日本国内の歴史とは? わかりやすく解説

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日本国内の歴史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 00:29 UTC 版)

モデム」の記事における「日本国内の歴史」の解説

日本では日本電信電話公社民営化するため1985年4月電気通信事業法制定され民間企業としての日本電信電話(NTT)が誕生した。この法令施行により、それまで省庁個別許認可制し、特別の事情だけに許可されていた「日本国内での通信事業」が、広く一般民間企業開放された。これと同時に端末自由化」も行われ技術基準適合認定受けた通信機器であれば自由に利用できるようになった。 この端末機器自由化は、アナログ信号音声通話機器自由化加えてデジタル信号伝送するデータ通信自由化された。それまでデジタル通信日本電信電話公社1964年の東京オリンピック目前1963年末の12月に、国鉄の「みどりの窓口」と日本航空座席予約システムコンピューターネットワーク接続のために開始したデータ伝送サービスだった。その後全国銀行データ通信システムでの銀行間における為替業務通信広がった企業間のデータ通信時代の当然の流れ機器低価格に伴い次第個人レベルでのアーリーアダプター広がり草の根パソコン通信では音響カプラによる300bps使用企業乗り出してくるころには1200bpsのデータ通信への置き換えパソコン通信アクセスポイントへのダイヤルアップ接続FAX通信をする手段となった。これによりパーソナルコンピュータ接続する電話回線モデム普及した1994年の日本でのインターネット商用化受けてこれがさらに加速し当初外付けだったモデムパソコン低価格相まって次第内蔵主流となったモデムはもともとはデジタル信号アナログ信号変換しアナログ通信回線通じて相手送り受信側はそのアナログ信号モデムデジタル信号変換するのである。 しかし、デジタル信号デジタル回線そのまま載せるシステムとして1995年には世界先駆けて日本デジタル通信のためのISDN回線サービス開始された。ISDNでは(「モデム」は本来アナログ回線を使うものであったので)それとはっきり区別するために「ターミナルアダプタ(TA)」と呼ばれた1997年からの常時接続サービスにより一般使用徐々に広がり高速通信として使用された。データ通信は64kbps/128kbpsとなった。しかしアナログ加入回線主流で、モデムのほうも広く一般に使用されつづけ、アナログ回線モデムデジタル回線ターミナルアダプタ共存する時代となった2000年頃からADSLCATVなどのブロードバンド回線普及しはじめたADSLは(一般音声のための)アナログ回線利用してデジタル通信であり、ADSL仕様モデム利用する。これをADSLモデムという。ADSL低価格大容量化し一般に広く普及しADSLモデム広く普及した。(一方光ファイバー網デジタル回線普及しデジタル回線利用したデジタル通信主流となってきた。) 公衆無線LAN接続モバイルデータ通信定額制インターネットFAXサービスなどの拡充によりモデムを使う用途激減し2000年代後半には、モデムノートパソコンでも内臓されないことが一般化したモデム利用する人だけカード型モデム増設し利用するようになったモデム代わりにWifi標準搭載するノートPC一般化していったノートパソコンカードスロットなくなりモデム使用にはUSB接続モデム使われるようになってきた。 デジタル回線ADSL使用不可地域(一部離島など)では、今でも従来型モデム使用されている。

※この「日本国内の歴史」の解説は、「モデム」の解説の一部です。
「日本国内の歴史」を含む「モデム」の記事については、「モデム」の概要を参照ください。

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