史編纂委員会 『明治大学百年史』 第四巻 通史編II、546頁)。
  5. ^ 明治大学用語集30選!「知ってた?」これであなたも明治通
  6. ^ 経営系大学・大学院国際認証機関EFMDのEPAS認証を日本で初めて獲得”. 明治大学 (2018年2月23日). 2018年6月8日閲覧。
  7. ^ Pergoot, Nick. “EPAS Accredited Programmes” (英語). EFMD. 2018年6月8日閲覧。



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