応援時の鳴り物等の持込規制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 19:41 UTC 版)
「宮城球場」の記事における「応援時の鳴り物等の持込規制」の解説
楽天の新本拠地となったことにあたり、球団では当球場で開催するホームゲームで鳴り物入りの応援を大幅規制している。理由は、「近隣住宅地への配慮」「ボールの音が聞こえる観戦環境の確保」「仙台医療センターが近隣にある」などとされている。(仙台市によると、市民からの「応援の騒音に対する苦情」は毎年起きており、事実、球団ではスピーカーなどの音響装置の改良工事を毎年行い1億円程度の設備投資を行っている。) 具体的な制限事項は以下の通りである。 トランペット、カネ、笛、拡声器、ラジカセの持込・使用は一切禁止。 太鼓はNPBが公認した私設応援団のみに許可され、「四方40cm、高さ30cm以内」のもの1個のみ可。使用場所は指定席を除いた外野席に限られ、22時以後は使用禁止。 応援旗もNPB公認の私設応援団のみ可。「縦2m、横3m以内」で枚数は制限なし。また横断幕は原則として手持ちのみとし、フェンス、スタンド等の球場施設への取り付けは禁止。(ガムテープ・養生テープでの貼り付け、ハトメを使った固定も不可。ただし許可を得た私設応援団に限り横断幕のスタンドへの貼り付けと応援大旗を振る行為は認めるが、外野中央通路、及び主管球団などが指定した個所のみに限る。) 過度の座席確保のためのレジャーシートなどのによる敷物使用禁止。なお、ジェット風船については特に規制されておらず、他球場に倣い応援の盛り上げに使われている。ボランティアによる使用後の風船の回収とリサイクルの実施が継続して行われ、全国的に注目されている。 しかし、高校野球ではこの規則に関係なくブラスバンドによる応援がされる。 2018年シーズンから応援演出が変わり、鳴り物等の規制はそのままだが楽天攻撃時は球場スピーカーから録音されている応援歌をBGMとして流す方法に切り替えられた。 球場では売店の売り上げを確保するため(球団のコメント)、及び、保安の強化とごみなどの問題を考慮し、食べ物はコンビニや弁当屋からの買出し、自宅からの持込を含めて禁止している。ただし球場敷地内でチェック済みで販売されている、専用のシール(通称:楽天シール)が貼ってある食べ物に限り、持込を許されている。入場時には警察など関係機関からの指導を受け手荷物検査も実施されており、飲料については、缶、瓶、ペットボトル(内容量・フタの有無に関わらず)、水筒、タンブラー、パック飲料の持ち込みは禁止されている。 ただし、外周に飲食可能スペースが多くあるため、このスペースを利用し持ち込み飲食物の飲食を済ませることは可能である。持ち込み禁止については、球団は施設管理者であり営業権も付与されている為、法規上は特に問題が無く現状に至るものの、一部には根強い批判がある事も事実である。ただこの規制も有名無実化してきており、最近では荷物検査も行われず、持ち込みも特に指摘されなくなった。 また気温が上昇しやすい夏季については、通常は持ち込みが禁止されている水筒は持ち込むことが認められているが、2017年まではゲートにて自分自身で中身を指定の紙コップ、または水筒に移し替えが必要となっていた。しかし2018年度からそれが廃止となり、移し替えコーナーは設置されなくなったので、各自で自宅や周辺のコンビニ、自販機から移し替える必要がある。これを受けて「健康上の理由による制限や、乳幼児の食事など、しかるべき理由があるときに限って、特定の飲食物の持参は可能です。当日エントランス係員までお問い合わせください」「ご自身の体調管理のため、800㎖以下であれば、お1人様1本のみ水筒を持参することは可能です」との説明がある。
※この「応援時の鳴り物等の持込規制」の解説は、「宮城球場」の解説の一部です。
「応援時の鳴り物等の持込規制」を含む「宮城球場」の記事については、「宮城球場」の概要を参照ください。
- 応援時の鳴り物等の持込規制のページへのリンク