明治大学シェイクスピアプロジェクトとは? わかりやすく解説

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明治大学シェイクスピアプロジェクト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/04 23:01 UTC 版)

明治大学シェイクスピアプロジェクト
: Meiji University Shakespeare Project
設立 2004年
設立者 学校法人明治大学
設立地 日本
東京都千代田区
種類 学生演劇カンパニー
所在地 東京都千代田区
ウェブサイト 公式HP
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明治大学シェイクスピアプロジェクト(めいじだいがくシェイクスピアプロジェクト、: Meiji University Shakespeare Project)は、明治大学の学生が主催するシェイクスピア劇上演プロジェクトであり、翻訳、上演、企画運営の全てを学生が主体となって行う、学生演劇プロジェクトの名称である。通称MSP[1]

活動

2004年の初演後、毎年11月初旬に明治大学駿河台キャンパスアカデミーホールで上演されている。例年、200名を超える学生が参加し、4,000名以上の観客が観劇する。

メンバーは毎年新たに選出され、キャスト、楽器隊、演出助手部、照明部、音響部、舞台美術部、衣裳部、映像スチール部、制作部、コラプターズの10部署からなる編成であり[2]、キャストと楽器隊はオーディションにて選出される。以前は明治大学以外の学生の参加もあったが、現在は原則として明大生のみによるメンバー構成となっている。また、中高生を限定としたバックステージツアーなども開催されている。

年々、公演規模が拡大する中、『スーパー歌舞伎II_ワンピース』などの脚本、演出を手掛けた横内謙介や『恋におちたシェイクスピア』(劇団四季)や歌舞伎作品の脚本、演出で知られる青木豪などを監修として招聘している。コロナ禍前の観客動員数は4,500名を超える規模となった。2020年は、新型コロナウイルス対策のため、無観客配信方式により上演され、累計再生回数は1万回を突破した。2021年、明治大学創立140周年を記念し、群馬県前橋市および宮城県仙台市で地方公演を開催する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大により中止となった。

2007年以来、明治大学がケンブリッジ大学の公認演劇団体である「ペンブルックプレイヤーズ」の日本公演を支援しており、アカデミーホールでのシェイクスピア劇の上演の他、ワークショップの開催など交流活動を行っている。2016年には、MSP出身の俳優やクリエイターにより、ウィリアム・シェイクスピアの様々な楽しみ方を探る目的でユニット「MSPインディーズ」が発足。唐十郎などを演出に迎え活動を行っている。また、11月のアカデミーコモンの公演とは別に、ラボ公演やミュージカル部による公演などが行われている。

公演作品

  • 2004年『ヴェニスの商人』11月11日/11月13日( 全2公演 )
  • 2005年『マクベス』9月16日 - 9月17日( 全3公演 )
  • 2006年『ウィンザーの陽気な女房たち』11月10日 - 11月12日( 全3公演 )
  • 2007年『オセロー』11月9日 - 11月11日( 全3公演 )
  • 2008年『十二夜』11月7日 - 11月9日( 全4公演 )
  • 2009年『ハムレット』11月12日 - 11月15日( 全6公演 )
  • 2010年『夏の夜の夢』11月12日 - 11月14日( 全4公演 )
  • 2011年『冬物語』11月18日 - 11月20日( 全5公演 )
  • 2012年『お気に召すまま』11月9日 - 11月11日( 全5公演 )
  • 2013年『ヘンリー四世』11月8日 - 11月10日( 全5公演 )
  • 2014年『組曲 道化と王冠』11月7日 - 11月9日( 全5公演 )[3]
  • 2015年『薔薇戦争』11月13日 - 11月15日( 全5公演 )
  • 2016年『Midsummer Nightmare』11月11日 - 11月13日( 全5公演 )
  • 2017年『トロイラスとクレシダ』11月10日 - 11月12日( 全5公演 )
  • 2018年『ヴェニスの商人』11月9日 - 11月11日( 全5公演 )
  • 2019年『ローマ英雄伝』11月8日 - 11月10日( 全5公演 )
  • 2020年『じゃじゃ馬ならし』11月7日 - 11月8日( 全2公演、無観客配信 )
  • 2021年『ロミオとジュリエット』11月12日 - 11月14日( 全5公演、当面有観客の予定 )
  • 2022年『夏の夜の夢』『二人の貴公子』11月4日 - 11月6日(3公演ずつ全6公演)
  • 2023年『ハムレット』11月4日 - 11月6日( 全5公演 )
※その他、ミュージカル公演、ラボ公演などを開催
  • 2024年『お気に召すまま』11月8日 - 11月10日( 全5公演 )
※その他、明治大学付属八王子中学校・高等学校公演、地方公演(熱海福井)、ミュージカル公演などを開催

主な関係者

協力者

監修

音楽監修・楽曲提供

衣裳デザイン

舞台美術

  • 上田彩絢 - 舞台美術家

ワークショップ

著名な出身者

脚注

  1. ^ MSP-明治大学シェイクスピアプロジェクト”. 2020 5/29閲覧。 エラー: 閲覧日が正しく記入されていません。 エラー: 閲覧日が未来の日付です。
  2. ^ MSP17th『じゃじゃ馬ならし』-第17回明治大学シェイクスピアプロジェクト-”. 2021 5/29閲覧。 エラー: 閲覧日が正しく記入されていません。 エラー: 閲覧日が未来の日付です。
  3. ^ 道化と王冠”. 演劇上演記録データベース. 早稲田大学文化資源データベース. 2021年9月19日閲覧。

関連書籍

  • 『明治大学シェイクスピアプロジェクト!熱闘! Midsummer Nightmare』(井上優、明治大学シェイクスピアプロジェクト 編著 2017年 明治大学出版会)

関連項目

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学園祭元来、各キャンパスごとに『駿台祭』、『和泉祭』、『生田祭』として学園祭が開催され、中でも本部キャンパスの『駿台祭』は内容、規模ともに代表的な学園祭といわれたが学園祭の収益の一部が反主流派の活動資金になっていた ために廃止され2000年以降は開催されていない。和泉祭も一時中止された後『明大祭』に名称を変え、『生田祭』は『生明祭』に名称を変え継続している。松任谷由実、山下達郎、サザンオールスターズ、DREAMS COME TRUE、松田聖子、SMAP、AKB48ら有名アーティストなどが出演している。嘗ての名物イベントとしては『オーバーナイトハイク』などがあったが、現在では、avexなどとの共催によるダンスイベント『Dancer Bird』、学生最大規模を誇る『MEIJI ROCK FESTIVAL』、有名モデルなども出演する『モデルファッションライブ』などが有名。フジテレビジョンやJ-WAVEの公開放送など、主要メディアとのコラボ企画も盛んである。明治大学シェイクスピアプロジェクト詳細は「明治大学シェイクスピアプロジェクト」を参照毎年11月に開催される恒例の演劇祭。文学座及び、各分野の一流プロの指導の下、学生が主体となり、出演を始め、制作・演出・音響・宣伝等運営の一切を手懸け、アカデミーホールにてシェイクスピア劇を上演。例年、3,500人以上の観客を集め、2018年は過去最高の4,583人を動員した。中高生を対象としたバックステージツアーが設置されている他、並行してケンブリッジ大学の学生劇団ペンブルックプレイヤーズによるシェイクスピア劇なども上演され、併設のワークショップには多くの学生が参加する。お茶の水JAZZ祭
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