帝国家臣団
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「オーバーロード (小説)」の記事における「帝国家臣団」の解説
フールーダ・パラダイン (fluder paradyne) 声 - 土師孝也 職業:ウィザード、キンジュツシ、ビショップなど 呼び名:三重魔法詠唱者(トライアッド) 帝国の主席魔法使い。ベルモウス村の出身。ウェブ版の設定によると268歳。人間としては最高ランクである第六位階の魔法を使いこなす。十三英雄に匹敵か、それ以上の「逸脱者」ともいわれている帝国最大の守護者。趣味は魔法に関する全て。 彼個人の存在が周辺諸国に対する抑止力となり、教導した高弟の中には第四位階の使用者まで現れる等帝国の魔法教育の立役者でもある。 魔法の一種、仙術を不完全ながら発動させる事によって200年以上生きており、相手の使う魔法の位階を見抜く特殊な力(書籍版ではタレント)を持っている。英雄を超えた者としての飄然とした態度の裏に魔道の秘奥のためになら全てを投げうっても構わないという狂的な本質を隠しており、アインズの強大な力を知って即座に傘下に降る。 初代皇帝の時から仕官しており、代々の皇帝に協力して帝国の強大化に努めてきた事情が語られる。ジルクニフに「爺」と呼ばれ個人的な信愛を以て接されており、彼自身も帝国及び歴代皇帝には愛着を持っていたようだが、表向きには帝国に臣従しつつも裏切り、ナザリックを利する行為を行っていた。 ウェブ版ではジルクニフの認可の下、アインズの弟子となり働いている。 ロウネ・ヴァミリネン 声 - 高橋伸也 秘書官。年の割に髪は薄い。 ジルクニフとアインズの会談の際、ナザリックに駐在する間に、ウェブ版では本人は躊躇したが帝国の法律を教授する命を、書籍版では覚悟を決めてナザリックとの連絡手段の構築や使者の滞在場所の確保といった、帝国-ナザリック間の調整の命を受ける。 命を下した直後、デミウルゴスがロウネとすり合わせを行うと知ったジルクニフは、ロウネがデミウルゴスに操り人形にされることを予感した。その後は閑職に回っていたが、帝国が属国になってからは筆頭書記官となっている。 ナテル・イニエム・デイル・カーベイン 声 - 田島章寛 帝国第二軍の将軍。髪を白く染めた壮年の男。個人の武勇は皆無であるが、堅実な指揮ぶりで戦闘では決して負けないと謳われる名将。 先代皇帝にその才覚を認められ取り立てられた。大虐殺では辺境侯の指揮下に入り、その圧倒的な力を目の当たりにする。 ウェブ版では平民出身で名をナテル・イニエム・スァー・カーベイン。帝国の未来という観点ではベリベラッドに近い考えを持つ。 ベリベラッド ウェブ版で登場。帝国第三軍の将軍。無数の戦傷が顔にある歴戦の将軍。偉丈夫で剣の腕も立つ。大虐殺では壊滅的な打撃を受けた王国軍に対する追撃に反対し、絶対的な力を持つアインズを危険視する。 レイ ウェブ版で登場。帝国第八軍の将軍。アインズの圧倒的な力を目の当たりにして心酔し、その力に取り入ろうとする。 のちにアインズからは身辺警護の任を命じられる。 グレガン 帝国第六軍の将軍。フリアーネとジエットの会話の中で言及された。 ベベネ・バイセン ウェブ版で登場。平民から騎士になった男。昇級試験を受けるジエットのチームを護衛する。 フェメール伯爵 ナザリック地下大墳墓の調査を「フォーサイト」や「ヘビーマッシャー」等各ワーカーチームに破格の報酬で提示した貴族。同時に「漆黒」と金級冒険者チーム「スクリーミング・ウィップ」に道中でのワーカーの護衛を依頼した。後にナザリックの調査を依頼した咎で斬首され、帝国の謝罪のしるしとしてアインズに首が献上される。首はアインズの力でデス・ナイトとなった。 グランブレグ伯 ウェブ版で登場。戦士を思わせる体つきをした大貴族。アインズに取り入ったレイと面会し、帝国と王国の今後の情勢を語った後、自らの10歳前後の娘をレイの正妻に提案する。 グライアード侯爵 ウェブ版で登場。大貴族。アインズの帝国内の館で開催されたパーティーに出席し彼の素顔を目撃する。 ウィンブルグ公爵 ウェブ版で登場。ズーラーノーンの下部組織である邪神を信奉する教団に入信している。アインズの帝国内の館で開催されたパーティーで彼の素顔を目撃した後、邪神を信奉する教団の儀式にアインズを招き、信仰の恩賞として10日間という期限付ではあるが若返りをもたらされた。 ヴァネルラント公令嬢 皇帝主催の舞踏会に出席した。ある貴族派閥の令嬢の集まりの中では最も家柄が高いが、他派閥の令嬢の集まりのように厳格な上下階級を敷かず、家柄の低い令嬢に対しても分け隔てなく接する誠実な性格のため、同派閥の令嬢から慕われている。
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