応援時の規制
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 21:23 UTC 版)
東京ドームは、野球開催時に以下のような規制を行っている。 トランペット(トロンボーン)、カネ、笛、太鼓指定・許可されたNPB公認の私設応援団のみ持込・使用可 拡声器、ラジカセ等、大音量を発生させる物の持込不可。都市対抗野球大会はマイクの使用が可能。 騒音問題に配慮し、22時以後は使用禁止。巨人主催試合 基本的にトランペットは同時吹奏4本まで。球場から貸与する8枚の腕章を着用しているトランペット(奏者)が演奏できる。本数を超えたり、腕章なきトランペットを吹いた場合、即刻始末書の提出を求められ、NPBへルール違反の報告を行っている。これに関しては応援団担当の警備員が逐一チェックしている。 日本ハム主催試合 基本的にトランペットは本数制限無し。 応援旗一般客は、縦500mm以内、横500mm以内のものであれば持込可。それ以上の大きさのものは、指定・許可されたNPB公認の私設応援団のみ持込・使用可。ただし、同時に振れるのは6本まで。 旗竿は1本に限り、650mm以内であれば持込可。 応援幕一般客は縦600mm以内、横600mm以内の大きさで、必ず一人が手で持てる仕様であるものであれば、持ちやすくするために柄を2本付けたものでも持込可。2人以上で持つものは、横断幕とみなされ、持込不可となる。それ以上の大きさのものは、指定・許可されたNPB公認の私設応援団のみ持込・使用可。上記の大きさを超える「ゲートフラッグ」は、一般客・応援団共に持込禁止。 手持ちのみとし、球場施設(フェンス、スタンド等)への取り付けは禁止。横断幕に旗竿等を使用したものは、一般客・応援団共に持ち込みはできない。 応援ボード等一般客は、大きさは縦600mm以内、横600mm以内の物で、必ず一人が手で持てる仕様であるものであれば、持込可。ボードを支える棒などは使用できない。2人以上で持つものは、横断幕とみなされ、持込不可となる。 1枚の大きさが規定以内でも、テープ等でつなげた物は持込不可。入り口にて切り離すか、没収となる。一枚ずつに分かれているものを2人以上で掲げ、選手の名前や文章にする行為は許可されている。 応援幕・メッセージボード等の内容は、チームや選手を応援するものに限り、公序良俗に反する内容や誹謗中傷(球団への批判等)を含む内容のものは、持込ができない。試合中に掲げても、掲げている内容が試合中でも厳しくチェックされているため、発見され次第係員に没収される。 ジェット風船、紙吹雪、紙テープ優勝決定時の演出を除き、応援団・一般客とも野球の原則使用不可(ジェット風船は、ドームが空気圧で膨らんでおり、それが基で破裂する恐れがあることから、特に使用許可が出る場合を除いて一切使うことはできない。ただし、1998年12月31日から1999年1月1日にかけて行われたJ-FRIENDSのカウントダウンライブはジェット風船が飛ばされていた)。 巨人主催試合は1993年(平成5年)まで、日本ハム主催試合は2006年(平成18年)まで太鼓を使用できなかった。理由は一説によると、東京ドームの応援規制が緩和された1994年(平成6年)に巨人・日本ハム両応援団は「トランペット(トロンボーン)持込数増加」と「太鼓持込」のいずれかを選択することになり、巨人応援団は太鼓を、日本ハム応援団はトランペット(トロンボーン)を選択したと言われる。日本ハム主催試合で2007年(平成19年)以降太鼓が認められるようになったのは、巨人主催試合のビジター戦では太鼓が認められ(パ・リーグ他球団主催試合については不明)、ホーム戦で認められないことに対する矛盾を解消する事が理由であると言われる。
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