日本の炭鉱事故とは? わかりやすく解説

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日本の炭鉱事故

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 05:40 UTC 版)

炭鉱」の記事における「日本の炭鉱事故」の解説

日本では明治年間になると殖産興業の名の下、鉱山開発盛んに行われた。しかし、当時鉱山利益優先で、労働環境二の次であったため安全対策劣悪な場合多く、特にガス爆発粉塵爆発発生しやすい炭鉱においては、しばしば大規模な事故発生した小規模な死傷事故は、記録残っていない事故まで含めると膨大なとなると考えられる第二次世界大戦後安全対策充実する事故発生件数劇的に減少したが、高コスト石油エネルギーへの転換輸入炭の増大などから閉山相次ぐことになったまた、事故も完全になくなったわけではなく、そのため事故対す労働者遺族への補償経営者大きな痛手となり、日本の炭鉱衰退拍車を掛けた。 日本主な炭鉱事故 1899年6月15日 - 豊国炭鉱福岡県)にて爆発事故死者行方不明者210人。 1907年7月20日 - 豊国炭鉱福岡県)にて爆発事故死者行方不明者365人。明治期最悪事故1909年11月24日 - 大之浦桐野炭鉱福岡県)にて爆発事故死者行方不明者243人。 1912年 - 北炭夕張炭鉱北海道)にて4月29日12月23日爆発事故それぞれ死者行方不明者269人、216人。1913年1月13日会社鉱夫53名の生死不明のまま坑口密閉した1913年2月6日 - 二瀬炭鉱福岡県)にて爆発事故死者行方不明者101人。 1914年11月28日 - 新夕張炭鉱北海道)にて爆発事故死者行方不明者423人。 1914年12月15日 - 方城炭鉱福岡県)にて爆発事故死者行方不明者687人。日本近代史最悪炭鉱事故とされる1916年 - 東見初炭鉱山口県)にて海水流入事故鉱区海域にあったため)。死者行方不明者235人。 1917年12月21日 - 大之浦桐野炭鉱福岡県)にて爆発事故死者行方不明者361人。 1918年2月5日 - 大之浦桐野炭鉱福岡県)にて爆発事故死者行方不明者71人。 1920年6月14日 - 北炭夕張炭鉱北上坑(北海道)にて爆発事故死者行方不明者209人。 1927年 - 内郷炭鉱福島県)にて坑内火災死者行方不明者136人。 1938年10月6日 - 北炭夕張炭鉱天竜坑(北海道)にて爆発事故死者行方不明者161人。 1941年3月18日 - 三菱美唄炭鉱北海道)にて爆発事故死者行方不明者177人。死者行方不明者177人。 1943年 - 長生炭鉱山口県)にて海水流入事故死者行方不明者183人。 1944年 - 美唄炭鉱北海道)にて爆発事故死者行方不明者109人。 1958年9月25日 - 福岡県山田市にある池本鉱業大昇炭鉱にてガス爆発発生死者14人。 1960年 - 中元寺川増水によって豊州炭鉱福岡県)で落盤死者行方不明者67人。 1960年2月1日 - 北炭夕張炭鉱北海道夕張市)でガス爆発発生死者42人。 1961年 - 上清炭鉱福岡県)にて坑内火災死者71人。大辻炭鉱福岡県)にて坑内火災救助入った炭鉱長も巻き込まれ死者26人。 1963年11月9日 - 三井三池炭鉱福岡県)にて爆発事故死者458人を出し第二次世界大戦後事故では最多死者数を出す。 1965年 - 北海道炭砿汽船夕張鉱業所(北海道)にて爆発事故死者行方不明者61人。 1965年 - 三井山野炭鉱福岡県)にて爆発事故死者行方不明者237人。 1966年11月1日 - 住友奔別炭鉱北海道)にて午前2時45分ころガスによる事故発生作業中の職員3名、鉱員13名が死亡鉱員4名が重軽傷を負う。 1970年 - 三井芦別炭鉱北海道)にてガス爆発事故死者5人・重軽傷者7人。 1972年 - 石狩炭鉱石狩鉱業所(北海道)にて11月2日午後5時48分頃にガス爆発事故死者31人。 1977年 - 三井芦別炭鉱北海道)にてガス爆発事故死者25人・重傷者8人。 1981年 - 北炭夕張新炭鉱(北海道)にてガス突出爆発事故坑内59名の安否不明者が取り残されたまま注水作業開始し最終的な死者93人。 1984年 - 三井三池炭鉱有明抗(福岡県)にて坑内火災死者83人。 1985年 - 三菱南大夕張炭鉱北海道)にて爆発事故死者62人。

※この「日本の炭鉱事故」の解説は、「炭鉱」の解説の一部です。
「日本の炭鉱事故」を含む「炭鉱」の記事については、「炭鉱」の概要を参照ください。

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