応援方法の先駆者とは? わかりやすく解説

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応援方法の先駆者

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:46 UTC 版)

広島東洋カープ」の記事における「応援方法の先駆者」の解説

チャンステーマ」も参照 広島は、プロ野球応援スタイルに繋がる数々応援方法生み出したことでも知られている。豊田泰光は、「今のプロ野球応援スタイル起源1975年の、あの“赤ヘルブーム”にある。熱狂的な広島ファンが、初優勝向けてあの応援スタイル作り出した」と述べている。ベースボール・マガジン社も、「日本のプロ野球応援スタイルは、多くカープ応援団がそのスタイル確立したものと言って過言でない」と論じている。また、永井良和橋爪紳也共著南海ホークスがあったころ』では、「広島応援団は、日本のプロ野球界共有財産となるような応援スタイル生み出していった。その方向性1975年広島からもたらされといっていい。広島カープファンは、プロ野球応援に関するかぎりイノベーター称号与えられるにふさわしい」と論じている。 トランペット応援選手応援歌鳴り物などを使用した騒がし応援スタイルは、一高三高定期戦など、戦前から学生野球アマチュア野球ではあった。プロ野球でも戦前チームグループ企業全体上げて応援するスタイル見られたが、戦後手拍子や声援(野次)を中心にした応援主流で、プロ野球応援比較騒がしくはなかった。1950年代テレビ放送が始まると都市対抗野球人気出て応援騒がしくなったが、プロ野球応援徐々に変化していったのは、カープ応援団1975年球場トランペット持ち込みコンバットマーチ演奏したのが大きなきっかけ。また1978年にはチーム中心選手である山本浩二特別な形で応援するため、山本打席に入る際に他の選手異なる曲(通称"コージコール")を演奏したことが選手応援歌始まりとされている。最初は声を合わせてコージ」を繰り返すだけのものだったが、やがてトランペットマーチ乗って、「かっとばせ! コージ」に変わり、他の球場でも「コージ」「コージ」の大声援が起こるようになり、スポーツマスコミがこれを"コージコール"と名付けたことから、トランペットは他の選手たち、そして他チーム選手へも広がっていった。1979年には「花咲かじいさん」のテーマコンバットマーチとともにトランペット応援使用されるようになったその内に、個々人マーチ歌詞がつき、応援団だけでなく、球場詰め掛けファンが声をそろえて声援を送るようになるプロ野球応援鳴り物使われるようになったのは"コージコール"からで、この応援スタイルはこれ以降プロ野球波及したジェット風船1978年カープ関西地区私設応援団近畿カープ後援会』のメンバーが、甲子園球場ジェット風船飛ばしたのが起源という説と1984年甲子園中心に関西地区活動するカープ応援団大阪河内楠公会」のメンバー紙吹雪代わるものとして、大阪松屋町玩具問屋購入した風船飛ばしたのが起源とする説がある。以後広島だけでなく、多くのチームファンが風船飛ばし行っている。なお、2020年以降新型コロナウイルス感染症拡大により、他球団含めてジェット風船飛ばし禁止となっている。 広島ファンの飛ばすジェット風船色について以前統一せず、カラフルであった。後に基本は赤一色となり、マーク入っている。なお7回だけでなく、勝利時にも飛ばす(勝利時も同じく一色)。 スクワット応援応援歌合わせて立った座ったりするスタイルは、1993年オープン戦から地元高校生グループ遊び応援していたのが徐々に広まっていった。最初はこの高校生グループがやり始めると周りの数組が真似をしていただけだったが、数試合後には初回から誰かしら始めるようになり、全体広まった始めのうちはこの応援立った座ったりするのが危険だという事警備員止められることもあった。この応援1試合続けとなるとかなりの運動量(『ズームイン!!朝!』の放送によると、約200キロカロリー)になるため、「カープファンはスクワット応援のための自主トレ行っている」「巨人選手よりカープファンの方が体力がある」などとジョークネタにされることもある。 高木豊数えたところ、1試合スクワット回数は約700回(『伊集院光 深夜の馬鹿力豆知識予備校より)。 選手応援歌を全く知らない人でも気軽に応援参加することが可能で、新規ファン増えやすい要因となっている。 しゃもじ応援1975年初優勝時、カープファンはスタンドしゃもじ打ち鳴らして応援していた。しゃもじ広島湾に浮かぶ宮島名産品として知られ、「勝ちを召し取る(=飯取る)」、また打ち鳴らした時のカチカチ(=勝ち勝ち)」という音からゲン担ぎとして使用されていた。また、高校野球において広島県代表が試合をする際に、しゃもじ応援アイテムとして使われることもある。しゃもじ1980年代半ばまで使用され以後は危険防止のためしゃもじ打ち鳴らす応援行っていない。 メガホン応援応援欠かせないアイテム、「メガホン」。デザイン用途含め年々進化遂げメガホン起源といわれているのが、前述の「しゃもじといわれるしゃもじ応援ヒント得た応援グッズメーカーが、12球団それぞれのチームカーラーのメガホンやメガバットを売り出したところ、飛ぶよう売れて広まったとされる前述スクワット応援でも用いられている。

※この「応援方法の先駆者」の解説は、「広島東洋カープ」の解説の一部です。
「応援方法の先駆者」を含む「広島東洋カープ」の記事については、「広島東洋カープ」の概要を参照ください。

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