日本の無人駅
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/11 22:28 UTC 版)
日本においては、9465ある鉄道駅のうち4564駅(2020年3月時点)と半数近くを占め、地方の人口減少などに伴い増加傾向にある。有人駅であっても時間帯により駅員が不在となる「時間帯無人駅」もある。旅客を取り扱う無人駅では、特別な理由が無い限り乗車・下車は通常通り行われる。駅員がいないことから出札・改札・集札について省略されるか、有人駅とは別の方法(運転士による車内収受や商店・民家などへの券売委託など)か、自動化手段(自動券売機や自動改札機、乗車整理券に基づく降車時精算など)がとられる。 係員が配置されている駅であっても旅客と接する出改札業務を行う係員がいない場合に「無人駅」と扱われる場合が多く、ウィキペディア日本語版でもこの分類に従っている。 「信用乗車方式」も参照 無人駅は、かつては駅勢圏の人口や乗降客が極端に少ない過疎地のローカル線に設けられる事例が多かったが、ICカード乗車券の普及や鉄道事業者側の経費削減という都合により、近年では幅広く見られるようになった。国土交通省の集計によると、2002年3月時点で日本にあった9514駅のうち無人駅は4120駅 (43.3%) だった。2020年3月時点では9465駅のうち4564駅 (48.2%) と増加している。名古屋都市圏では地下鉄を除き、普通列車のみの停車駅の多くが無人駅(自動化型)である。
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